1998年12月25日
シマンテックのコンピュータ・ウィルス研究所「SARC」が
Windows NT環境で感染する新種コンピュータ・ウィルスに対応
〜マイクロソフト・パワーポイントに感染する初のウィルスにも同時に対応〜

ビジネス・パソコンソフトウェア大手のシマンテック コーポレーション〔Symantec Corporation〕(社長兼CEO:ゴードン・E・ユーバンクス・Jr.,本社:米国カリフォルニア州クパチーノ)の日本法人である株式会社シマンテック(東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー,代表取締役社長:成田明彦)は,シマンテックの世界最大のコンピュータ・ウィルス研究所「シマンテック・アンチウィルス・リサーチ・センター(SARC)注1」を通じて,Windows NT環境で感染する新種ウィルス「Remote Explorer」と,パワーポイント・ファイルに感染する初のマクロウィルス「P97M.Vic.A」に対応する新しいワクチン(ウィルス定義ファイル 注2)をいち早く提供しました。
新種ウィルス「Remote Explorer」(リモート・エクスプローラ)
本年12月17日に米国で発見された「Remote Explorer」は,Windows NT環境に感染するウィルスで,現在,米国の大手通信事業者などで感染が報告されています。このウィルスは,ネットワークを通じて他のWindows NTシステムに自動的に広がるように作られていますが,システムが管理者の特権モードで運用されていることが条件となるため,自動的に広がってしまう可能性は低いと見られています。また,ファイアウォールを自動的に通過することはできません。このウィルスに感染しているかどうか調べるには,Windows NTコントロールパネル内のサービスアプレットを開き,サービスに「Remote Explorer」がリストされているか否かで判断できます。SARCではIBMのワトソン研究所と共同で,このウィルスを分析し,すべてのプラットフォームのNorton AntiVirus(ノートン・アンチウィルス)ユーザを保護する新しいウィルス定義ファイルを作成しました。
*Windows NTウイルス「W32.Remoto Explore」ウイルス情報の詳細は、こちらをクリックしてください。
初のパワーポイント・マクロウィルス「P97M.Vic.A」
本年12月上旬に米国で発見された「P97M.Vic.A」は,マイクロソフト社のパワーポイントのプレゼンテーション・ファイルに感染する初のマクロウィルスです。同ウィルスはコンピュータのC:\My Documentsディレクトリとサブディレクトリ上の"ユーザフォーム"を含むプレゼンテーション・ファイル(拡張子:.ppt)に感染します。ユーザフォームとは,アプリケーションのユーザ・インタフェースとして使用するウィンドウやダイアログボックスのことで,パワーポイントのプレゼンテーションで使用されることは希ですが,SARCは将来的な危険性を考慮し,急ぎ対応を行いました。また,同ウィルスは感染のみを行い発病などの症状はありません。
ウィルスの詳細についてはSARCのホームページ
http://www.symantec.co.jp/sarcj/で参照できます。
SARCの対応
SARCではシマンテックのウィルス対策ソフト「Norton AntiVirus」のユーザに対し,「Remote Explorer」と「P97M.Vic.A」を検知するためのウィルス定義ファイルを12月22日よりいち早く提供しています。Norton AntiVirusのユーザは, LiveUpdate注3自動更新システムや,SARCのホームページ
(http://www.symantec.co.jp/sarcj/download/download.html)からウィルス定義ファイルをダウンロードし,インストールすることにより「Remote Explorer」と「P97M.Vic.A」の検知・駆除が可能になります。
Norton AntiVirusは非常に拡張性の高い設計になっており,新しいウィルスに対応する技術を簡単な操作で即座に追加することが可能です。これによりユーザは,新しいバージョンの製品をその都度購入したり,更新された技術がディスクやCD-ROMで配布されるのを何週間も待つ必要がありません。
「Remote Explorer」と「P97M.Vic.A」に関しては,国内での被害例はまだ報告されていません。しかし現在では,地球の裏側で作られたウィルスが,インターネットを通じてその日のうちに日本で発見されるということが実際に起こる可能性が十分に考えられます。SARCの研究者は新種のウィルスや未知の不正プログラムを常に監視し,その脅威にユーザがさらされる前に保護しています。
【注釈解説】
注1:SARC(シマンテック・アンチウィルス・リサーチ・センター)
SARCはシマンテックの世界最大のコンピュータ・ウィルス研究所で,日本をはじめ米国,欧州,豪州のワールドワイドをカバーする4拠点の研究者が,コンピュータウィルスに関する研究を行っています。ウィルスの解析やウィルス定義ファイルの提供,ファイル・システムの治療・修復に関する研究を行っており,毎月平均300個の新種ウィルスに対応し,最新のウィルスの脅威からユーザを保護しています。
注2:ウィルス定義ファイル
個々のウィルスの検知・駆除用のデータ。ウィルス対策ソフトはこのデータを利用してウィルスなのか,そうでないかを検知し,駆除するのでユーザは常に最新のデータを入手する必要があります。SARCは業界で初のウィルス定義ファイルの毎週更新を実施し,新種のウィルスへ迅速に対応しています。
注3:LiveUpdate(ライブアップデート)
Norton AntiVirusのLiveUpdateボタンをクリックすることにより,最新のウィルスのデータベース,スキャンエンジンを含む「ウィルス定義ファイル」を更新できる自動アップデート機能。インターネットやモデムを通じてシマンテックのサーバに接続し,自分のコンピュータに自動的に新しいウィルス定義ファイルを,システムを再起動すること無くインストールできます。また,スケジュール設定により定期的な自動更新も可能です。

・シマンテックコーポレーションについて
シマンテックコーポレーションは、コンピュータ・ユーザに、高い生産性と、安全で信頼性の高い環境をいつでもどこでも提供いたします。シマンテックは、広範なソリューションを提供しており、顧客満足と製品ブランドの高い認知度におけるリーダーとして知られています。同社は、主に、@ウィルス対策とPCアシスタンス用ソフトウェアのNortonシリーズ、A遠隔地ユーザの生産性を高めるpcANYWHERE、WinFax、ACT!、Bインターネット開発ツールCafeシリーズといった3分野のアプリケーション製品群で顧客ニーズに応えています。
詳細は同社ホームページhttp://www.symantec.comをご参照ください。
・株式会社シマンテックについて
株式会社シマンテックは、米国シマンテック社の日本法人として、1994年9月1日に設立いたしました。成長著しい日本のパソコンソフトウェア市場において、市場のニーズや環境にマッチした日本語製品のタイムリーな開発・販売および充分な情報提供のためのマーケティング活動や製品購入前後に渡るサポートの提供を行なっています。
詳細は同社ホームページhttp://www.symantec.co.jpをご参照ください。
*Symantec社の名称、ロゴおよび各製品名は、シマンテック社の米国内での登録商標です。
*その他の商品名などは、それぞれ各社の登録商標または商標です。
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