シマンテックは、新しい統合型エンドポイント暗号化ソリューション Symantec Endpoint Encryption v11 を発表いたしました。このソリューションはシマンテックが PGP と GuardianEdge を買収して得たテクノロジを 1 つのコンソールに融合したものです。このコンソールには、ディスクとリムーバブルメディアの暗号化機能、すぐに使用できるレポート機能、エンタープライズ規模の管理機能を搭載しています。Symantec Endpoint Encryption 11 の主な特長は次のとおりです。
Drive Encryption、Endpoint Encryption、Removable Media Encryption の既存のお客様は、メンテナンス契約を現在お持ちで、以前のライセンスが新しいライセンスに統合される場合、このライセンスを無償で入手することができます。お客様がまだ新製品に切り替える準備ができていない場合、お持ちのシマンテックのディスク暗号化ソリューションは Symantec Endpoint Encryption 11 と同じ環境で動作するため、そのまま継続してご使用いただけます。
シマンテックの暗号化ソリューションの購入方法に関して、価格とライセンスの戦略が大幅に合理化されました。その結果、管理機能がほぼすべての暗号化ソリューションに含まれるようになり、ライセンスに組み込まれました。お客様は、これまでどおり管理対象環境または管理外の環境で運用することも選択できます。既存のお客様には、この管理機能が無償で提供されます。シマンテックは、充実したサポートとサービスをお客様に引き続き提供してまいります。
将来を見据えた設計
Symantec Endpoint Encryption 11 は強固な基盤上に構築されており、ついにサードパーティのネーティブ暗号化やドライブ暗号化をサポートするようになりました。来年には自己暗号化ドライブをサポートし、Microsoft BitLocker と Apple FileVault2 をシマンテックの管理コンソールから管理、監視、レポート作成する機能を搭載する予定です。また、シマンテックでは将来的にさらに多くのスマートカードをサポートすることを目指しており、インターネット端末や月次メンテナンスなどの用途でプリブートを回避する機能が必要な環境にも対応できるようになります。TPM のサポートによって、コンプライアンスを「迂回」するのではなく、異なる保護方式に切り替えることができるようになります。
リムーバブルメディアに関しては、Symantec Endpoint Encryption 11 は基盤として PGP の技術を使用しており、USB ドライブや DVD でのファイル共有だけでなく、ネットワークを介した共有やクラウドでの共有にも対応します。ファイル暗号化製品を企業に導入するには、暗号化は一度だけで、どこからでもアクセスできる機能が不可欠です。そのため、シマンテックは、このようなロードマップの強化に取り組んでいます。