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クリスマス休暇中のスパム量が減少 

Jan 05, 2011 06:15 AM

スパム & フィッシングの現状に関する月次レポートによれば、この数か月、全体のスパム量は減少の一途をたどっています。次のグラフは、8 月以降、世界全体のスパム量が激減している状況を示したものです。

スパム量の減少が特に顕著なのは、クリスマス休暇の間です。次の図は、2010 年 12 月から 2011 年 1 月の最初の数日までの間の世界全体のスパム量を示しています。

スパム量がここまで大きく減少した要因として考えられるものはいくつかあります。まず、MessageLabs の報告によると、Rustock ボットネットからのスパム量が激減したことが挙げられます。2010 年に最も顕著な活動を見せたこのスパムボットネットは 12 月 25 日以降、まったくと言ってよいほど動きを見せていません。この間、Rustock からのスパム量は、世界全体のスパム量の 0.5% を下回っています。また、MessageLabs によれば、他にも 2 つの主なボットネットが、スパムの勢力図から消えています。まず 12 月 28 日に Lethic ボットネットの活動が、12 月 31 日には Xarvester ボットネットの活動が相次いで沈静化しています。次の図は、この 3 つのボットネットのスパム全体に占める割合を示したものです。

ボットネットの関係者たちがいっせいに休暇に入ったということなのでしょうか。この 3 つのボットネットによるスパム拡散の動きが止まっている理由は、現在のところはまったくわかっていません。スパム & フィッシングの現状に関するホームページで、最新の情報をご確認ください。シマンテックでは、これらのスパムの活動がいつその勢いを盛り返すのか監視していきたいと思います。

 

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