シマンテックは、相互信頼、尊重、自己実現、各自のリーダーシップの文化を推進することによって、社員の生活に前向きな影響をもたらすように努めています。
責任の文化
シマンテックのビジネスの性質上、お客様の情報のセキュリティ、アベイラビリティ、整合性の確保に役立つことは、グローバルな責任の文化を築くきっかけとなります。シマンテックの従業員は、世界中どこの社員でも、お客様や他の従業員との日常のやり取りにおいて一貫した行動を取るために作られたシマンテックの行動規範 (英語) に則して行動しています。
シマンテックでは、従業員とサプライヤーのポリシー、プログラム、イニシアチブを作成する上で、国連グローバルコンパクト (英語) で提唱する労働者の権利と人権の原則に特に配慮しています。
Diversity and Inclusion (多様性と受容)
シマンテックでは、従業員ひとりひとりのあらゆる違いを「Diversity (多様性)」と定義しています。 才能ある多様な人材を呼び込み、確保し、引き付けることは、当社製品のイノベーションやクリエイティビティの強化につながります。 そのため、当社では雇用にあたって差別を行わないよう継続的に注力することがビジネスに不可欠であり、業績に直結すると認識しています。
今日までに成功した人材雇用により、シマンテックは一流のグローバルな戦力となる顕著な競争力を身につけています。 シマンテックは、世界 47 カ国を超える 270 カ所近い事業所に 1 万 7,000 人を超える従業員を擁し、ビジネスを行うあらゆる市場の企業、政府、団体、コンシューマの方々のニーズに応えることができています。
経営幹部による監督
シマンテックの多様性への取り組みは、シマンテックのグローバルな多様性と受容のイニシアチブを推進し、擁護する Executive Steering Committee を最高機関として始まっています。 シマンテックは地域の Diversity and Inclusion Councils も設立しました。 地域の Diversity and Inclusion Councils は、それぞれの事業拠点の多様性を反映し、各自が時間と能力をボランティア活動に当てることで多様性の認識を確立し、差別のない作業環境を推進する従業員で構成されています。
従業員の参画
シマンテックは、多文化、多民族の世界でビジネスを成功させるための方法を従業員に教示するためのさまざまなプログラムを展開しています。新規に採用された従業員は、オリエンテーションの一環として多様性に関するトレーニングを受けます。また、すべての従業員は、世界の文化の違いに関する認知を高めるために作成された、「Globe Smart」と呼ばれるオンラインツールにアクセスできるようになっています。シマンテックのイントラネットのホームページには、「Cultural Heritage Calendar」という各文化のカレンダーがあります。従業員は多様性と受容についての社内 Web サイトにアクセスすることができ、多様性の問題やアウトリーチ活動などのリソースに関わる情報を簡単に入手できます。
シマンテックでは、シマンテックのイントラネットで従業員が利用できる多様性と受容に関するコンテンツを、2009 会計年度に飛躍的に整備しました。 新しい Web コンテンツには、Q&A、多様性ツールキット、アフィニティーグループとアウトリーチイベントに関する情報、Global Diversity Message Board へのリンクがあり、すべての従業員が多様性に関するメッセージ、ブログ、アーティクルを送信できます。
さらに、8,000 人を超える従業員が 2009 年 Diversity and Inclusion Survey に参加しました。 シマンテックは、違いを尊重し、オープンにしている社風を総合的に評価する設問で高得点を上げました。 85% を超える回答者は、マネージャが従業員の違いやユニークな視点を十分に尊重しており、それぞれの部門はさまざまな経歴をもつ従業員にとってなじみやすいと答えています。
改善が必要な領域として、大多数の従業員は無神経または無礼と考えられる行動または事態に対してシマンテックのマネージャが力を尽くしていないと考えています。 シマンテックにおける女性の機会拡大に関する男性と女性の認識にもギャップがあり、女性の回答は男性より好意的ではありませんでした。
調査の結果はDiversity and Inclusion Executive Steering Committee に提示され、経営陣と世界中の多様性と受容担当者がこれを共有します。 各事業拠点は、その事業拠点で得点の低い領域に対応する活動計画を作成します。
技術分野における女性の機会拡大
技術産業では、技術職とリーダー職の女性は人口比で少数です。 シマンテックは、技術的な才能のある女性を惹きつけて確保し、ビジネス計画における視点の多様性を保証するには、要員の課題に対処するための体制変更と積極的で計画的なイニシアチブへの取り組みが必要であると認識しています。 シマンテックでは、このために、リーダーシップ、技術、セールスにおける女性の役職の増加を目的とする女性のイニシアチブを始動しました。 シマンテックの包括的な目標は、キャリア志望のすべての女性を支援し、奨励する作業環境を構築することです。
女性は現在シマンテックの要員の 28% 近くを占めており、全体として業界の女性の比率と一致しています。 シマンテックでは、こうした基礎を踏まえた女性のイニシアチブ構築に尽力しており、その早期の結果を確認しています。世界的に女性の雇用は 2% 増加し、女性の離職者数は 1.2% 減少しています (2007 年 12 月までと 2008 年 12 月までの年間の比較による)。
Calvert Women’s Principles™
2007 年 10 月に、シマンテックの Diversity and Inclusion Steering Committee は Calvert Women’s Principles™ (英語) を採用しました。 Calvert Women’s Principles は、女性の問題だけに焦点を合わせた企業経営に関する初めてのグローバルな規範です。
過去 2 年間で、シマンテックはより広範な Gender Equality Principles (GEP) に関して、サンフランシスコ市の、Calvert、Verité、およびサンフランシスコ湾周辺の 16 の著名企業と提携しました。 San Francisco GEP は Calvert Women’s Principles™ を地域的な問題や機会に取り組むために活用して拡大し、民間企業がその進捗を評価できる明白で実際的な標準と基準を提供します。 シマンテックは、四半期ごとの円卓会議に参加して各社間で技術情報を共有できるディスカッションを行い、GEP の実施を促進する指標やその他のベンチマークツールの作成に努めています。 シマンテックは、サンフランシスコ市にも資金援助を行い、このイニシアチブをサポートするための基本的な技術ニーズに対応しています。
2009 年 3 月に、シマンテックは、国連グローバルコンパクトと United Nations Development Fund for Women (UNIFEM) が出資するイベント、「Advancing Women in the Global Marketplace (英語)」に参加しました。 このイベントでは、企業が男女平等推進の企業アジェンダを設定する際に Calvert Women’s Principles™ の役割に注目することによって、女性の権限を強化できる方法を特定します。
Symantec Women’s Action Network (SWAN)
Symantec’s Women’s Action Network (SWAN) は、才能ある女性を惹きつけ、女性がシマンテックでそのキャリアをさらに向上させるのを支援し、奨励することを意図しています。 SWAN を通じて、女性従業員は社内のあらゆるレベルで個人およびプロフェッショナルのネットワークを形成できるようになり、お互いに親しい関係を築いたり、どうすれば女性従業員にとってシマンテックがより働きやすい職場となるか情報交換する機会を提供しています。
現在、シマンテックはインドと英国の新しい支部を含む 12 の SWAN 支部を世界中に配置しています。 SWAN のメンバーは草の根レベルで認識を確立し、その結果、リーダーシップや技術の会議に出席するだけでなく、こうした会議でプレゼンテーションを行い、Web セミナーやパネルに参加するシマンテックの女性従業員数の大幅な増加に代表されるように、従業員の参画が増えました。 たとえば、2009 会計年度にリーダーから 18 人の女性技術職が推薦され、Grace Hopper Celebration of Women in Computing (英語) に出席しました。推薦が 4 人であった 2006 年より増加しています。 Culver City、Roseville、Heathrow の SWAN メンバーは、地域の学校やガールスカウトの集まりに出向き、若い女の子たちが将来コンピュータ業界に関心を持つことができるような、模範的な役割を果たしています。
LGBT コミュニティへの支援
シマンテックは、LGBT (Lesbian、Gay、Bisexual、Transgender の略) コミュニティを支援します。 シマンテックの Diversity and Inclusion Councils と LGBTA (Lesbian、Gay、Bisexual、Transgender、Allies) 賛同者の継続的なリーダーシップにより、シマンテックは年間を通じて国内のパートナーに特典を提供し、仮想ネットワーキンググループを促進し、ゲイプライドイベントに出資しています。 これらのグループは、シマンテックの雇用機会均等ポリシーと差別およびハラスメント禁止ポリシーの改訂も推進しました。 シマンテックの行動規範には、次回の改訂で性別認識に関する文言が追加される予定です。
シマンテックの取り組みの結果として、シマンテックは Human Rights Campaign’s 2009 Corporate Equality Index (英語) で 100% を獲得した 260 社の 1 社となりました (前年の 85% から上昇)。
多様性を推進する団体との提携
シマンテックは、多様性と受容を推進するさまざまな組織を支援し、こうした組織と提携しています。 シマンテックが提携および加入している組織は、以下のとおりです。
- National Society of Black Engineers (NSBE)
- Catalyst Women
- WITI (Women in Technology International)
- The National Society of Hispanic MBAs (NSHMBA)
- National Black MBA Association (NBMBAA)
- Society of Women in Engineering (SWE)
- Anita Borg Institute for Women & Technology (ABI)
- Society for Hispanic Professional Engineers (SHPE)
- Women International Networking (W.I.N.) (EMEA)
- National Action Council for Minorities in Engineering (NACME)
従業員の雇用と育成
シマンテックでは、創造的な思考と、シマンテックのお客様のニーズを満たす新しい方法の絶え間ない追求は、シマンテックの従業員に委ねられています。 シマンテックの従業員が実務のあらゆる面で高い満足度を得るようにすることと、従業員に対して新しいスキルを育成し、既存の能力に磨きをかける機会を提供して、それぞれの職務を改善することによって、シマンテックは実際には自社の長期的な成功に投資しています。
従業員満足度調査
シマンテックでは、毎年春に世界の従業員を対象に年間の従業員満足度調査を実施しています。 2009 年度の調査の結果は、従業員の日常業務がお客様の体験にどう影響するかについて、ほとんどの従業員が理解していることを示しています。 しかし、従業員は、シマンテックが有効なキャリア育成計画を改善できれば、それにより従業員がお客様のニーズをさらに効果的に満たすことができるようになると提言しています。
こうした検討事項に対応して、シマンテックはそのプロセスと手順を改善し、従業員がお客様のニーズを満足できるようにすることに力を注いでいます。 さらに、シマンテックは Symantec Applause プログラムなどの報酬および表彰プログラムに焦点を合わせ、従業員が適切なトレーニング、リソース、キャリア計画を達成し、前進するのを支援します。 従業員をビジネス戦略に結び付け、信頼性と透明性の高い状況を構築し続けるための、追加のキャリア計画プログラムを策定中です。
シマンテックでは、年間の従業員の調査に加えて、Employee Net Promoter Scores (ENPS) を使用して四半期ごとに従業員の雇用状況を評価しています。 調査項目の一例は、「総合的に、友人や仲間に職場としてシマンテックを勧めようとする可能性はどれくらいありますか」という質問です。2009 年 4 月までの過去 1 年間に、シマンテックの ENPS スコアは大幅に向上しています。
トレーニング
シマンテックの従業員育成プログラムには、あらゆる職務にグローバルに適用できるカリキュラムが揃っています。 このプログラムによって、従業員のビジネス、技術、および対人関係のスキルが向上し、彼らが選んだキャリアパスで活躍できるようになります。また、講師が指導するクラスと E ラーニングのクラスを組み合わせて、従業員のプロフェッショナルとしての可能性を最大限に引き出しています。 シマンテックでは、資格を取得する従業員に対する授業料の返還も行っています。
| 2009 会計年度 | 2008 会計年度 | 2007 会計年度 | 2006 会計年度 |
| 16,682 | 11,596 | 13,679 | 12,139 |
1 つ以上のトレーニング活動に登録または完了したフルタイムとパートタイムの従業員数
ワーク/ライフバランス
バランスのとれたパーソナルライフとプロフェッショナルライフを送る従業員は、満足度と生産性が高く、ストレスも少なくなります。シマンテックでは、従業員向けにさまざまなプログラムや特典を提供し、個人や家庭での役割を果たすのを支援することによって、このバランスを向上させようとしています。
シマンテックには、従業員の出産、養子縁組、里子の受け入れに際しての有給休暇制度があり、母親だけでなく父親にもこの制度の利用を奨励しています。シマンテックでは、保育施設の紹介、子供、両親、高齢者のための無料ケアキット配布、「Live and Work Well Here」と呼ばれるオンラインのインタラクティブツール、従業員が 24 時間 365 日健康情報について電話で問い合わせができる Informed Health Line など、従業員支援プログラムを通じて提供される育児および介護サポートサービスも確立しています。
また、シマンテックでは、フレックスタイムや在宅勤務制度が従業員の生産性を向上させながら、職場や家庭でのニーズに対応する有効な手段になると考えています。 そのため、従業員が上司と相談して在宅勤務やフレックス勤務を取り入れることを勧めています。
シマンテックでの勤務について詳しくは、シマンテックの 採用情報 Web サイトを参照してください。
健康と安全
シマンテックは、従業員の健康と安全を真剣に考えています。 従業員が危険な状況を避け、事故、災害、健康上の緊急事態に対応できるように作られた、一連のプログラムを導入しています。
Global Injury and Illness Prevention Program
シマンテックの Global Injury and Illness Prevention Program は、オフィスのエルゴノミクス (人間工学)、緊急時への備え、緊急時連絡体制、セキュリティに関する情報とトレーニングを従業員に提供します。 さらに、海外に出張する従業員のために、グローバルな緊急医療相談、治療、およびセキュリティプログラムを導入しています。
シマンテックは、すべての従業員に安全で健康的な労働環境を提供することに力を尽くし、職場での事故やけがを防止するための安全プログラムを作成し、実施しています。 シマンテックの組織のあらゆるレベルの従業員は、シマンテックの Code of Safe Work Practices に従って安全に働き、危険な状況を是正する責任を負います。 シマンテックの健康と安全のプログラムは、シマンテックが所在する地域の法律と規制に準拠するように策定されています。
シマンテックは、ベンダーやコンサルタントにもその業務に健康、安全、環境保護の原理を盛り込んだプログラムを維持するように要求しています。
健康と安全の実績 (2008 会計年度)
| 健康と安全の実績 | 2009 会計年度 | 2008 会計年度 |
| けがと病気の合計 | 57 | 74 |
| 労働損失日数 | 420 | 206 |
| 死亡者数 | 0 | 0 |
エルゴノミクス (人間工学)
シマンテックでは、シマンテックの Injury and Illness Prevention Program の一環として、独自に開発した最新のオンライン自己評価ツールを利用するすべての従業員向けの、グローバルな人間工学評価プログラムを実装しています。 追加の調整が保証されている場合は、人間工学の専門家が電話または出張でコンサルティングを行い、人間工学的な評価を行います。 このプログラムによって、従業員の職場で発生した苦痛、不快症状、人間工学関連の傷害が減りました。
緊急対応チーム
シマンテックの従業員数の多い事業所では、オンサイトボランティア Emergency Response Team (ERT) を組織しています。 ERT は緊急医療と災害応答のトレーニングを受けています。 各チームは職場で発生した医療の緊急事態や事故に即応する準備が整っており、必要に応じて現地の専門家による緊急サービスを支援することができます。 さらに、ERT のあるシマンテックの各事業所は、従業員や訪問客が心臓停止に陥った場合の救命用に自動体外式除細動器 (AED) の使い方のトレーニングを受けています。
Emergency Evacuation Team (EET) は、ERT のないサイトの従業員ボランティアで構成されています。 EET は、緊急時の建物からの避難を支援します。
従業員のボランティア活動とマッチングギフトプログラム
シマンテックでは、就業時間内外を問わず、地域のコミュニティでボランティア活動に参加することを従業員に積極的に奨励しています。2006 年 10 月には、「Dollars for Doers」という新たなプログラムが導入されました。このプログラムでは、社員が非営利団体でボランティア活動を行った場合、年間 1 人あたり 1,000 ドルを限度として、活動時間 1 時間につき 15 ドルがシマンテックから直接その団体に支払われます。シマンテックでは、部門でのチームビルディングの一環として、ボランティア活動を行うことも奨励しています。
私たちは、各地域のパートナーとともに社員が参加できるボランティアの機会を創出しています。ボランティア機会のご提案は community_relations@Symantec.com まで電子メールでご連絡ください。
シマンテックは、非営利団体への社員による寄付金と同等の寄付も行っています。 シマンテックのマッチングギフトプログラムへの社員の参加率は、毎年増加を続けています。 従業員のボランティア活動とマッチングギフトプログラムについて詳しくは、コミュニティ Web ページを参照してください。




