W32.Zotob.I

危険度 2: 低

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発見日: 2005 年 8 月 20 日
更新日: 2007 年 2 月 13 日 12:59:49 PM
種別: ワーム
感染サイズ: 46,080 バイト
影響を受けるシステム: Windows 2000




W32.Zotob.I が実行されると、次のことを行います。

  1. "S-Y-B-O-T-By-Sky-Dancer" というミューテックスを作成することによって、標的のコンピュータでこのワームのコピーが一度に 1 つのみ実行されるようにします。

  2. 次のファイルとして自分自身をコピーします。

    %Windir%\HPSV.exe


    注意: %Windir% は可変で Windows のインストールフォルダを参照します。標準では、このフォルダは C:\Windows または C:\Winnt です。

  3. 次のレジストリサブキーへ

    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunServices
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\OLE
    HKEY_CURRENT_USER\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\OLE
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa


    次の値を追加します。


    "SyBot v2.1 By Sky-Dancer" = "HPSV.exe"

    これにより、Windows が起動されるたびにこれが実行されるようにします。

  4. TCP port 5544 で次の IRC サーバーへ接続することによってバックドアを開き、IRC コマンドを待機します。

    sezen.aydankaya.org


  5. 攻撃者が IRC コマンドを使用し、IRC サーバからファイルをダウンロードして実行できるようにします。

  6. TCP ポート 19907 で FTP サーバーを開きます。

  7. 侵入先のコンピュータの IP アドレスに基づいてランダムに生成された IP アドレスへパケットを送信します。

  8. TCP ポート 445 を使用して、Microsoft Windows プラグアンドプレイのバッファオーバーフローの脆弱性 (マイクロソフトセキュリティ情報 MS05-039 参照) を悪用しようとします。

  9. 悪用に成功すると、攻撃コードがリモートのコンピュータにバックドアを開きます。

  10. ファイル 2pac.txt をこのバックドアを介して標的のコンピュータへ送ります。このファイルには侵入先のコンピュータからワームのコピーをダウンロードする FTP スクリプトが含まれています。

  11. このファイルを標的のコンピュータ上に haha.exe として保存し、それを実行します。

  12. 悪用に成功した IP アドレスをワームが参加した IRC サーバに記録します。


推奨する感染予防策

シマンテックセキュリティレスポンスでは、すべてのユーザーと管理者の皆様に対し、基本的なオンラインセキュリティ対策として日常的に次のことを実行することを勧めています。

  • 不必要なサービスをすべて無効化するか、あるいは削除する。 OSの多くは標準で、FTPクライアント、telnet、Webサーバーなどコンピュータの操作に必ずしも必要ではない付加的なサービスをインストールします。そのような付加的サービスは、攻撃の侵入経路として利用されます。そのような付加的なサービスを削除することによって、複合型リスクの攻撃経路をその分少なくすることができ、パッチ適用時にも更新が必要なサービス数を減らすことができます。
  • 1 つ以上のネットワークサービスが複合型脅威によって悪用された場合、パッチを適用するまでの間、攻撃対象となったサービスを無効にするか、またはそのサービスへのアクセスを遮断する。
  • 常に最新のパッチを適用しておく。特に、公開サービスをホストしていたり、HTTP、FTP、メール、DNS サービスなど、ファイアウォールを介してアクセス可能にしているコンピュータに対しては必ず最新パッチを適用しておくよう心がけてください。 . また、この記事、信頼できるセキュリティ情報、ベンダーの Web サイトのいずれかで言及されているセキュリティアップデートがある場合、そのセキュリティアップデートも適用してください。
  • パスワードポリシーの徹底。 複雑なパスワードを設定しておけば、セキュリティが低下したコンピュータ上に保存しているパスワードファイルの解読を困難にすることができます。これにより、攻撃を受けた場合でも被害を防止あるいは最小限に抑えることができます。
  • メールサーバーを、ウイルスが感染拡大を試みる際によく使用するファイル拡張子(.vbs、.bat、.exe、.scrなど)が付いた添付ファイルを含むメールをブロックあるいは削除するように設定しておく。
  • ネットワーク接続しているコンピュータが感染した場合は、他のコンピュータへの感染拡大を防止するために、そのコンピュータをすみやかにネットワークから切り離す。被害を受けたコンピュータに対し被害状況の分析を行ない、信頼できるメディアを使って復旧を図る。
  • 予期せぬメールが届いた場合には、添付ファイルを開かないように従業員を指導する。 また、インターネットからダウンロードしたソフトウェアについては、必ずウイルススキャンを実行し、問題がないことが確認できるまでは絶対に起動しない。 既知のセキュリティホールに対応するパッチが適用されていないWebブラウザーを使用している場合は、安全でないWebサイトにアクセスするだけで感染する可能性があることに留意する。

記述: Hyun Choi
ノートン 2010 シリーズ登場
Symantec Endpoint Protection