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2016 年 7 月の最新インテリジェンス 

Aug 08, 2016 12:00 AM

2016 年 7 月の状況を反映して、「Latest Intelligence(最新インテリジェンス)」ページが更新されました。サイバーセキュリティ上の脅威やトレンドと、マルウェア、スパムなど有害な可能性のあるビジネスリスクに関する最新の分析をご報告しています。このページの最新情報から、7 月の主なポイントをご紹介します。

7 月の Web 攻撃リストをツールキット別に見ると、Neutrino が 10% 以上も増えて 21.5% となり、最上位に立ちました。Angler ツールキットは、7 月にもさらに 15.7% 減少して 2 位に退いています。Angler の活動低下は、5 月から 6 月にかけて 30% 近くも減少したのが始まりで、その数カ月前には Nuclear と Spartan もあいついで姿を消していました。

Latest Intelligence July 1.png
図 1. 7 月には、Neutrino 悪用ツールキットが、Web 攻撃の最上位を占めた

フィッシングの比率は、メール 1,886 通あたり 1 通へと増加しました。分野別で見ると製造業が 758 通あたり 1 通と最多で、これは 3,941 通あたり 1 通だった 6 月と比べると突出した増加率です。1,242 通あたり 1 通の農林水産業がそれに次いでいます。企業規模別では、従業員数 2,501 人以上の企業が、1,171 通あたり 1 通と最多でした。

Latest Intelligence July 2.png
図 2. メールフィッシング攻撃で標的となったのは、製造業が最多だった

メールマルウェアの比率は、194 通あたり 1 通へと増加しました。行政機関を除いてほとんどの業種で、この増加傾向は共通しています。企業規模別に見ても、7 月にはメールマルウェアが増えており、最も増加率が高かったのは、従業員数 1,501 ~ 2,500 人の規模でした。

全世界におけるスパムの比率は、6 月の 52.7% から減少して 53.2% となりました。スパムの比率の最上位は、4 カ月連続で建設業となり、パーセンテージも 1.4 ポイント上昇して 59.9% となっています。56% で 2 位に続いたのは鉱業で、6 月からは 0.4% の増加。これに、55.3% の小売業が続きます。企業規模で見ると、6 月にスパム率が最も高かったのは従業員数 1 ~ 250 人の組織でした。

以上は、7 月に目立った傾向の一部にすぎません。脅威の世界を俯瞰するその他のグラフや表、分析については、2016 年 7 月度の最新インテリジェンスをぜひご確認ください。

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【参考訳】

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