|
1999年11月8日
株式会社シマンテック,
日本でいまだ蔓延中のワーム型ウィルス「Happy99」の
駆除プログラムを無償で提供開始

ビジネス・パソコンソフトウェア大手のシマンテック コーポレーション〔Symantec Corporation〕(会長兼社長兼CEO:ジョン・W・トンプソン,本社:米国カリフォルニア州クパチーノ)の日本法人である株式会社シマンテック(東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー,代表取締役社長:成田明彦)は,国内で最も被害報告の多いコンピュータ・ワーム「Happy99.Worm(別名、W32.Ska)」を安全に除去し、Windowsシステムファイルを回復するためのツールを作成しました。同社のウィルス研究所「SARC(サーク)注1」は,すべてのコンピュータユーザに対し,同ワームを駆除するプログラムを本日より無償で提供を開始します。
Happy99.Worm(ハッピー99.ワーム)
ハッピー99は,電子メールなどで自己増殖を行うワームです。1999年1月に米国でSARCに報告され,日本国内では2月から被害が報告されています。IPA(情報処理振興事業協会)によると,9月までに801件報告され、マクロウィルスのXM.Laroux(ラルー)を抜いて国内で最も被害報告の多いウィルスになっています。SARCに届けられる報告数も多く、1月〜10月までに全世界で6,575件となっています。このワームは,世界的に蔓延しており,遭遇の可能性が高いために注意が必要です。
SARCの対応
SARCでは,すでに同ワームに感染したユーザに対しては「スキャンと配信注2」機能や「LiveUpdate注3」自動更新システムを通じて,1月の発見日より即「ウィルス定義ファイル注4(ワクチン)」を提供してきましたが,ワールドワイドでの被害がいまだ報告されているため,1999年11月8日付けで,全てのユーザが使用できる同駆除プログラムをシマンテックホームページを通じて提供開始します。同ウィルスに感染したユーザはプログラムをダウンロードし,インストールすることによりこのワームを駆除することが可能です。また,ウィルス対策を施していないユーザは,「Norton AntiVirus 30日間限定体験版」を,シマンテックのホームページからダウンロードして利用することでウィルス感染を未然に防ぐことが可能です。
テクニカルノート
ワームというタイプの不正なプログラム ハッピー99は,通常,HAPPY99.EXEという名前で,電子メールなどに添付されます。HAPPY99.EXEファイルが実行されると,不正な動作を隠すために,"Happy New Year 1999!"というタイトルで花火の画像を表示します。
このとき不正プログラムは,インターネット接続するためのシステムファイルを変更します。この変更により,インターネット接続やデータ送信時にHAPPY99.EXEを電子メールやニュースグループの投稿に自動的に添付して送信します。同ウィルスと駆除プログラムに関する詳細は以下のアドレスからご覧いただけます。
(http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/fixhappy.html)
【注釈解説】
注1:SARC(シマンテック・アンチウィルス・リサーチ・センター,通称:サーク)
SARCはシマンテックの世界最大のコンピュータ・ウィルス研究所で,日本をはじめ米国,欧州,豪州のワールドワイドをカバーする4拠点の研究者が,コンピュータウィルスに関する研究を行っています。ウィルスの解析やウィルス定義ファイルの提供,ファイル・システムの治療・修復に関する研究を行っており,毎月平均300個の新種ウィルスに対応し,最新のウィルスの脅威から24時間365日ユーザを保護しています。
注2:スキャンと配信
Norton AntiVirusは「検疫」と「スキャンと配信」という連動する2つの機能を使用する事により,ウィルスに感染しているファイルもしくは疑わしいファイルからコンピュータを完全に保護します。その手順は,まず「検疫」機能が,ウィルスに感染しているファイル,もしくは疑わしいファイルを削除すること無く任意の場所に隔離して実行できなくしてしまいます。感染ファイルは暗号化され任意のディレクトリに移動されますが,ファイル修復後は元の場所に復元されます。次にユーザは検疫されたファイルを,@まずウィザードに従った簡単な手順でSARCに送付できます。その際,機密情報を含むWordやExcelなどのファイルは,内容を全て削除して疑わしいマクロの部分だけを送付することも可能です。ASARCはユーザからのファイルを受信すると同時にファイルを受け取ったことを知らせるメールを返信します。BSARCは受け取ったファイルの解析を自動的に行い,ウィルスでない場合は直ちに結果を報告します。ウィルスと判明した場合には送付元のユーザにウィルス定義ファイルを送ります。Cユーザは返送されてきたウィルス定義ファイルを使用して,検疫されているファイルを修復しファイルは感染前の元の場所に戻されます。
注3:LiveUpdate(ライブアップデート)
Norton AntiVirusのLiveUpdateボタンをクリックすることにより,最新のウィルスのデータベース,スキャンエンジンを含む「ウィルス定義ファイル」を更新できる自動アップデート機能。インターネットやモデムを通じてシマンテックのサーバに接続し,自分のコンピュータに自動的に新しいウィルス定義ファイルを,システムを再起動すること無くインストールできます。また,スケジュール設定により定期的な自動更新も可能です。
注4:ウィルス定義ファイル
個々のウィルスの検知・駆除用のデータ。ウィルス対策ソフトはこのデータを利用してウィルスなのか,そうでないかを検知し,駆除するのでユーザは常に最新のデータを入手する必要があります。SARCは業界で初のウィルス定義ファイルの毎週更新を実施し,新種のウィルスへ迅速に対応しています。

シマンテック コーポレーションについて
シマンテック コーポレーション(Nasdaq:SYMC)は,インターネット・セキュリティ技術,および企業におけるラップトップ・コンピュータや他の携帯端末などを活用した業務のサポート・管理を支援するソリューションにおける先進的企業です。また,一般ユーザ向けソフトウェアにおいてはリーダー企業として知られるとともに,大企業向けのソリューション・プロバイダーとしての認知度を向上させています。詳細は同社ホームページhttp://www.symantec.comで参照できます。
株式会社シマンテックについて
株式会社シマンテックは,米国シマンテック社の日本法人として,1994年9月1日に設立されました。成長著しい日本のパソコンソフトウェア市場において,市場のニーズや環境に適した日本語製品の開発・販売および情報提供のためのマーケティング活動や製品購入前後に渡るサポートの提供を行っています。詳細は同社ホームページhttp://www.symantec.co.jpで参照できます。
*Symantec社の名称、ロゴおよび各製品名は、シマンテック社の米国内での登録商標です。
*その他の商品名などは、それぞれ各社の登録商標または商標です。 |
News Release Indexへもどる
|