1999年3月29日
株式会社シマンテック,新種ウィルス「W97M.Mailissa」に緊急対応
〜電子メール利用して,瞬く間に感染を広げるマクロウィルス対応に,
Norton AntiVirusを更新
〜

ビジネス・パソコンソフトウェア大手のシマンテック コーポレーション〔Symantec Corporation〕(社長兼CEO:ゴードン・E・ユーバンクス・Jr.,本社:米国カリフォルニア州クパチーノ)の日本法人である株式会社シマンテック(東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー,代表取締役社長:成田明彦)はこのほど,新種ウィルス「W97M.Mailissa」(別名「W97M.Melissa」)に対応する新しいワクチン(ウィルス定義ファイル 注1)を,シマンテックの世界最大のコンピュータ・ウィルス研究所「シマンテック・アンチウィルス・リサーチ・センター(SARC)注2」を通じて提供開始しました。
「W97M.Mailissa」は,マイクロソフトWord 97,同Word 2000の文書ファイルに感染するマクロウィルスで,米国で3月26日(米国時間)に発見されました。広く被害を与える,最も危険度の高いウィルスの一つとして,"ワイルド・リスト注3"にも指定されました。このウィルスは,マイクロソフトOutlookのアドレス帳を利用して自動的に感染ファイルを送信,被害を拡大するようにプログラムされており,SARCでは,企業内に侵入した場合,ネットワークに負荷をかけたり,メールシステムのダウンを引き起こす可能性,また感染の拡大による復旧作業など企業ネットワークに与える被害を指摘し,注意を促しています。すでに米国内では,発見当初の先週末だけで,多くの主要企業や行政機関などから何十万通ものメールが飛び交うという被害が報告されており,感染スピードや被害拡大の規模から考えると,すでに日本国内に飛び火している可能性も充分あるとしています。
「W97M.Mailissa」の詳細
「W97M.Mailissa」は,感染後,ユーザが使用するOutlookのアドレス帳から,送信先50件を拾い出し,複数のユーザへ同報送信することにより,被害を拡大させていきます。ウィルスは,電子メールの件名に,"Important Message Fromユーザ名"(○○からの重要なメッセージ)と挿入,本文には "Here is that document you asked for ... don't show anyone else "(ご依頼の書類です。…他人には見せないでください)と記述し,感染ファイルを添付して送信してしまいます。一度感染したコンピュータには,"…Game's over.…"(ゲーム終了)と感染を裏付けるメッセージを出し,2回目の送信は行いません。
SARCの対応
SARCでは,3月26日(金)付けで,「W97M.Mailissa」を検知・駆除するワクチンデータを含むウィルス定義ファイルの提供を開始しました。シマンテックのNorton AntiVirus(ノートン・アンチウィルス)ユーザは,更新ボタンをクリックするだけで対応ワクチンデータを入手し,最新のウィルス対応に更新することが可能です。また,ウィルス対策を施していないユーザは,MS-Exchange版などのNorton AntiVirus(30日間限定体験版)を,シマンテックのホームページからダウンロードして利用できます。
SARCから
「最近のウィルスの特徴として上げられるのが,『W97M.Mailissa』のように電子メールを利用し,自動的に送信を実行して感染を拡大させていくことです。送信者が不明,また不信な内容のメールに添付されてきたファイルを開く場合は,ウィルス対策ソフトでウィルスのスキャンをした後に開くこと,またそのまま添付ファイルを無造作に転送しないことなどをお勧めします。もちろん,常に最新のウィルス定義ファイルのご使用をお勧めします。」
ウィルスに関する詳細は詳しい情報は,SARC Japanのホームページ
(http://www.symantec.co.jp/sarcj)で参照できます。
【注釈解説】
注1:ウィルス定義ファイル
個々のウィルスの検知・駆除用のデータ。ウィルス対策ソフトはこのデータを利用してウィルスなのか,そうでないかを検知し,駆除するのでユーザは常に最新のデータを入手する必要があります。SARCは業界で初のウィルス定義ファイルの毎週更新を実施し,新種のウィルスへ迅速に対応しています。
注2:SARC(シマンテック・アンチウィルス・リサーチ・センター)
SARCはシマンテックの世界最大のコンピュータ・ウィルス研究所で,日本をはじめ米国,欧州,豪州のワールドワイドをカバーする4拠点の研究者が,コンピュータウィルスに関する研究を行っています。ウィルスの解析やウィルス定義ファイルの提供,ファイル・システムの治療・修復に関する研究を行っており,毎月平均300個の新種ウィルスに対応し,最新のウィルスの脅威からユーザを保護しています。
注3:ワイルドリスト
英国ワイルドリスト協会が定める"一般に出回っているウィルス"のリスト。「W95/CIH.」,「W97M/Class.」,「W95/El_Inca.」,「X97M/Laroux.」など現在一般に出回り,感染確率の高い200種前後のウィルスが登録されています。ワイルドリストの詳細は,
http://www.wildlist.org/WildListで参照できます。

・シマンテックコーポレーションについて
シマンテックコーポレーションは、コンピュータ・ユーザに、高い生産性と、安全で信頼性の高い環境をいつでもどこでも提供いたします。シマンテックは、広範なソリューションを提供しており、顧客満足と製品ブランドの高い認知度におけるリーダーとして知られています。同社は、主に、@ウィルス対策とPCアシスタンス用ソフトウェアのNortonシリーズ、A遠隔地ユーザの生産性を高めるpcANYWHERE、WinFax、ACT!、Bインターネット開発ツールCafeシリーズといった3分野のアプリケーション製品群で顧客ニーズに応えています。
詳細は同社ホームページhttp://www.symantec.comをご参照ください。
・株式会社シマンテックについて
株式会社シマンテックは、米国シマンテック社の日本法人として、1994年9月1日に設立いたしました。成長著しい日本のパソコンソフトウェア市場において、市場のニーズや環境にマッチした日本語製品のタイムリーな開発・販売および充分な情報提供のためのマーケティング活動や製品購入前後に渡るサポートの提供を行なっています。
詳細は同社ホームページhttp://www.symantec.co.jpをご参照ください。
*Symantec社の名称、ロゴおよび各製品名は、シマンテック社の米国内での登録商標です。
*その他の商品名などは、それぞれ各社の登録商標または商標です。
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