米カリフォルニア州クパティーノおよびマウンテンビュー、2004 年 12 月 16 日― シマンテック コーポレーション（Nasdaq： SYMC）およびベリタスソフトウェア コーポレーション（Nasdaq： VRTS）は、両社の全株式交換による合併について最終的な合意に至ったことを発表しました。2004 年 12 月 15 日のシマンテックの株式市場終値 27.38 ドルに基づき、取引額はおおよそ 135 億ドルとなります。

ストレージソフトウェアとセキュリティソフトウェアの業界大手同士が手を組むことで、法人顧客にとってもっとも重要な資産である情報を安全に管理するための、より効果的な手段を提供できるようになります。合併した両社は、個人から中小企業、大企業、またサービスプロバイダに至るまで、またデスクトップ PC からデータセンターまで、あらゆるプラットフォームを通じて情報のセキュリティと可用性を提供する独自の地位を築きます。

両社の役員会によって全会一致で可決された合意内容によって、ベリタスソフトウェアの株式はシマンテックの株式に変換され、固定交換率はベリタスソフトウェアの普通株の発行済み株式 1 株あたり、シマンテックの普通株 1.1242 株となります。取引完了後、シマンテックの株主は合併後の会社の約 60％、またベリタスソフトウェアの株主は約 40％を所有することになります。この取引は米国連邦政府の所得税には影響されず、両社の株主にとって非課税となることが予測されます。

合併後はシマンテックの社名で運営され、シマンテックの会長 兼 最高経営責任者（CEO）、ジョン トンプソンが、新生シマンテックの会長 兼 CEO として継続し、ベリタスソフトウェアの会長 兼 社長 兼 CEO、ゲイリー L ．ブルームは副会長 兼 社長となります。合併会社の役員会は、シマンテックの現役員 6 名、およびベリタスソフトウェアの現役員 4 名の、計 10 名のメンバーとなります。

シマンテック コーポレーション 会長 兼 CEO のジョン W. トンプソンは次のように述べています。「お客様は IT インフラストラクチャの煩雑さと管理コストを削減できる方法を模索し、サプライヤの数を減らすことにより効率を高めようとしています。新生シマンテックは、お客様が情報の安全性を確保するとともに、情報の可用性とのバランスを取れるよう助力していくことにより、情報の完全性を確実なものとします。シマンテックは情報の完全性がもっともコスト効率が優れ、システムダウンやインターネットにおける脅威、天災といった状況下においても、ビジネスを継続し、成長させていける対応策であると確信しています」。

ベリタスソフトウェア 会長 兼 社長 兼 CEO のゲイリー L. ブルームは次のように述べています。「当社のお客様は、24 時間 365 日情報にアクセスできることが最も重要であると話されています。それと同時に強固なセキュリティを確保しながらすべての規制を遵守し、厳しい予算管理の中で運用していかなくてはなりません。両社固有のソリューションポートフォリオを通じて、シマンテックとベリタスソフトウェアはお客様の常に拡大する要求に応えられるベストポジションに位置しています。IDC のデータによると、新生シマンテックの今日における市場機会は約 350 億ドルで、2007 年までに 560 億ドルまで成長すると見られています」。

ベリタスソフトウェアとの合併により、新生シマンテックは売上高を拡大し、財務および企業規模を大幅に増強した事業体を創出します。合併会社の 2006 会計年度（2005 年 4 月〜 2006 年 3 月）の売上高は合計でおよそ 50 億ドルと予測されています。合併会社の売上高のおよそ 75％が法人向け事業、25％が個人向け事業と予測されています。さらに、合併会社はおよそ 50 億ドルの現金資産を保有します。
合併により、両社の顧客およびパートナーは下記のような大きなメリットを享受することができます。

• 事業範囲 ― 企業のすべてのシステム層（エンドポイント、ゲートウェイ、アプリケーション）のすべてのプラットフォームにおける、優れたセキュリティとストレージソリューションを、一社で幅広く提供
  
  
• 事業の専門性 ― セキュリティ、ストレージ、および IT インフラの構築、設計、管理のための専門性を併せた最先端のテクノロジー
  
  
• グローバルな展開 ― ワールドワイドのセールス、サービスおよびチャネルパートナー事業部門が、個人、中小企業および大企業の何百万にものぼる顧客をサポート
  

取引は 2005 年（暦年）の第 2 四半期中に完了する予定で、慣例上の完了条件である両社の株主の承認および規制当局の認可が必要となります。この取引のための、GAAP ベースでない 1 株あたり利益（取引関係の無形資産減価償却、ベリタスソフトウェアの繰延歳入、リストラ費用、繰延報酬減価償却、および合併に関するその他の一時経費を除く）は、当初の Thomson Financial First Call の平均予測による 2006 会計年度におけるシマンテック株の 0.98 ドルではなく、合併後の最初の年に上乗せされます。

この取引には、シマンテックの財務顧問として Lehman Brothers、顧問弁護士として Fenwick & West LLP が担当しました。またベリタスソフトウェアの財務顧問として Goldman Sachs 顧問弁護士として Simpson Thacher & Bartlett LLP が担当しました。

以上

未来に関する記述：本プレスリリースには、当社の実際の結果・活動レベル・業績・達成事項が、本プレスリリースの内容とは大きく異なってしまうおそれのある、既知・未知いずれのリスク・不確実性等各種要因を伴う将来の売上予想や一株当たり利益予想、将来の業界の活動や財政上・ビジネス上の結果といった未来に関する記述が含まれています。これらのリスクと不確定要因には、次のようなものがあります。最近の成長率の持続可能性（特にコンシューマ向け製品について）、一部の市場セグメントに関する成長の予測（特にエンタープライズ向けセキュリティ製品について）、同じく市場セグメントにおけるシマンテック製品のポジショニング、ソフトウェア業界の競争環境、全般的な市場状況、為替レートの変動、OS ベンダーによる OS や製品方針の変更、シマンテックの新製品開発の成否とその市場獲得の程度、などです。実際の結果は、本プレスリリースに記載の未来に関する記述とは大きく異なったものになる可能性があります。以上を含むリスク要因については、提出済みの当社年次報告書（書式 10-K および 10-Q）の「Risk Factors」の項にさらに詳しく述べてあります。シマンテックは、法の定めによる場合を除き、本プレスリリースに記載の未来に関する記述について更新訂正の義務を負いません。

追加情報とその提供方法について：シマンテック コーポレーションおよびベリタスソフトウェア コーポレーションは、シマンテックおよびベリタスソフトウェアを含む合併取引に関する共同委任説明書/趣意書を含む、Form S-4 の登録届出書を提出する予定です。これは合併取引に関する重要な情報を含むので、情報が公開されたら、投資者および証券保有者はすぐにこれを読むことを推奨されます、投資者および証券保有者は、SEC および SEC のウェブサイト www.sec.gov で、これらの文書（それらが利用可能な場合）、および他の文書の無料コピーを入手することもできる。さらに、投資者および証券保有者は、408-517-8239 でシマンテック・インベスター・リレーションズ部に連絡することにより、シマンテックから SEC に提出された文書の無料コピーを入手してもよい。また、投資者および証券保有者は、650-527-4523 のベリタスソフトウェア・インベスター・リレーションズと連絡をとることにより、ベリタスソフトウェアから SEC に提出された文書の無料コピーを入手してもよい。

シマンテック、ベリタスソフトウェア、および両社の取締役および役員は、合併取引に関係するシマンテックおよびベリタスソフトウェアの株主からの委任の懇請への参加者とみなされる可能性があります。合併取引におけるこれらの取締役や役員の Special interests に関する情報は、上記のシマンテックおよびベリタスソフトウェアの共同委任説明書/趣意書に含まれる。シマンテックの取締役および役員に関する追加情報も、2004 年 7 月 30 日に SEC に提出されたシマンテックの 2004 年株主総会のための委任説明書に含まれています。ベリタスソフトウェアの取締役および役員に関する追加情報も、2004 年 7 月 21 日に SEC に提出されたベリタスソフトウェアの 2004 年株主総会のための委任説明書に含まれています。これらの文書は、SEC のウェブサイト www.sec.gov 上で、および上記のシマンテックおよびベリタスソフトウェアのインベスター・リレーションズから無料で利用可能です。