発見日: 2005 年 8 月 15 日
更新日: 2007 年 2 月 13 日 12:59:35 PM
別名: CME-354, Win32.Esbot.{A, B} [Computer Associates], Backdoor.Win32.IRCBot.es [Kasp, W32/IRCbot.gen [McAfee], W32/Sdbot-ACG [Sophos], BKDR_RBOT.BD [Trend Micro]
種別: ワーム
感染サイズ: 8,201 バイト
影響を受けるシステム: Windows 2000
W32.Esbot.A が実行されると、次のことを行います。
- 次のミューテックスを作成することによって、侵入先のコンピュータ上でワームのコピーが 1 つのみ実行されるようにします。
- 次のファイルとして自分自身をコピーします。
- 自分自身を次のサービスとして実行します。
サービス名: mousebm
表示名: Mouse Button Monitor
説明: Enables a computer to maintain synchronization with a PS/2 pointing device. Stopping or disabling this service will result in system instability.
実行ファイルのパス %System%\mousebm.exe
- explorer.exe に自分自身を挿入します。
- 次のレジストリサブキーの
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Ole
次の値を改ざんすることによって、
"EnableDCOM" = "N"
DCOM を無効にします。
- 次の値を
"restrictanonymous" = "1"
次のレジストリサブキーに追加することによって、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa
ネットワーク共有への匿名のアクセスを制限します。
- 次の空の読み取り専用ファイルを作成します。
%Windir%\debug\dcpromo.log
注意: %Windir% は可変で Windows のインストールフォルダを参照します。標準では、このフォルダは C:\Windows または C:\Winnt です。
- TCP ポート 18067 を使用して、次の IRC サーバのいずれかに接続し、IRC コマンドを受信しようとします。
- esxt.is-a-fag.net
- esxt.legi0n.net
- IRC コマンドは攻撃者が次の操作を実行できるようにします。
- ファイルをダウンロードして実行する
- プロセスとスレッドを列挙、停止、開始する
- サービス拒否 (DoS) 攻撃を実行する
- ローカルのハードディスクでファイルを検索する
- コンピュータをスキャンして Microsoft Windows プラグアンドプレイのバッファオーバーフローの脆弱性 (マイクロソフトセキュリティ情報 MS05-039 参照) を悪用しようとする。悪用に成功すると、ワームはリモートマシンにシェルコードを送信して、自分自身のコピーを転送する。
推奨する感染予防策
シマンテックセキュリティレスポンスでは、すべてのユーザーと管理者の皆様に対し、基本的なオンラインセキュリティ対策として日常的に次のことを実行することを勧めています。
- 不必要なサービスをすべて無効化するか、あるいは削除する。 OSの多くは標準で、FTPクライアント、telnet、Webサーバーなどコンピュータの操作に必ずしも必要ではない付加的なサービスをインストールします。そのような付加的サービスは、攻撃の侵入経路として利用されます。そのような付加的なサービスを削除することによって、複合型リスクの攻撃経路をその分少なくすることができ、パッチ適用時にも更新が必要なサービス数を減らすことができます。
- 1 つ以上のネットワークサービスが複合型脅威によって悪用された場合、パッチを適用するまでの間、攻撃対象となったサービスを無効にするか、またはそのサービスへのアクセスを遮断する。
- 常に最新のパッチを適用しておく。特に、公開サービスをホストしていたり、HTTP、FTP、メール、DNS サービスなど、ファイアウォールを介してアクセス可能にしているコンピュータに対しては必ず最新パッチを適用しておくよう心がけてください。 . また、この記事、信頼できるセキュリティ情報、ベンダーの Web サイトのいずれかで言及されているセキュリティアップデートがある場合、そのセキュリティアップデートも適用してください。
- パスワードポリシーの徹底。 複雑なパスワードを設定しておけば、セキュリティが低下したコンピュータ上に保存しているパスワードファイルの解読を困難にすることができます。これにより、攻撃を受けた場合でも被害を防止あるいは最小限に抑えることができます。
- メールサーバーを、ウイルスが感染拡大を試みる際によく使用するファイル拡張子(.vbs、.bat、.exe、.scrなど)が付いた添付ファイルを含むメールをブロックあるいは削除するように設定しておく。
- ネットワーク接続しているコンピュータが感染した場合は、他のコンピュータへの感染拡大を防止するために、そのコンピュータをすみやかにネットワークから切り離す。被害を受けたコンピュータに対し被害状況の分析を行ない、信頼できるメディアを使って復旧を図る。
- 予期せぬメールが届いた場合には、添付ファイルを開かないように従業員を指導する。 また、インターネットからダウンロードしたソフトウェアについては、必ずウイルススキャンを実行し、問題がないことが確認できるまでは絶対に起動しない。 既知のセキュリティホールに対応するパッチが適用されていないWebブラウザーを使用している場合は、安全でないWebサイトにアクセスするだけで感染する可能性があることに留意する。
記述: Yana Liu