更新日: 2007 年 2 月 13 日 11:59:01 AM
別名: Deunis, Hawaii, Marijuana, New Zealand, San Diego, Smithsonian
種別: ウイルス
感染サイズ: 512 バイト
Stoned.Standard のウイルスコードのサイズは 1 セクタで、4K のメモリを占有します。たとえば、640K マシンで CHKDSK を使用すると 651,264 バイトの空きメモリが報告されます。
ハードドライブでは、元の MBR が感染したドライブの物理セクタ7に保存されます。フロッピーディスクでは、元の DOS ブートセクタがサイド 1、シリンダ 0、セクタ 3 の物理セクタ(論理セクタ11)に保存されます。360K のフロッピーディスクでは、このセクタはルートディレクトリの末尾セクタに該当します。ディレクトリに空きがない場合はディレクトリの末尾 16 項目に上書きされます。容量が 360K を超えるフロッピーでは、ルートディレクトリの先頭に近い位置に保存されます。
感染したフロッピーからシステムを起動すると、Stoned.Standard はまず MBR が既に感染しているかどうかを確認し、まだ感染していない場合は MBR に感染します。Stoned.Standard がハードドライブに感染するのはこの時だけで、ウイルスがメモリに常駐しているときに MBR からウイルスを駆除しても、ハードドライブに再び感染することはありません。また、このウイルスはシステム起動時に 8 分の 1 の確率でビープ音を鳴らし、メッセージを表示します。
感染したブートセクタや MBR には、次の暗号化されていないメッセージが含まれます。
Your PC is now stoned! LEGALIZE MARIJUANA!
このメッセージの先頭は、セクタのオフセット 18Ah にあります。ディスク編集プログラムでブートセクタや MBR を調べれば、感染を確認することができます。現在、遭遇の可能性が比較的高い変種が確認されていますが、多くのアンチウイルスソフト製品では、Stoned.Standard と同じものとして検出されます。この変種では、メッセージ部分の"Your PC is now stoned! LEGALIZE MARIJUANA!"が破損しています。
Stoned.Standard は、1987年にニュージーランドにあるウェリントン大学の学生によって制作されました。このウイルスは仕様上、MBR と 360K のフロッピーディスクのブートセクタにしか感染しないようになっています。実際にそうであれば、このウイルスは比較的良性と言えます。しかし、このウイルスは実際にはどのサイズのフロッピーディスクにも感染することができ、感染したディスク上のデータを破壊する能力を持っています。破壊力は、フロッピーディスクのサイズに比例して大きくなります。たとえば、1.44MB のフロッピーディスクに感染した場合、ルートディレクトリの 17~32 番目の項目が上書きされます。推奨する感染予防策
シマンテックセキュリティレスポンスでは、すべてのユーザーと管理者の皆様に対し、基本的なオンラインセキュリティ対策として日常的に次のことを実行することを勧めています。
- 不必要なサービスをすべて無効化するか、あるいは削除する。 OSの多くは標準で、FTPクライアント、telnet、Webサーバーなどコンピュータの操作に必ずしも必要ではない付加的なサービスをインストールします。そのような付加的サービスは、攻撃の侵入経路として利用されます。そのような付加的なサービスを削除することによって、複合型リスクの攻撃経路をその分少なくすることができ、パッチ適用時にも更新が必要なサービス数を減らすことができます。
- 1 つ以上のネットワークサービスが複合型脅威によって悪用された場合、パッチを適用するまでの間、攻撃対象となったサービスを無効にするか、またはそのサービスへのアクセスを遮断する。
- 常に最新のパッチを適用しておく。特に、公開サービスをホストしていたり、HTTP、FTP、メール、DNS サービスなど、ファイアウォールを介してアクセス可能にしているコンピュータに対しては必ず最新パッチを適用しておくよう心がけてください。 . また、この記事、信頼できるセキュリティ情報、ベンダーの Web サイトのいずれかで言及されているセキュリティアップデートがある場合、そのセキュリティアップデートも適用してください。
- パスワードポリシーの徹底。 複雑なパスワードを設定しておけば、セキュリティが低下したコンピュータ上に保存しているパスワードファイルの解読を困難にすることができます。これにより、攻撃を受けた場合でも被害を防止あるいは最小限に抑えることができます。
- メールサーバーを、ウイルスが感染拡大を試みる際によく使用するファイル拡張子(.vbs、.bat、.exe、.scrなど)が付いた添付ファイルを含むメールをブロックあるいは削除するように設定しておく。
- ネットワーク接続しているコンピュータが感染した場合は、他のコンピュータへの感染拡大を防止するために、そのコンピュータをすみやかにネットワークから切り離す。被害を受けたコンピュータに対し被害状況の分析を行ない、信頼できるメディアを使って復旧を図る。
- 予期せぬメールが届いた場合には、添付ファイルを開かないように従業員を指導する。 また、インターネットからダウンロードしたソフトウェアについては、必ずウイルススキャンを実行し、問題がないことが確認できるまでは絶対に起動しない。 既知のセキュリティホールに対応するパッチが適用されていないWebブラウザーを使用している場合は、安全でないWebサイトにアクセスするだけで感染する可能性があることに留意する。