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サッカー人気への便乗を続ける詐欺師 

Apr 30, 2013 06:41 AM

寄稿: Avhdoot Patil

フィッシング詐欺の世界では最近も変わらず、サッカーが大人気のようです。2012 年にも、サッカーを利用したさまざまなフィッシング攻撃が確認されましたが、フィッシング詐欺師は早くも 2014 年の FIFA ワールドカップに熱い視線を注ぎ、有名選手やサッカークラブを狙っています。リオネル・メッシ選手のファンを狙った詐欺や、FC バルセロナを利用した詐欺は、そういったフィッシングの一例です。たくさんのファンが付いている有名選手を利用すれば、標的も膨大な数にのぼり、結果的に個人情報を収集できるチャンスも大きくなることを詐欺師は知っています。2013 年 4 月にもこの傾向は続き、同じようなフィッシング詐欺の手口が横行しています。今回のフィッシングサイトは、フランスにある無料の Web ホスティングサイトを利用していました。

このフィッシングサイトでは Facebook のログイン情報を入力するよう要求します。ページにはリオネル・メッシ選手、FC バルセロナ、あるいはクリスティアーノ・ロナウド選手が目立つようにデザインされています。フィッシングページには彼らの画像が掲載され、いずれかの正規の Facebook ページであるかのような印象を与えます。なかには、「first social networking site in the world(世界で最初のソーシャルネットワークサイト)」というタイトルの偽サイトまでありました。ユーザーは、Facebook ページにアクセスするために Facebook のログイン情報を入力するよう求められます。ログイン情報を入力すると、ログインが有効であると思い込ませるようにリオネル・メッシ選手、FC バルセロナ、またはクリスティアーノ・ロナウド選手の正規のコミュニティページにリダイレクトされます。この手口に乗ってログイン情報を入力したユーザーは、個人情報を盗まれ、なりすまし犯罪に使われてしまいます。
 

Fraudsters Repeatedly 1.jpeg

図 1. リオネル・メッシ選手の画像が掲載された偽の Facebook ページ
 

Fraudsters Repeatedly 2.jpeg

図 2. FC バルセロナの画像が掲載された偽の Facebook ページ
 

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図 3. クリスティアーノ・ロナウド選手の画像が掲載された偽の Facebook ページ
 

インターネットを利用する場合は、フィッシング攻撃を防ぐためにできる限りの対策を講じることを推奨します。

  • 電子メールメッセージの中の疑わしいリンクはクリックしない。
  • 電子メールに返信するときに個人情報を記述しない。
  • ポップアップページやポップアップ画面に個人情報を入力しない。
  • 個人情報や口座情報を入力する際には、鍵マーク、「https」の文字、緑色のアドレスバーなどが使われていることを確かめ、その Web サイトが SSL で暗号化されていることを確認する。
  • ノートン インターネットセキュリティやノートン 360 など、フィッシング詐欺およびソーシャルネットワーク詐欺から保護する統合セキュリティソフトウェアを使う。
  • 電子メールで送られてきたリンクや、ソーシャルネットワークに掲載されているリンクがどんなに魅力的でも不用意にクリックしない。
  • 偽の Web サイトや電子メールを見かけたら報告する(Facebook の場合、フィッシング報告の送信先は phish@fb.com)。

 

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