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1998年9月3日

株式会社シマンテック
ウィルス対策を自動化する業界初の革新的技術を製品化
「Norton AntiVirus Version 5.0」を9月25日全国発売


〜ウィルス発見から駆除までを限りなくリアルタイムで〜

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ビジネス・パソコンソフトウェア大手のシマンテック コーポレーション〔Symantec Corporation〕(社長兼CEO:ゴードン・E・ユーバンクス・Jr.,本社:米国カリフォルニア州クパチーノ)の日本法人である株式会社シマンテック(東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー,代表取締役社長:成田明彦)は,本日,コンピュータ・ウィルス対策の次世代を担う革新的な技術を製品化し発売すると発表しました。新種のウィルスが次々と登場し猛威を振るっている中で,ウィルスの発見から駆除までの作業行程を自動化することにより,限りなくリアルタイムに近いウィルス対策を実現する最新鋭のウィルス対策製品を業界に先駆けて投入します。

シマンテックは,米国コンピュータ・ウィルス対策市場で業界第1位の45.6%のシェア(米調査会社PCデータ,1998年第一・第二四半期)を占めています。日本でも今回の革新的製品の投入を機に,シェア獲得を目指します。

今回発売されるのは,ウィルス対策ソフトウェアのリーダーとして世界中で高い評価を受けているシマンテックのNorton AntiVirus(ノートン・アンチウィルス)の新バージョンとなる「Norton AntiVirus Version 5.0(以下NAV 5.0)」と,「Norton AntiVirus Version 5.0 for Windows NT Servers(以下NAV 5.0 for Win NT Servers)」の2製品です。

NAV 5.0(Windows 98/95/Windows NT Workstation 4.0用)およびNAV 5.0 for Win NT Serversは,従来製品の持つ「Bloodhound注1」や特許を持つ最新技術の「Striker注2」などの高度なウィルス検知・駆除技術を継承するとともに,新しい多くの先進機能を備えています。また,この2製品は最新の技術を搭載しているだけでなく,ユーザが普段ウィルス対策ソフトウェアを使用するにあたって最も根本的な,"コンピュータに負荷や影響を与えることなく","より安全で","信頼性が高く","使いやすい"といったニーズを満たすことを前提として開発されました。

新機能の中でも「検疫」機能と「スキャンと配信」機能は,新種ウィルスを限りなくリアルタイムで検知・駆除する革新的な技術です。これまでのウィルス対策では,他社の場合と同様にパソコンの利用者がウィルスらしき物を発見すると,そのファイルをフロッピーディスクにコピーし,シマンテックの世界最大のコンピュータ・ウィルス研究所「SARC注3」に郵送していました。そしてそれをSARCが解析し,ウィルスであることが判明した場合はワクチン(ウィルス定義ファイル注4)をネットワーク経由で提供していました。このため郵送などのタイムロスによりウィルスの発見から駆除までに数時間〜数日を要していました。

これに対し,業界初の「検疫」機能と「スキャンと配信」機能では,実際の伝染病を検疫(隔離)するのと同様に,ウィルス感染の恐れのあるファイルを他に感染しないよう暗号化して自動的に隔離し,簡単に使えるウィザード(ガイダンス・メニュー)を用いてネットワーク経由でSARCへ即座に転送できます。このように,疑わしいファイルの隔離,SARCへの転送,解析までの行程を自動化することにより,ウィルス発見から除去までの作業が,わずか数分から数時間ほどで完了できるようになります。

現在,コンピュータ・ウィルスの新種が増え,多い時には一日に20種類も発見されるようになるほか,被害の内容も,従来のデータを遅くしたりデータを消してしまうものから,ハードディスクを破壊してしまうものや機密データを勝手に電子メールで送信してしまうものが登場するなど深刻化しています。このため,一刻も早くウィルスを発見し駆除するための対策を実現することが急務となっていました。

今回製品化された新技術は,本年5月の米国シマンテック コーポレーションとIBMコーポレーションの提携をもとに開発が進む全自動のウィルス対策システム「デジタル・イミューン・システム注5」稼動に向けての第一歩となるものです。また,NAV 5.0はIBM ThinkPad,Aptivaなどにも標準のウィルス対策ソフトウェアとして,プレインストールされて出荷されます。

企業内システム管理者のためのNAV 5.0 for Win NT ServersにはNAV5.0と同様の機能に加え,新たに統合されるNAVの総合管理ツール「Norton System Center(NSC)」により,企業ネットワークのウィルス対策管理を一つのコンソールから集中管理可能となります。これにより,ネットワーク上のクライアントへのNAVのインストール,設定,ウィルス定義ファイルの更新などのウィルス対策管理業務を一括して行えるため,企業ネットワークの管理者の業務が効率化されます。また,各クライアントが個々にウィルス定義ファイルの更新などを行う際に発生してしまうネットワークのトラフィックへの負荷もありません。

株式会社シマンテックの代表取締役社長 成田明彦は次のように述べています。「今回投入する製品は,開発のポリシー,機能面ともにユーザの声を大いにフィードバックさせたものであり,自信を持って投入できる製品です。また,ウィルスが猛威を振るう中,より多くの方々に高性能の製品を使って頂くため,6,500円という低価格で提供いたします。」

また,シマンテック・コーポレーション セキュリティ&アシスタンス担当副社長 エンリケ・セーラムは次のように述べています。「シマンテックのビジョンは,ウィルス対策を全て自動化し新しいウィルスが世界中のどこかで発見された時に,迅速に駆除できるワクチンを世界中のユーザに送れるシステムを作ることにあります。これはIBMとの提携で共同開発しているデジタル・イミューン・システムによって可能になりますが,今回の新製品はその実現の第一歩になります。」

NAV 5.0は9月25日より6,500円(税別)で,NAV 5.0 for Win NT Serversは10月9日より98,000円(税別)で,全国のパソコンショップおよびシマンテックの販売代理店を通じて販売開始します。5本,20本のライセンスパック,25本以上のシマンテック・バリュー・ライセンス・プログラム(SVP)価格は別途設定しています。初年度販売目標は,NAV 5.0が300万本,NAV 5.0 for Win NT Serversが5万本です。

本日よりNAV 5.0の発売日までの間に,現行製品のNorton AntiVirus Version 4.0を購入したユーザには無償アップグレードを実施し,既存の全てのNorton AntiVirusユーザには4,200円(税込み)でNAV 5.0にアップグレードできるサービスを提供します。

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【Norton AntiVirus Version 5.0の新機能】

検疫機能
検疫機能は,ウィルスに感染しているファイル,もしくは疑わしいファイルを削除すること無く任意の場所に隔離して実行できなくしてしまう機能です。感染ファイルは暗号化され任意のディレクトリに移動されますが,ファイル修復後は元の場所に復元されます。

スキャンと配信機能
ユーザは検疫されたファイルを,‡@まずウィザードに従った簡単な手順でSARCに送付できます。その際,機密情報を含むWordやExcelなどのファイルは,内容を全て削除して疑わしいマクロの部分だけを送付することも可能です。‡ASARCはユーザからのファイルを受信すると同時にファイルを受け取ったことを知らせるメールを返信します。‡BSARCは受け取ったファイルの解析を自動的に行い,ウィルスでない場合は直ちに結果を報告します。ウィルスと判明した場合には送付元のユーザにウィルス定義ファイルを送ります。‡Cユーザは返送されてきたウィルス定義ファイルを使用して,検疫されているファイルを修復しファイルは感染前の元の場所に戻されます。

上記のように検疫とスキャンと配信は連動する機能です。両方の機能を使用する事により,ウィルスに感染しているファイルもしくは疑わしいファイルからコンピュータを完全に保護します。

定義ファイルの差分ダウンロード
ウィルス急増により,ウィルス定義ファイルの容量も日々増え続けているため,既知のウィルス定義ファイルは1.5MB以上にも膨らんでいます。NAV 5.0は,ユーザが最後に行ったウィルス定義ファイル更新から新たに追加された差分のみのダウンロードが可能になりました。これによりLiveUpdate注6時にウィルス定義ファイル全体をダウンロードしなくて済むため,更新のための時間や通信コストを削減できます。

不正なJava/Active Xプログラムの検出
インターネットのホームページにアクセスすることによって侵入する可能性がある不正なJava/Active Xプログラムは,感染しないためウィルスではありませんが,ユーザの生産性を落とす悪質なものです。シマンテックでは数年前より「Virus Bulletin」誌などを通じて,この不正なJava/Active Xプログラムに対する警告を行ってきました。現在,目立った被害例は報告されていませんが,NAV 5.0にはこのプログラムを検知するスキャン機能が搭載されています。

対応圧縮形式の増加
日本特有の圧縮形式,LHA,LHA32,自己解凍型LHAや一般的に使用されているZIP,自己解凍型ZIP,MIME,UUENCODE,HTTP,ARJ,CAB,PKLite,LZEXEなどのスキャンが可能です。

新しいグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)
メイン画面のGUIが変更され,重要な情報をユーザが確認しやすくなりました。例えば,NAVのウィルス監視機能が常駐しているか,ウィルス定義ファイルが最新のものかなどが一目で把握できます。

【Norton AntiVirus Version 5.0 for Windows NT Serversの新機能

Norton System Centerによるネットワークの集中管理
NAV 5.0 for Windows NT Servers に統合されたNorton System Center(NSC)は,ネットワーク上に存在するNAV 5.0とNAV 5.0 for Windows NT Serversを一つのコンソールから,集中管理するためのツールです。NSCはMicrosoft Management Console(MMC)のスナップインとして開発されたため,MMCの機能も有効に使用することが出来ます。この管理ツールを使用することにより,ネットワーク上のクライアントへのNAVのインストール,ウィルス定義ファイルの更新,スケジューリングジョブなどのネットワーク管理者が求める様々な機能が豊富に揃っているため,効率の良いウィルス対策管理業務が可能になります。NAV 5.0の新機能,検疫機能やスキャンと配信もネットワーク上の各クライアントが個々に行うのではなく, NSCで一括して行うことにより,ネットワークへの負荷を軽減します。各クライアントへのウィルス定義ファイルなどの配信作業もスケジューリング可能で,夜間などトラフィックの少ない時間に行うことができます。また,Norton AntiVirus独自のキャッシュ技術により,数多くのクライアントがアクセスするネットワークサーバーにあるファイルを複数回スキャンしないようにし,パフォーマンスを最適化します。

警告(アラート)
ネットワーク上のクライアントでウィルスが発見された場合,NAV 5.0 for Windows NT Serversは,そのクライアントへ警告を送ると同時にネットワーク管理者へウィルスが発見されたことを報告します。

集中的な検疫機能
ネットワーク上の各クライアントで発見されたウィルス感染ファイルを個々のクライアントで検疫するのではなく,NAV 5.0 for Windows NT Serversが一括して行うことが可能なためネットワーク上のクライアントの安全性はさらに高められます。

【注釈解説】
注1:Bloodhound(ブラッドハウンド)
未知ウィルスへの感染が疑われるファイルを,コンピュータ上の"仮想メモリ空間"で実際に実行し行動を監視します。そのプログラムがウィルスのような動きを示し,他のファイルに感染を試みようとした場合,そのプログラムを捕獲します。ダイナミック・ヒューリスティック(自分で発見する)技術を用い,ウィルスのプログラムを分析,日々増え続ける未知ウィルスを自動的に検知し,感染ファイルを修復します。

注2:Striker(ストライカー)
新しいファイルに感染するたびに毎回形を変えるポリモーフィック型(多形態)ウィルス検知エンジン。

注3:SARC(シマンテック・アンチウィルス・リサーチ・センター)
SARCはシマンテックの世界最大のコンピュータ・ウィルス研究所で,日本をはじめ米国,欧州,豪州のワールドワイドをカバーする4拠点の研究者が,コンピュータウィルスに関する研究を行っています。ウィルスの解析やウィルス定義ファイルの提供,ファイル・システムの治療・修復に関する研究を行っており,毎月平均300個の新種ウィルスに対応し,最新のウィルスの脅威からユーザを保護しています。

注4:ウィルス定義ファイル
個々のウィルスの検知・駆除用のデータ。ウィルス対策ソフトはこのデータを利用してウィルスなのか,そうでないかを検知し,駆除するのでユーザは常に最新のデータを入手する必要があります。SARCはウィルス定義ファイルを毎週更新し,新種のウィルスへ迅速に対応しています。

注5:デジタル・イミューン・システム
IBMの自動免疫システムをもとにした次世代のフルオートメーション・ウィルス対策システム。Norton AntiVirusのバックエンドで機能するこの新システムが稼動すると,Norton AntiVirusを搭載しているデスクトップが新種のウィルスを検知すると,SARCにインターネットを通じて自動的に送付されます。それがウィルスと判断されると全自動化されたシステムにより解析され,新種の場合は自動的にウィルス定義ファイルが作成され,即座にインターネットを通じて全世界のユーザに送信されます。これにより,世界中のどこかで最新のウィルスが発見されたとしても,リアルタイムに近い形でこのウィルスに対応するウィルス定義ファイルの配布が可能になります。

注6:LiveUpdate(ライブアップデート)
LiveUpdateボタンをクリックすることにより,最新のウィルスのデータベース,スキャンエンジンを含む「ウィルス定義ファイル」を更新する自動アップデート機能。インターネットやモデムを通じてシマンテックのサーバーに接続し,自分のコンピュータに自動的に新しいウィルス定義ファイルを,システムを再起動すること無くインストールできます。また,スケジュール設定により定期的な自動更新も可能です。


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・シマンテックコーポレーションについて
シマンテックコーポレーションは、コンピュータ・ユーザに、高い生産性と、安全で信頼性の高い環境をいつでもどこでも提供いたします。シマンテックは、広範なソリューションを提供しており、顧客満足と製品ブランドの高い認知度におけるリーダーとして知られています。同社は、主に、‡@ウィルス対策とPCアシスタンス用ソフトウェアのNortonシリーズ、‡A遠隔地ユーザの生産性を高めるpcANYWHERE、WinFax、ACT!、‡Bインターネット開発ツールCafeシリーズといった3分野のアプリケーション製品群で顧客ニーズに応えています。
詳細は同社ホームページhttp://www.symantec.comをご参照ください。

・株式会社シマンテックについて
株式会社シマンテックは、米国シマンテック社の日本法人として、1994年9月1日に設立いたしました。成長著しい日本のパソコンソフトウェア市場において、市場のニーズや環境にマッチした日本語製品のタイムリーな開発・販売および充分な情報提供のためのマーケティング活動や製品購入前後に渡るサポートの提供を行なっています。
詳細は同社ホームページhttp://www.symantec.co.jpをご参照ください。

*Symantec社の名称、ロゴおよび各製品名は、シマンテック社の米国内での登録商標です。
* その他の商品名などは、それぞれ各社の登録商標または商標です。
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