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Android マッドウェアとマルウェアの傾向 

Oct 30, 2013 03:36 AM

10 月 29 日、シマンテックは、今年上半期に Android アプリマーケットに出現したセキュリティリスクに関するレポートを発表しました。このレポートではマルウェアとマッドウェア(モバイルアドウェア)の傾向を取り上げています。マッドウェアとは「攻撃的な広告ライブラリ」を使うアプリのことです。広告ライブラリは、ターゲティング広告を提供するためにアプリのユーザーに関する情報を収集する機能を備えていますが、一部には、個人情報を漏えいしたり、通知バーに広告を表示する、広告アイコンを作成する、Web ブラウザのブックマークを変更するといった、迷惑な動作を行ったりするものもあります。シマンテックは、このようなライブラリを「攻撃的な広告ライブラリ」と呼んでいます。

今年半ばの時点で 65 個の広告ライブラリが知られていましたが、そのうちの半数以上が「攻撃的」と分類されました。攻撃的な広告ライブラリを使うアプリの比率は 2010 年から上昇傾向にあり、2013 年の上半期には 23% にも達しています。今回のレポートによれば、マッドウェアが最も多く見つかるのは[カスタマイズ]カテゴリからダウンロードしたアプリで、[ライブラリ & デモ]カテゴリと[レース]カテゴリがこれに続きます。一方、マルウェアが多く見つかるのは[写真]、[アーケード & アクション]、[エンタテイメント]のカテゴリなので、マッドウェアとマルウェアでは存在している場所が異なります。

予想されたとおり、マルウェアは変わらず増加し続けており、既知のマルウェアサンプルの数(マッドウェアとグレイウェアは除く)は、2013 年 6 月にほぼ 275,000 に達し、1 年前の 2012 年同月と比べると 4 倍にもなっています。

「Mobile Adware and Malware Analysis(モバイルアドウェアとマルウェアの解析)」レポート(英語)は、こちらからダウンロードいただけます。

 

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