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1999年6月3日

株式会社シマンテック,
新種ワーム「プリティパーク」に対応するワクチンを提供開始

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ビジネス・パソコンソフトウェア大手のシマンテック コーポレーション〔Symantec Corporation〕(会長兼社長兼CEO:ジョン・W・トンプソン,本社:米国カリフォルニア州クパチーノ)の日本法人である株式会社シマンテック(東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー,代表取締役社長:成田明彦)は,新種のコンピュータ・ワーム「PrettyPark.Worm(プリティパーク)」を発見しました。同社のウィルス研究所「SARC(サーク)注1」は,ウィルス対策ソフト「Norton AntiVirus(ノートン・アンチウィルス)」ユーザに対し,同ワームを検知するウィルス定義ファイル注2(ワクチン)を本日より提供開始します。

PrettyPark.Worm(プリティパーク)
プリティパークは,フランスのスパムメールで配布されていたと報告されているワームで,オリジナルのメールは,フランス国内のアドレスから送信されたようです。1999年5月28日,フランスからNorton AntiVirusの「スキャンと配信注3」機能を通じた最初の報告がありました。通常,メールに添付されるファイル名は,"Pretty Park.EXE"です。Pretty Park.EXEを実行すると,Windows標準の「3Dパイプ」スクリーンセーバーを表示し,30分毎に,自分自身を添付したメールを,インターネットアドレス帳に登録されているアドレスに勝手に送信します。また,30秒毎に,IRC(Internet Relay Chat)チャンネルに接続しようとします。

SARCの対応
SARCでは,「スキャンと配信」機能を通じてユーザから送信されてきたプリティパークに関しては,5月28日の発見日より即ウィルス定義を提供してきましたが,このたび, 6月3日付けで,同ウィルス定義ファイルをLiveUpdate注4自動更新システムを通じて提供を開始します。ユーザは,LiveUpdateや,SARCのホームページからウィルス定義ファイルをダウンロードし,インストールすることによりこれらの新種ウィルス対応に更新することが可能です。また,ウィルス対策を施していないユーザは,「Norton AntiVirus 30日間限定体験版」を,シマンテックのホームページからダウンロードして利用できます。

現在プリティパークの被害は大きく広がってはいませんが,同ワームは「Happy99」に似ているため注意が必要です。Happy99は本年2月に発見され,現在マクロウィルスの「XM.Laroux(ラルー)」を抜いて,IPA(情報処理振興事業協会)のウィルス被害届出件数(99年1月‐4月)でトップとなっています。Happy99やプリティパーク,またメリッサなど最近のウィルスは,電子メールを利用して感染を広げるため,強い感染力を持っていることが特徴です。

米国ではメリッサの騒動以降,ユーザがウィルス定義ファイルの更新を頻繁に行っているため,CIHなどメリッサ以降に発病したウィルスの被害が低く押さえられています。しかしながらメリッサが大きな被害を出さなかった日本では,その後のCIHなどの被害が多く見られました。日々増えつづけるウィルスに対抗するためには,ウィルス定義ファイルの定期的な更新と,外部からの添付ファイルやプログラムを,むやみに実行せず,その前にウィルス対策ソフトでスキャンするといった,セキュリティに対する意識を常に持つことが非常に効果的です。


【注釈解説】
注1:SARC(シマンテック・アンチウィルス・リサーチ・センター,通称:サーク)
SARCはシマンテックの世界最大のコンピュータ・ウィルス研究所で,日本をはじめ米国,欧州,豪州のワールドワイドをカバーする4拠点の研究者が,コンピュータウィルスに関する研究を行っています。ウィルスの解析やウィルス定義ファイルの提供,ファイル・システムの治療・修復に関する研究を行っており,毎月平均300個の新種ウィルスに対応し,最新のウィルスの脅威からユーザを保護しています。

注2:ウィルス定義ファイル
個々のウィルスの検知・駆除用のデータ。ウィルス対策ソフトはこのデータを利用してウィルスなのか,そうでないかを検知し,駆除するのでユーザは常に最新のデータを入手する必要があります。SARCは業界で初のウィルス定義ファイルの毎週更新を実施し,新種のウィルスへ迅速に対応しています。

注3:スキャンと配信
Norton AntiVirusは「検疫」と「スキャンと配信」という連動する2つの機能を使用する事により,ウィルスに感染しているファイルもしくは疑わしいファイルからコンピュータを完全に保護します。その手順は,まず「検疫」機能が,ウィルスに感染しているファイル,もしくは疑わしいファイルを削除すること無く任意の場所に隔離して実行できなくしてしまいます。感染ファイルは暗号化され任意のディレクトリに移動されますが,ファイル修復後は元の場所に復元されます。次にユーザは検疫されたファイルを,‡@まずウィザードに従った簡単な手順でSARCに送付できます。その際,機密情報を含むWordやExcelなどのファイルは,内容を全て削除して疑わしいマクロの部分だけを送付することも可能です。‡ASARCはユーザからのファイルを受信すると同時にファイルを受け取ったことを知らせるメールを返信します。‡BSARCは受け取ったファイルの解析を自動的に行い,ウィルスでない場合は直ちに結果を報告します。ウィルスと判明した場合には送付元のユーザにウィルス定義ファイルを送ります。‡Cユーザは返送されてきたウィルス定義ファイルを使用して,検疫されているファイルを修復しファイルは感染前の元の場所に戻されます。

注4:LiveUpdate(ライブアップデート)
Norton AntiVirusのLiveUpdateボタンをクリックすることにより,最新のウィルスのデータベース,スキャンエンジンを含む「ウィルス定義ファイル」を更新できる自動アップデート機能。インターネットやモデムを通じてシマンテックのサーバに接続し,自分のコンピュータに自動的に新しいウィルス定義ファイルを,システムを再起動すること無くインストールできます。また,スケジュール設定により定期的な自動更新も可能です。

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・シマンテックコーポレーションについて
シマンテックコーポレーションは、コンピュータ・ユーザに、高い生産性と、安全で信頼性の高い環境をいつでもどこでも提供いたします。シマンテックは、広範なソリューションを提供しており、顧客満足と製品ブランドの高い認知度におけるリーダーとして知られています。同社は、主に、‡@ウィルス対策とPCアシスタンス用ソフトウェアのNortonシリーズ、‡A遠隔地ユーザの生産性を高めるpcANYWHERE、WinFax、ACT!、‡Bインターネット開発ツールCafeシリーズといった3分野のアプリケーション製品群で顧客ニーズに応えています。
詳細は同社ホームページhttp://www.symantec.comをご参照ください。

・株式会社シマンテックについて
株式会社シマンテックは、米国シマンテック社の日本法人として、1994年9月1日に設立いたしました。成長著しい日本のパソコンソフトウェア市場において、市場のニーズや環境にマッチした日本語製品のタイムリーな開発・販売および充分な情報提供のためのマーケティング活動や製品購入前後に渡るサポートの提供を行なっています。
詳細は同社ホームページhttp://www.symantec.co.jpをご参照ください。

*Symantec社の名称、ロゴおよび各製品名は、シマンテック社の米国内での登録商標です。
*その他の商品名などは、それぞれ各社の登録商標または商標です。

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