発見日: 2002 年 2 月 20 日
更新日: 2007 年 2 月 13 日 11:55:21 AM
別名: Backdoor.Infector, Win32.Theinf
種別: トロイの木馬
Backdoor.Surgeon が実行されると、次のことを行います。
偽装:
一定していません。ハッカーはこのバックドアトロイの木馬を正規プログラムとマージすることによって、トロイの木馬が動作中でもその実体がユーザに気づかれないようにします。
ファイルのインストール:
Backdoor.Surgeon は自分自身を %Windows% フォルダにコピーします。コピーに使用されるファイル名は作成者が任意に設定可能なため、一定していません。
注意:%Windows% は可変です。このトロイの木馬は、\Windows フォルダ(標準では C:\Windows または C:\Winnt) を探し出し、そこに自分自身をコピーします。
起動方法:
このバックドアトロイの木馬は、次のいずれかの方法を使って、システム起動時に自分自身が起動されるように設定します。
- 次のいずれかのレジストリキーに、トロイの木馬が作成したファイルを参照する値を追加する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunServices
- %Windows%\Win.ini ファイルの"Run="行から自分自身が起動されるように設定する。
- %Windows%\System.ini ファイルの"Shell=" 行から自分自身が起動されるように設定する。
ハッカーへの通知:
Backdoor.Surgeon は、システムへの侵入が成功したことを ICQ または IRC を使ってハッカーに通知するように設定することが可能です。
ハッカーとの通信:
Backdoor.Surgeon は、侵入先のシステムの特定のポートを開いて、ハッカーがそのシステムを遠隔操作できるようにします。ハッカーとの通信用に開かれるポート番号のデフォルトは 35000 です。
ハッカーによって実行される可能性がある操作:
Backdoor.Surgeon が実行された場合、ハッカーは、それを実行しているコンピュータをリモートで自在に操作できるようになります。以下は、その一例です。
- パスワードの盗用
- 特定のポートの TCP トラフィックを別のポートと IP アドレスにリダイレクト
- 画面の閲覧
- キー操作のログ生成
- ユーザ操作の妨害(マウス操作、CD-ROM ドライブの開閉、モニタのオン・オフなど)。
推奨する感染予防策
シマンテックセキュリティレスポンスでは、すべてのユーザーと管理者の皆様に対し、基本的なオンラインセキュリティ対策として日常的に次のことを実行することを勧めています。
- 不必要なサービスをすべて無効化するか、あるいは削除する。 OSの多くは標準で、FTPクライアント、telnet、Webサーバーなどコンピュータの操作に必ずしも必要ではない付加的なサービスをインストールします。そのような付加的サービスは、攻撃の侵入経路として利用されます。そのような付加的なサービスを削除することによって、複合型リスクの攻撃経路をその分少なくすることができ、パッチ適用時にも更新が必要なサービス数を減らすことができます。
- 1 つ以上のネットワークサービスが複合型脅威によって悪用された場合、パッチを適用するまでの間、攻撃対象となったサービスを無効にするか、またはそのサービスへのアクセスを遮断する。
- 常に最新のパッチを適用しておく。特に、公開サービスをホストしていたり、HTTP、FTP、メール、DNS サービスなど、ファイアウォールを介してアクセス可能にしているコンピュータに対しては必ず最新パッチを適用しておくよう心がけてください。 . また、この記事、信頼できるセキュリティ情報、ベンダーの Web サイトのいずれかで言及されているセキュリティアップデートがある場合、そのセキュリティアップデートも適用してください。
- パスワードポリシーの徹底。 複雑なパスワードを設定しておけば、セキュリティが低下したコンピュータ上に保存しているパスワードファイルの解読を困難にすることができます。これにより、攻撃を受けた場合でも被害を防止あるいは最小限に抑えることができます。
- メールサーバーを、ウイルスが感染拡大を試みる際によく使用するファイル拡張子(.vbs、.bat、.exe、.scrなど)が付いた添付ファイルを含むメールをブロックあるいは削除するように設定しておく。
- ネットワーク接続しているコンピュータが感染した場合は、他のコンピュータへの感染拡大を防止するために、そのコンピュータをすみやかにネットワークから切り離す。被害を受けたコンピュータに対し被害状況の分析を行ない、信頼できるメディアを使って復旧を図る。
- 予期せぬメールが届いた場合には、添付ファイルを開かないように従業員を指導する。 また、インターネットからダウンロードしたソフトウェアについては、必ずウイルススキャンを実行し、問題がないことが確認できるまでは絶対に起動しない。 既知のセキュリティホールに対応するパッチが適用されていないWebブラウザーを使用している場合は、安全でないWebサイトにアクセスするだけで感染する可能性があることに留意する。
記述: Andre Post