「名前がいったいなんだと言うの。バラはどんな名で呼ぼうとかぐわしいものなのに」―シェイクスピアが『ロミオとジュリエット』の中でジュリエットに語らせたこの名台詞のように、大切なのは実体であって名前ではありません。
先週、W32.Changeup という脅威の検出数が増加していることをご報告しました。他のベンダーからも記事が公開されていますが、命名の規則はセキュリティベンダーごとに異なっています。シマンテックの場合は、最初に発見されたときにこの脅威を W32.Changeup と命名しました。
他のベンダーでは、W32.Changeup の検出名は以下のようになっています。
命名規則は異なっていますが、ワームはどんな名前で呼ぼうとワームです。そしてこのワームに限っては、下火に向かう様子がありません。最近のデータでも、W32.Changeup の影響は大きくなる一方です。
6 日間にわたって、セキュリティレスポンスは W32.Changeup の検出数が大幅に増えていることを確認しています。
シマンテックは、この脅威について情報の更新を続け、新しい亜種の出現に応じて検出定義を追加していく予定です。お客様は、ウイルス定義と侵入防止定義を最新の状態に保つようにしてください。
ウイルス対策
侵入防止システム
このワームは Windows の AutoRun 機能を使って拡散するので、この機能の悪用を防ぐための措置を事前に講じることもお勧めします。
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