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1999年12月9日
シマンテック,
2000年問題修正プログラムを装う新種ウィルス
「バビロニア」を発見,対応するワクチンを提供開始

ビジネス・パソコンソフトウェア大手のシマンテック コーポレーション〔Symantec Corporation〕(米国カリフォルニア州クパチーノ,会長兼社長兼CEO:ジョン・W・トンプソン)の日本法人である株式会社シマンテック(東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー,代表取締役社長:成田明彦)は,新種ウィルス「W95.Babylonia(バビロニア)」を発見,同社のウィルス研究所「SARC(サーク)注1」は,ウィルス対策ソフトNorton AntiVirusのユーザに対し,このウィルスを防ぐウィルス定義ファイル注2(ワクチン)を本日より提供開始します。
バビロニアは,12月6日に米国で発見されました。日本国内での発見の報告はまだありませんが,米国では20件以上の報告が寄せられています。2000年問題の修復プログラムを装い,感染後はインターネット経由で自分自身の更新を行うため潜在的な危険度が高いと思われます。
W95.Babylonia(バビロニア)
バビロニアは,Windows 95/98,NT上で動作するウィルスで,Windowsのヘルプファイルに感染する初のウィルスです。同ウィルスはMIRC注3(My Internet Relay Chat)と電子メールを通じて他のコンピュータに感染を広げます。このウィルスは2000年問題のバグ修正プログラムを装って送りつけられ,これを実行するとWindowsの32ビット形式プログラムやヘルプファイルに感染します。その後は,次回コンピュータ起動時に次のようなメッセージを表示します。
W95/Babylonia by Vecna (c) 1999
Greetz to RoadKil and VirusBuster
Big thankz to sok4ever webmaster
Abracos pra galera brazuca!!!
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Eu boto fogo na Babilonia!
さらに,感染したコンピュータのマシン名を次のメールアドレスに送信します。
babylonia_counter@hotmail.com
その後はコンピュータがインターネットに接続するのを待ち,接続を検知すると,日本国内でホスティング(レンタル)されているWWWサーバ上のウィルス関連のアングラサイトにアクセスし,ウィルスの各パーツをダウンロードします。このためウィルスの作者は常にバビロニアを更新することが可能になっています。
バビロニアは,"W32.Coke"や"W95.Fono"ウィルスの作者によって作成された可能性のあるウィルスで,元々は"serialz.hlp"というWindowsのヘルプファイルの形でニュースグループに投稿され,それをダウンロードした人から感染が広がったものと見られています。
SARCの対応
SARCでは,「バビロニア」に対応したワクチンファイルをLiveUpdate注4自動更新システムを通じて本日より提供開始します。Norton AntiVirusの全てのユーザは,LiveUpdateや,SARCのホームページからウィルス定義ファイルをダウンロードし,インストールすることによりこの新種ウィルスを検知・駆除することができます。
ウィルス対策を施していないユーザは,「Norton AntiVirus 30日間限定体験版」を,シマンテックのホームページからダウンロードし,LiveUpdateで最新のウィルス定義ファイルに更新して使用することができます。
【注釈解説】
注1:SARC(シマンテック・アンチウィルス・リサーチ・センター,通称:サーク)
SARCはシマンテックの世界最大のコンピュータ・ウィルス研究所で,日本をはじめ米国,欧州,豪州のワールドワイドをカバーする4拠点の研究者が,コンピュータウィルスに関する研究を行っています。ウィルスの解析やウィルス定義ファイルの提供,ファイル・システムの治療・修復に関する研究を行っており,毎月平均300個の新種ウィルスに対応し,最新のウィルスの脅威から24時間365日ユーザを保護しています。
注2:ウィルス定義ファイル
個々のウィルスの検知・駆除用のデータ。ウィルス対策ソフトはこのデータを利用してウィルスなのか,そうでないかを検知し,駆除するのでユーザは常に最新のデータを入手する必要があります。SARCは業界で初のウィルス定義ファイルの毎週更新を実施し,新種のウィルスへ迅速に対応しています。
注3:MIRC
インターネット上で文字を利用したリアルタイムの会話が行えるチャットです。
注4:LiveUpdate(ライブアップデート)
Norton AntiVirusのLiveUpdateボタンをクリックすることにより,最新のウィルスのデータベース,スキャンエンジンを含む「ウィルス定義ファイル」を更新できる自動アップデート機能。インターネットやモデムを通じてシマンテックのサーバに接続し,自分のコンピュータに自動的に新しいウィルス定義ファイルを,システムを再起動すること無くインストールできます。また,スケジュール設定により定期的な自動更新も可能です。

・シマンテックコーポレーションについて
シマンテックコーポレーションは、コンピュータ・ユーザに、高い生産性と、安全で信頼性の高い環境をいつでもどこでも提供いたします。シマンテックは、広範なソリューションを提供しており、顧客満足と製品ブランドの高い認知度におけるリーダーとして知られています。同社は、主に、@ウィルス対策とPCアシスタンス用ソフトウェアのNortonシリーズ、A遠隔地ユーザの生産性を高めるpcANYWHERE、WinFax、ACT!、Bインターネット開発ツールCafeシリーズといった3分野のアプリケーション製品群で顧客ニーズに応えています。
詳細は同社ホームページhttp://www.symantec.comをご参照ください。
・株式会社シマンテックについて
株式会社シマンテックは、米国シマンテック社の日本法人として、1994年9月1日に設立いたしました。成長著しい日本のパソコンソフトウェア市場において、市場のニーズや環境にマッチした日本語製品のタイムリーな開発・販売および充分な情報提供のためのマーケティング活動や製品購入前後に渡るサポートの提供を行なっています。
詳細は同社ホームページhttp://www.symantec.co.jpをご参照ください。
*Symantec社の名称、ロゴおよび各製品名は、シマンテック社の米国内での登録商標です。
*その他の商品名などは、それぞれ各社の登録商標または商標です。
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