© 1995-2006 Symantec Corporation. All rights reserved. 商標について プライバシーポリシー
CodeRed II
発見日: 2003年3月11日 (米国時間) 最終更新日: 2003年6月13日 14:52 (米国時間)
2003年6月13日(米国時間)、Symantec Security Responseは、CodeRed IIの危険度を3から2に引き下げました。
2003年3月11日、Symantec Security Response はCodeRedの新たな亜種が出回っていることを確認しました。この亜種とオリジナルのCodeRed IIとの相違点は、サイズが2バイト異なるだけです。シマンテックのウイルス対策製品のウイルス定義ファイルは、この亜種をCodeRed IIとして検出します。この新しい亜種も現在配布中のCodeRed駆除ツールで検知、駆除できます。 CodeRed IIは2001年8月4日に発見されました。他のWebサーバーに感染を広げるために同じバッファオーバーフローを利用することから、CodeRedの変種と言われています。Symantec Security Responseに数多くのIIS Web Serverに対する被害報告が寄せられていることから、危険性が高いという評価をしています。 オリジナルのCodeRedワームの検出と駆除方法、および、他のシマンテック製品を使った感染防止対策については、CodeRed Wormページの「追加情報」セクションをご覧ください。 シマンテックのウイルス対策技術を使った最も効果的なCodeRed感染防止手段については、こちら(英語)をクリックしてください。 オリジナルのCodeRedは、ホワイトハウスのWebサーバーにサービス拒否攻撃をするという発病症状を持っていました。CodeRed IIと呼ばれる変種は、ハッカーがリモートでWebサーバーの完全なアクセスを持つことを可能にするというオリジナルとは異なる発病症状を持っています。 Symantec Security Response では、お使いのコンピュータ上の脆弱性を評価し、CodeRed ワームと CodeRed II を駆除するツールを作成しました。 CodeRed 駆除ツールを入手するには、 ここをクリックしてください。 マイクロソフト社のIISサーバーを使用している場合、このワームの侵入を防ぐために最新のパッチを適用することを強くお勧めします。この脆弱性に関する情報とマイクロソフトの修正プログラムについては下記のWebサイトをご覧ください。 http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS01-033.asp(日本語) http://www.microsoft.com/technet/security/bulletin/MS01-033.asp(英語) 現時点までに配布されている4つのIIS修正プログラムを含んだ累積的な修正プログラムは、下記のWebサイトからダウンロードいただけます。 http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS01-044.asp(日本語) http://www.microsoft.com/technet/security/bulletin/MS01-044.asp (英語) Norton Antivirusは、このワームの発病症状(トロイの木馬コンポーネント)をTrojan.VirtualRootとして検出することにより、Webサーバーが感染していることを発見することができます。このトロイの木馬はWindows 2000の脆弱性を利用します。この問題に対応したMicrosoftのセキュリティの更新プログラムのダウンロード、インストールと、このトロイの木馬による再感染を防止する方法については、下記のWebサイトをご覧ください。 http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS00-052.asp(日本語) http://www.microsoft.com/technet/security/bulletin/MS00-052.asp(英語)
別名: CodeRed.v3, CodeRed.C, CodeRed III, W32.Bady.C, CodeRed.F
種別: トロイの木馬, ワーム
CVE識別番号: CVE-2001-0500, CVE-2001-0506
被害状況
危険性評価グラフ
被害状況:高
ダメージ:中
感染力:高
ダメージ
感染力
CodeRed IIは既知のバッファオーバーフローを使って任意のWebサーバーに自分自身をインストールすることによって感染を広げます。但し、これは最新のマイクロソフトIISサービスパックを使ってパッチが当てられていないシステムだけに影響を与えます。 この脆弱性に関する情報とマイクロソフトの修正プログラムについては下記のWebサイトをご覧ください。 http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS01-033.asp(日本語) http://www.microsoft.com/technet/security/bulletin/MS01-033.asp(英語) これまでにリリースされている4つの修正プログラムを含むIISの累積的な修正プログラムについては、下記のWebサイトをご覧ください。 http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS01-044.asp(日本語) http://www.microsoft.com/technet/security/bulletin/MS01-044.asp (英語) システム管理者の方は、このワームや他の不正アクセスの防止策としてマイクロソフトの修正プログラムを適用することをお勧めします。 Webサーバーに感染するとき、ワームは最初にIIS Serverサービスのプロセスアドレス空間でkernel32.dllのベースアドレスを識別するイニシャライズルーチンを呼び出します。次にGetProcAddressのアドレスを探し出し、以下のセットのAPIアドレスへのアクセスを取得するためにGetProcAddressの呼び出しを開始します。 LoadLibraryA CreateThread .... GetSystemTime その後ワームはsocket、closesocket、WSAGetLastErrorのような機能にアクセスするためにWS2_32.DLL をロードし、USER32.DLLからExitWindowsExを取得します。ExitWindowsExはシステムをリブートするためにワームによって使用されます。 メインスレッドは2つの異なるマーカーをチェックします。最初のマーカー"29A"は、Trojan.VirtualRootというトロイの木馬のインストールをコントロールします。もう一つのマーカーは、"CodeRedII"というセマフォです。セマフォが存在する場合、ワームは無限スリープに入ります。次にメインスレッドはコンピュータの言語設定をチェックします。言語設定が中国語(台湾あるいはPRC)の場合はスレッドを600個作成し、それ以外の場合はスレッドを300個作成します。これらのスレッドはランダムなIPアドレスを生成します。生成されたIPアドレスは次の感染対象となるWebサーバーを探すために使用されます。これらのスレッドが動作している間、メインスレッドはCmd.exeをWindows NT\Systemフォルダから次のフォルダ(存在する場合)にコピーします。 c:\inetpub\scripts\root.exe d:\inetpub\scripts\root.exe c:\progra~1\common~1\system\MSADC\root.exe d:\progra~1\common~1\system\MSADC\root.exe ワームによって挿入されたトロイの木馬によって、次のレジストリキーが改ざんされていた(新規のキーが追加され、ユーザグループが217に設定されていた)場合、 HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\ Services\W3SVC\Parameters\Virtual Roots ハッカーはHTTP GETリクエストをそのWebサーバーに送信し、script/root.exeをそのサーバー上で実行することによってそのWebサーバーを完全に制御できるようになります。 メインスレッドは中国語のシステムで48時間、その他のシステムでは24時間スリープします。ワームによって生成された300個あるいは600個のスレッドはその間も動作を続け、他のシステムに感染を試みます。メインスレッドは、そのスリープ状態から覚醒したときにコンピュータを再起動します。さらに、すべてのスレッドは日付の月が10月であるかどうか、あるいは日付の年が2002年であるかどうかを調べ、いずれかに該当する場合はコンピュータを再起動します。 ワームはコマンドシェル(cmd.exe)をIIS Webサーバーの既定の実行可能ディレクトリにコピーし、遠隔制御を可能にします。また、ワームはルートドライブ上に、あるファイルをC:\EXPLORER.EXEまたはD:\EXPLORER.EXE、あるいはその両方として挿入します。そのファイルには隠しファイル、システムファイル、読み出し専用属性が設定されています。これらのトロイの木馬ファイルはNorton AntiVirusではTrojan.VirtualRootとして検出されます。ワームはこのファイルを自身の内部に圧縮形式で携帯し、攻撃対象のサーバーに挿入するときに解凍します。 ワームは感染活動を24時間または48時間続けた後、コンピュータを再起動します。しかし、マイクロソフトの最新のパッチが当てられるまで、一度感染したコンピュータに再び感染するおそれがあります。コンピュータは、日付が10月または2002年の場合にも再起動されます。コンピュータの再起動中、システムがExplorer.exeを実行しようとしたときにTrojan.VirtualRootが実行されます(これは、Windows NTがプログラムを実行する際、プログラムのパス名を名前解決あるいは検索する手順によるものです)。トロイの木馬(C:\Explorer.exe)は数分間スリープした後、レジストリキーを確実に改変するために上記のキーをリセットします。 メモリ常駐型のワームはコンピュータの再起動後は活動を停止していることに注意してください。言い換えると、感染しているシステムが再起動したとき、そのコンピュータが再度感染しない限りワームは他のコンピュータへ感染を広げようとはしません。 また、 このトロイの木馬は次のレジストリキーの HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\ Windows NT\CurrentVersion\Winlogon 次の値を SFCDisable 次の値に設定することによって、 0xFFFFFF9D システムファイル・チェッカーを無効にします。 注意:
Symantec ManHunt Symantec Manhunt 2.2 はプロトコル異常検出機能を使用してCodeRedワームを"SMTP Malformed Data"として検知します。また、カスタム・ルールを最新のsnortルールで最新版に更新し、HYBRID MODE機能がオンにしておけば、この脅威は"HTTP_IIS_ISAPI_Extension"として検出されます。
Symantec Security Response では、すべてのユーザと管理者の皆様に対し、基本的なオンライン・セキュリティ対策として日常的に次のことを実行することを奨励しています。
Symantec Security Response ではお使いのコンピュータ上の脆弱性の評価と CodeRed ワームと CodeRed II を駆除するツールを作成しました。 CodeRed 駆除ツールを入手するには、 ここをクリックしてください。 なんらかの理由によりCodeRed 駆除ツールを入手・使用できない場合は、手動で駆除してください。
手動によるワームの駆除方法: CodeRed IIを手動で駆除するためには必ず、最初にMicrosoftから配布されている修正プログラムを適用した後、その他の変更作業を行ない、レジストリを編集する必要があります。これらの作業を必ず以下に記載通りの順に実行してください。 修正プログラムの入手方法: このステップは大変重要ですので、絶対に省略しないでください。 次のWebサイトから修正プログラムをダウンロードして入手し、適用してください。 http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS01-033.asp(日本語) http://www.microsoft.com/technet/security/bulletin/MS01-033.asp(英語) あるいは、IISの累積的な修正プログラムをダウンロードしてインストールしてもかまいません。次のWebサイトから入手できます。 http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS01-044.asp(日本語) http://www.microsoft.com/technet/security/bulletin/MS01-044.asp (英語) ワームファイルを削除する方法:
ワームによって改ざんされたレジストリの修復と削除: 注意:システムレジストリに変更を行なう際には、事前にバックアップを作成することを強くお勧めします。レジストリに不適切な変更を行なうと、データの喪失やファイルの破損など修復不可能な問題が生じる可能性があります。指定されたキーのみを修正するよう注意してください。レジストリの編集作業を始める前に必ず「レジストリのバックアップ方法」をお読みください。
追加情報
CodeRed IIの攻撃を受けてしまった場合、他にどんなリスクにさらされているのかを判断することは非常に困難です。 ほとんどの場合、感染しているシステムはそれ以上に危険にさらされる可能性は低いと思われますが、いったん攻撃を受けてセキュリティが低下してしまったコンピュータのなかには、他の悪意のある行為が実行されるリスクが新たに生じるものがあります。ログを解析することによって、コンピュータに他に悪意のある活動が行われていないという確証がない限り、システムを完全に再インストールすることを強く推奨します。1度攻撃を受けたコンピュータがクリーンになったことを100%確信できる方法は、これ以外にありません。