1998年7月21日
株式会社シマンテック
毎月26日に発病しパソコンのハードを破壊する
悪性の新種コンピュータ・ウィルス『W95.CIH』のワクチンを提供
〜7月26日より前に,ウィルス感染のチェックを!〜

ビジネス・パソコンソフトウェア大手のシマンテック コーポレーション〔Symantec Corporation〕(社長兼CEO:ゴードン・E・ユーバンクス・Jr.,本社:米国カリフォルニア州クパチーノ)の日本法人である株式会社シマンテック(東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー,代表取締役社長:成田明彦)は,毎月26日に発病し,パソコンのハードウェアを破壊して起動できなくしてしまう,悪性の新種コンピュータ・ウィルス『W95.CIH』を発見・駆除するワクチン(ウィルス定義ファイル注1)を,同社のウィルス研究所SARC(シマンテック・アンチウィルス・リサーチ・センター)を通じてユーザへ提供しています。SARCでは同ウィルスへの対応を次の発病日である7月26日前に行うことを,すべてのパソコン・ユーザに呼びかけています。
本年6月に発見された『W95.CIH』は,Windows95および同98環境で感染する可能性があります。国内の被害報告はまだありませんが,海外ではすでに多くの被害が報告されています。国内のパソコンユーザも,外部からの電子メールやフロッピーディスクなどを通じて『W95.CIH』に感染していることが考えられ,感染したままで,来る7月26日にパソコンを使用すると,ウィルスが発病し,パソコンが起動できなくなったり,ハードディスクの全データを壊すなどの深刻な被害を受ける可能性があります。
シマンテックの主力ウィルス対策ソフト「Norton AntiVirus(ノートン・アンチウィルス)」のユーザは,LiveUpdate機能 注2を利用して,最新のウィルス定義ファイルを自動的に更新することにより,『W95.CIH』の検知・駆除が可能になります。最新のウィルス定義ファイルは,SARCのホームページ(http://www.symantec.co.jp/sarc)やニフティサーブのシマンテック・ステーション(GO SSYM)などを通じても入手可能です。
W95.CIHについて
本年6月に発見された『W95.CIH』は,Windows 95およびWindows 98の32Bit実行形式ファイル(PEファイル,拡張子:.exe)に感染し,Windows NT環境では感染しません。感染したファイルを実行するとウィルスはメモリーに常駐し,その後他のPEファイルが実行される度に感染を広げます。毎月26日になると発病し,フラッシュROM注3のBIOS注4データとハードディスクの全データを壊そうとします。ROMが書き換えできないパソコンや,フラッシュROMに書き換え防止のロックがかかっているパソコンではBIOSデータは壊せませんが,現在多くのパソコンが書き換えのできるフラッシュROMを採用しています。『W95.CIH』が発病したパソコンは起動できなくなり,ハードウェアの交換が必要になるケースもあります。
ウィルスの詳細については,SARCのホームページ(http://www.symantec.co.jp/sarc)で参照できます。
SARC(シマンテック・アンチウィルス・リサーチ・センター)について
SARCは世界最大のコンピュータ・ウィルス研究所で,日本を含む世界4拠点の研究者が,24時間体制でコンピュータウィルスに関する研究を行っています。ウィルスの解析やウィルス定義ファイルの提供,ファイル・システムの治療・修復に関する研究を行っており,毎月平均200個の新種ウィルスに対応し,最新のウィルスの脅威からユーザを保護しています。
注1:ウィルス定義ファイル
個々のウィルスの検知・駆除用のデータ。ウィルス対策ソフトはこのデータを利用してウィルスなのか,そうでないかを検知し,駆除するのでユーザは常に最新のデータを入手する必要があります。SARCは業界で初のウィルス定義ファイルの毎週更新を実施し,新種のウィルスへ迅速に対応しています。
注2:LiveUpdate(ライブアップデート)
LiveUpdateボタンをクリックすることにより,最新のウィルスのデータベース,スキャンエンジンを含む「ウィルス定義ファイル」を更新できる自動アップデート機能。インターネットやモデムを通じてシマンテックのサーバーに接続し,自分のコンピュータに自動的に新しいウィルス定義ファイルを,システムを再起動すること無くインストールできます。また,スケジュール設定により定期的な自動更新も可能です。
注3:フラッシュROM 書き換え可能な読み出し専用メモリー。
注4:BIOS(バイオス)
パソコンのディスプレイやFDDなどのハードウェアを制御するプログラム。異なるハードウェアでも共通のOSが動作するように,ハードウェアに依存するプログラムは通常別モジュールとなっている。

・シマンテックコーポレーションについて
シマンテックコーポレーションは、コンピュータ・ユーザに、高い生産性と、安全で信頼性の高い環境をいつでもどこでも提供いたします。シマンテックは、広範なソリューションを提供しており、顧客満足と製品ブランドの高い認知度におけるリーダーとして知られています。同社は、主に、@ウィルス対策とPCアシスタンス用ソフトウェアのNortonシリーズ、A遠隔地ユーザの生産性を高めるpcANYWHERE、WinFax、ACT!、Bインターネット開発ツールCafeシリーズといった3分野のアプリケーション製品群で顧客ニーズに応えています。
詳細は同社ホームページhttp://www.symantec.comをご参照ください。
・株式会社シマンテックについて
株式会社シマンテックは、米国シマンテック社の日本法人として、1994年9月1日に設立いたしました。成長著しい日本のパソコンソフトウェア市場において、市場のニーズや環境にマッチした日本語製品のタイムリーな開発・販売および充分な情報提供のためのマーケティング活動や製品購入前後に渡るサポートの提供を行なっています。
詳細は同社ホームページhttp://www.symantec.co.jpをご参照ください。
*Symantec社の名称、ロゴおよび各製品名は、シマンテック社の米国内での登録商標です。
* その他の商品名などは、それぞれ各社の登録商標または商標です。
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