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日本サイト更新日: 2003年5月7日 10:30

Category 1 Backdoor.Delf.Family

発見日: 2003年5月5日 (米国時間)
最終更新日: 2003年5月5日 21:11 (米国時間)

Backdoor.Delf.Family はバックドアトロイの木馬プログラムのファミリーです。このファミリーに属するトロイの木馬は通常、キーストロークのログなどの個人データを盗み出します。

種別: トロイの木馬

感染サイズ: 130K-180K

影響を受けるシステム: Windows 95, Windows 98, Windows NT, Windows 2000, Windows XP, Windows Me

影響を受けないシステム: Windows 3.x, Macintosh, OS/2, UNIX, Linux


  • 対応日(Intelligent Updater)*
  • 2003/05/05(米国時間)
  • 対応日(Live UpdateTM)**
  • 2003/05/07(米国時間)
    * Intelligent Updaterを通じたウイルス定義は随時更新されていますが、そのダウンロードとインストールは手動で行う必要があります。
    ** LiveUpdateを通じたウイルス定義は毎週水曜日(米国時間)に更新されています。
    LiveUpdateの使い方については、こちらをクリックしてください。

    threat assessment

    被害状況

    危険性評価グラフ

    Low Low Low

    被害状況:

    ダメージ:

    感染力:

    technical details

    Backdoor.Delf.Familyのトロイの木馬が実行されると、通常、次のことを行います。

    • ネットワーク接続を開く。
    • ウイルス対策製品が使用するプロセスなどを停止させる。
    • 自分自身を別のファイルにコピーし、時にはオリジナルのファイルを削除することもある。
    • Windowsの起動時に必ずトロイの木馬が実行されるようにレジストリを改変する。

    Backdoor.Delf.Familyとして検出される亜種数種類とその特性は以下のとおりです。

    亜種 1

    • ポート2444で待機します。
    • 自分自身を%System%\SysService.exeにコピーします。
    • 次の値を
      "SysService"="%System%\SysService.exe"

      次のレジストリキーに作成します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run.

    亜種 2

    • ポート27,378で待機します。
    • (%Windir%\hap1というフォルダを作成した後で)自分自身を %Windir%\hap1\win32.comにコピーします。
    • 次の値を

      "Common Startup"="%Windir%\hap1"

      次のレジストリキーに作成します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\explorer\User Shell Folders

    亜種 3

    • ポート2,189で待機します。
    • 自分自身のコピーは行いませんが、オリジナルの場所からinterdll.exeというファイルとして実行します。
    • 次の値を

      "Interdll"="<the path to the file>\interdll.exe"

      次のレジストリキーに作成します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run.

    亜種 4

    • ポート23で待機します。
    • 自分自身を %Windir%\msgsrv16.exeにコピーします。
    • 次の値を

      "Msgsrv16"="%Windir%\Msgsrv16.exe"

      次のレジストリキーに作成します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run.

    その他の亜種は、それぞれ異なる構成となっています。

    注意:

    • %Windir%は可変です。このトロイの木馬はWindowsのインストール先フォルダ (標準ではC:\WindowsまたはC:\Winnt)を探し出し、その場所に自分自身をコピーします。
    • %System%は可変です。このトロイの木馬はシステムフォルダを探し出し、その場所に自分自身をコピーします。このフォルダは、標準ではC:\Windows\System (Windows 95/98/Me), C:\Winnt\System32 (Windows NT/2000)またはC:\Windows\System32 (Windows XP)です。

    recommendations

    Symantec Security Response では、すべてのユーザと管理者の皆様に対し、基本的なオンライン・セキュリティ対策として日常的に次のことを実行することを奨励しています。

    • 不必要なサービスをすべて無効化するか、あるいは削除する。OS の多くは標準で、FTP クライアント、telnet、Web サーバーなどコンピュータの操作に必ずしも必要ではない付加的なサービスをインストールします。そのような付加的サービスは、攻撃の侵入経路として利用されることが多いため、無効化あるいは削除することによって、攻撃経路をその分少なくすることができ、パッチ適用時にも更新が必要なサービス数を減らすことができます。
    • 1つ、あるいは複数のネットワークサービスが複合型脅威の攻撃を受けた場合には、パッチを適用するまでの一時的な回避策として、攻撃を受けているサービスをオフにするか、そのサービスへのアクセスを遮断する。
    • 常に最新のパッチを適用しておく。特に、公開サービスをホストしていたり、HTTP、FTP、メール、DNS サービスなど、ファイアウォールを介してアクセス可能にしているコンピュータに対しては必ず最新パッチを適用しておくよう心がけてください。
    • パスワード・ポリシーの徹底。複雑なパスワードを設定しておけば、セキュリティが低下したコンピュータ上に保存しているパスワードファイルの解読を困難にすることができます。また、攻撃を受けた場合でも被害を防止あるいは最小限に抑えることができます。
    • メールサーバーを、ウイルスが感染拡大を試みる際によく使用するファイル拡張子(.vbs、.bat、.exe、.scr など)が付いた添付ファイルを含むメールをブロックあるいは削除するように設定しておく。
    • ネットワーク接続しているコンピュータが感染した場合は、他のコンピュータへの感染拡大を防止するために、そのコンピュータをすみやかにネットワークから切り離し、その後、被害を受けたコンピュータに対し被害状況の分析を行ない、信頼できるメディアを使って復旧を図る。
    • 従業員に対し、次のことを徹底させる。
      • 予期せぬメールが届いた場合には添付ファイルを絶対に開かない。
      • インターネットからダウンロードしたソフトウェアについては、必ずウイルススキャンを実行し、問題がないことが確認できるまでは絶対に起動しない。
      • 既知のセキュリティホールに対応するパッチが適用されていない Web ブラウザーを使用している場合は、安全でない Web サイトにアクセスするだけで感染する可能性があることを留意する。

    removal instructions

    以下の手順は、Symantec AntiVrusおよびNorton AntiVirus製品シリーズも含め、現在サポート対象となっているすべてのシマンテック・アンチウイルス製品のお客様を対象にして記述されています。

    1. ウイルス定義を最新版に更新します。
    2. システム全体のスキャンを実行し、Backdoor.Delf.Familyまたは特定の亜種(Backdoor.Delf.Xなど)として検出されたファイルをすべて削除します。
    3. レジストリに追加された値を削除します。

    具体的な手順については、以下のセクションをご覧ください。

    1. ウイルス定義を更新する

    ウイルス定義ファイルはすべて、Symantec Security Responseによる完全品質保証テストを通過した後で弊社サーバーにアップロードされています。最新版のウイルス定義は次の2通りの方法で入手できます。

    • LiveUpdateを実行する方法。LiveUpdateTM は、ウイルス定義ファイルと製品アップデートを最も手軽に入手いただける方法です。LiveUpdateを通じて配布されているウイルス定義ファイルは、Symantec Security Responseの完全品質保証テストを通過後、危険度の高いウイルスが出現した場合を除き、通常は毎週水曜日にLiveUpdateTM サーバーにアップロードされます。この脅威に対応するウイルス定義がLiveUpdateを通じて入手可能かどうかを判断するには、ページ上部に記載の「対応日(LiveUpdate)」欄の日付をご覧ください。
    • Intelligent UpdaterTM を使用してウイルス定義をダウンロードする方法。Intelligent UpdaterTM を通じて配布しているウイルス定義ファイルは、Symantec Security Response(シマンテック・セキュリティ・レスポンス)による完全な品質保証検査を通過後、米国時間の平日(月曜日〜金曜日)に随時、更新、アップロードされています。Intelligent UpdaterTM によるウイルス定義ファイルは、Symantec Security ResponseのWebサイトからダウンロードし、手動でインストールする方法でのみご利用いただけます。この脅威に対応するウイルス定義がIntelligent Updaterを通じて入手可能かどうかを判断するには、ページ上部に記載の「対応日(Intelligent Updater)」欄の日付をご覧ください。

      Intelligent Updaterのウイルス定義は、こちらからダウンロードいただけます。Intelligent UpdaterTM を使用してウイルス定義ファイルをダウンロード、インストールする方法については、こちらをクリックしてください。


    2. 感染ファイルを探して削除する

    1. Norton AntiVirus (NAV)を開き、すべてのファイルがスキャン対象として設定されているか確認します。
    2. システム全体のスキャンを実行します。
    3. Backdoor.Delf.Familyまたは類似した名前のトロイの木馬に感染しているファイルが検出されたら、後でジストリを調べるときに使えるように、検出されたファイル名をすべて書き留め、その後、[削除]をクリックします。

    3. レジストリから値を削除する

    注意:システムレジストリに変更を行なう際には、事前にバックアップを作成することを強くお勧めします。レジストリに不適切な変更を行なうと、データの喪失やファイルの破損など修復不可能な問題が生じる可能性があります。指定されたキーのみを修正するよう注意してください。レジストリの編集作業を始める前に必ず、"レジストリのバックアップ方法" をお読みください。

    1. [スタート]ボタンを押し、[ファイル名を指定して実行]をクリックします。([ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスが表示されます。)

    2. regeditと入力します。

      その後、[OK]をクリックします(レジストリ エディタが開きます)。

    3. 次のレジストリキーを選択します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

    4. 画面右側で、前述のステップ2で削除したファイル名と一致する値を探します。
      例えば、"SysService.exe"というファイルを削除していた場合、次のようなレジストリ値を探して削除します。

      "(何らかの値名)" = "C:\Windows\System\SysService.exe"

      該当する値が存在しない場合、トロイの木馬は他のレジストリキーに起動情報を設定している可能性があります。その場合は、次のレジストリキーも調べてください。

      HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunServices HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunServicesOnce

    5. レジストリエディタを終了します。