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トルコ警察になりすました Facebook のセキュリティ詐欺 

Jun 05, 2013 03:16 AM

寄稿: Avdhoot Patil

フィッシング攻撃のプラットフォームとしてソーシャルネットワークサイトを集中的に利用する例が後を絶ちません。シマンテックでも、ソーシャルネットワークに関連したフィッシング攻撃を何度も確認しています。フィッシングの餌としては、有名人を利用した宣伝、偽のアプリケーション、無料の通話時間、懸賞などが多用されています。最近では、トルコの Facebook ユーザーを標的としたフィッシング攻撃で、トルコ警察が悪用された例があります。このフィッシングサイトは、無料の Web ホスティングサイトをホストとして利用していました。

Phishers_Turkish_police.png

図. トルコ警察の正規の Web ページに見せかけたフィッシングサイト

このフィッシングサイトはトルコ語で書かれており、トルコの治安局長が所有者だと謳っています。さらに、トルコ警察が最近 Facebook アカウント情報の盗難を確認したため、Facebook の情報漏えい対策として Web サイトを作成したという説明が続きます。また、トルコの刑法に従って、ユーザーは正しい情報を入力する必要があり、ログイン情報を入力すれば、ユーザーアカウントの保護申請が警察に送信されると書かれています。

フィッシングページには、アンカラにあるトルコ警察本庁の名前と住所が記され、このメッセージはトルコ警察のセキュリティシステムから送信されたことになっていますが、言うまでもなく、フィッシングサイトはユーザーのログイン情報を盗み出す目的で作成されたものです。ログイン情報を入力すると、フィッシングページは正規の Facebook サイトにリダイレクトされます。

このフィッシング詐欺に引っかかってログイン情報を入力すると、詐欺師に情報を盗み出されてしまいます。

インターネットを利用する場合は、フィッシング攻撃を防ぐためにできる限りの対策を講じることを推奨します。

  • 電子メールメッセージの中の疑わしいリンクはクリックしない。
  • 電子メールに返信するときに個人情報を記述しない。
  • ポップアップページやポップアップ画面に個人情報を入力しない。
  • 個人情報や口座情報を入力する際には、鍵マーク、「https」の文字、緑色のアドレスバーなどが使われていることを確かめ、その Web サイトが SSL で暗号化されていることを確認する。
  • ノートン インターネットセキュリティやノートン 360 など、フィッシング詐欺およびソーシャルネットワーク詐欺から保護する統合セキュリティソフトウェアを使う。
  • 電子メールで送られてきたリンクや、ソーシャルネットワークに掲載されているリンクがどんなに魅力的でも不用意にクリックしない。
  • 偽の Web サイトや電子メールを見かけたら通知する(Facebook の場合、フィッシング報告の送信先は phish@fb.com)。

 

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