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深刻化するシリア危機を悪用する冷酷なスパマー 

Aug 30, 2013 03:16 AM

深刻化するシリアの情勢に対して国際社会が対応に苦慮するなか、詐欺師はまたしても、今最も話題になっているニュースを悪用して自分のスキルを誇示しています。同様の手口についてはこれまでにも、エジプトリビアの政情不安、ラグビーのワールドカップのときにお伝えしました。

最近シマンテックが確認した詐欺メッセージは、赤十字社から送信されたように偽装されていました。メッセージでは、情勢の悪化によってどれほど人道的な危機が差し迫っているかを説明し、赤十字社と赤新月社を支援するよう強く求めています。

SyriaScam.png

不思議なことに、電子メールには実際の英国赤十字社の Web サイトへのリンクがありますが、MoneyGram 社または Western Union 社の送金サービスを使って 500 英ポンド(約 76,000 円)を寄付するよう促しています。

英国赤十字社は現在、シリア危機の犠牲者のための寄付を募っていますが、これらの送信サービスは利用していません。

募金を考えている方は、必ず正規の Web サイトを通じて送金するようご注意ください。

このほか、シリア国内の人が送信したと騙る詐欺メールも確認されています。財産を守るため、あるいは事業を立ち上げるためと称して、資金を国外に持ち出す協力を請うという内容です。この手の詐欺は、送信者の膨大な財産から一部を分け前として提供すると約束し、事態の緊急性を訴えて即時の応答を求めています。ウソのような儲け話は、しょせんはウソだということを忘れないようにしてください。

 

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