clear clear
Symantec.com logo Security Response
japan
グローバルサイト
製品とサービス
製品の購入
サポート
セキュリティ・レスポンス
ダウンロード
シマンテックについて
サーチ
フィードバック
grey


© 1995-2009 Symantec Corporation.
All rights reserved.
商標について
プライバシーポリシー

日本サイト更新日: 2004年5月19日 18:00

Category 2 W32.Bobax.C

発見日: 2004年5月18日 (米国時間)
最終更新日: 2004年5月18日 13:43 (米国時間)

W32.Bobax.C は、LSASS の脆弱性 (マイクロソフト セキュリティ情報 MS04-011 参照) を悪用するワームです。このワームに感染したシステムは、電子メール・リレーとして使用される可能性があります。

別名: W32/Bobax.worm.c [McAfee], TrojanProxy.Win32.Bobax.c [Kaspersky]

種別: ワーム

感染サイズ: 22,528 バイト

影響を受けるシステム: Windows 2000, Windows XP

影響を受けないシステム: DOS, Linux, Macintosh, Novell Netware, OS/2, UNIX, Windows 3.x, Windows 95, Windows 98, Windows Me, Windows NT


  • 対応日(Intelligent Updater)*
  • 2004/05/18(米国時間)
  • 対応日(Live UpdateTM)**
  • 2004/05/18(米国時間)
    * Intelligent Updaterを通じたウイルス定義は随時更新されていますが、そのダウンロードとインストールは手動で行う必要があります。
    ** LiveUpdateを通じたウイルス定義は毎週水曜日(米国時間)に更新されています。
    LiveUpdateの使い方については、こちらをクリックしてください。

    threat assessment

    被害状況

    危険性評価グラフ

    Low Medium Medium

    被害状況:

    ダメージ:

    感染力:

    ダメージ

    感染力

    technical details

    W32.Bobax.C が実行されると、次のことを行います。

    1. 自分自身を %System%\<ランダムな文字列>.exe としてコピーします。<ランダムな文字列> には、ランダムな数の文字が入ります。


      注意: %System% は可変です。このワームはシステムフォルダを探し出し、その場所に自分自身をコピーします。標準では、このフォルダは C:\Windows\System (Windows 95/98/Me)、C:\Winnt\System32 (Windows NT/2000)、または C:\Windows\System32 (Windows XP) です。


    2. 次の値を

      "<ランダムな文字列>" = "%System%\<ランダムな文字列>.exe"

      次のレジストリキーに追加します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

    3. %Temp% フォルダに、ランダムな名前の .tmp ファイルを投下します。そのファイルは実際には .dll ファイルであり、ワームのメイン機能を内包しています。


      注意: %Temp% は可変です。このワームはテンポラリフォルダを探し出し、その場所に自分自身をコピーします。標準では、このフォルダは C:\Windows\TEMP (Windows 95/98/Me/XP) あるいは C:\WINNT\Temp (Windows NT/2000) です。


    4. .dll ファイルを Explorer.exe に挿入し、自身のプロセスである <ランダムな文字列>.exe を終了します。


      注意: この操作の結果、Explorer.exe が異常終了する可能性があります。


    5. ランダムに生成された IP アドレスをスキャンし、それらのコンピュータの TCP ポート 5000 への接続を試みることによって、稼動中のシステムが Windows XP かどうかを確認します (マイクロソフト セキュリティ情報 MS01-059 参照)。接続に成功すると、ワームは次のことを行います。
      1. ホストコンピュータの TCP ポート 445 にシェルコードを送信することによって、Windows LSASS バッファ・オーバーランの脆弱性 (マイクロソフト セキュリティ情報 MS04-011 参照)の悪用を試みます。
      2. この試みに成功すると、リモートのコンピュータ上で実行されたコードが HTTP を使用してホストコンピュータのランダムなポートに強制接続します。
      3. ホストコンピュータからリモートコンピュータにワームをダウンロードし、svc.exe として保存します。
      4. ワームがリモートコンピュータ上で実行されます。


        注意: この攻撃が実行された場合の副作用として、LSASS プロセスが異常終了し、その結果、コンピュータの再起動を余儀なくします。これは、W32.Sasser.Worm が引き起こす影響と似ています。


    6. 多数のポートをランダムに選択して開き、外部からの接続を待機します。ワームはこれらのポート上で独自の SMTP サーバを実行することによって、感染したコンピュータを開いたままの状態にし、そのコンピュータをスパムリレーとして使用できるようにします。

    recommendations

    Symantec Security Response では、すべてのユーザと管理者の皆様に対し、基本的なオンライン・セキュリティ対策として日常的に次のことを実行することを奨励しています。

    • 不必要なサービスをすべて無効化するか、あるいは削除する。OS の多くは標準で、FTP クライアント、telnet、Web サーバーなどコンピュータの操作に必ずしも必要ではない付加的なサービスをインストールします。そのような付加的サービスは、攻撃の侵入経路として利用されることが多いため、無効化あるいは削除することによって、攻撃経路をその分少なくすることができ、パッチ適用時にも更新が必要なサービス数を減らすことができます。
    • 1つ、あるいは複数のネットワークサービスが複合型脅威の攻撃を受けた場合には、パッチを適用するまでの一時的な回避策として、攻撃を受けているサービスをオフにするか、そのサービスへのアクセスを遮断する。
    • 常に最新のパッチを適用しておく。特に、公開サービスをホストしていたり、HTTP、FTP、メール、DNS サービスなど、ファイアウォールを介してアクセス可能にしているコンピュータに対しては必ず最新パッチを適用しておくよう心がけてください。
    • パスワード・ポリシーの徹底。複雑なパスワードを設定しておけば、セキュリティが低下したコンピュータ上に保存しているパスワードファイルの解読を困難にすることができます。また、攻撃を受けた場合でも被害を防止あるいは最小限に抑えることができます。
    • メールサーバーを、ウイルスが感染拡大を試みる際によく使用するファイル拡張子(.vbs、.bat、.exe、.scr など)が付いた添付ファイルを含むメールをブロックあるいは削除するように設定しておく。
    • ネットワーク接続しているコンピュータが感染した場合は、他のコンピュータへの感染拡大を防止するために、そのコンピュータをすみやかにネットワークから切り離し、その後、被害を受けたコンピュータに対し被害状況の分析を行ない、信頼できるメディアを使って復旧を図る。
    • 従業員に対し、次のことを徹底させる。
      • 予期せぬメールが届いた場合には添付ファイルを絶対に開かない。
      • インターネットからダウンロードしたソフトウェアについては、必ずウイルススキャンを実行し、問題がないことが確認できるまでは絶対に起動しない。
      • 既知のセキュリティホールに対応するパッチが適用されていない Web ブラウザーを使用している場合は、安全でない Web サイトにアクセスするだけで感染する可能性があることを留意する。

    removal instructions

    W32.Bobax.C を駆除するには、以下の作業を実行してください。


    駆除を開始する前に: Windows 2000/XP をお使いの場合で、マイクロソフト セキュリティ情報 MS04-011 で解説されている脆弱性に対応する修正プログラムを適用していない場合は、駆除作業を開始する前に必ず、修正プログラムを適用してください。修正プログラムが未適用のまま駆除作業を実行した場合、お使いのコンピュータが再度感染する可能性があります。



    修正プログラムの適用あるいは駆除ツールの入手を行う前にコンピュータがシャットダウンした場合の対処方法

    W32.Bobax.C は、Windows をシャットダウンと再起動を繰返す状態に陥らせる能力を持っています。このような事態が発生した場合、マイクロソフトから配布されている修正プログラムのインストールができなくなります。

      注意:
      • ステップ 3 - 6 を実行するための時間的余裕は約 20 秒間しかないため、以下の手順を数回実行する必要があるかもしれません。)
      • Windows 2000 上では、この手順を行っても効果はありません。


    システムのシャットダウンを防ぐには、下記の手順を実行してください。
    1. コンピュータをネットワーク/インターネットに接続している場合は、接続を切ります。(必要であれば、ケーブルを外してください。)
    2. コンピュータを再起動します。
    3. Windows が起動し、デスクトップ画面が表示されたら、すぐに [スタート] ボタンを押し、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
    4. 次のコマンドを入力し、

      cmd

      その後、Enter キーを押します。

    5. 次のコマンドを入力し、

      shutdown -i

      その後、Enter キーを押します。

    6. 表示された [リモート シャットダウン ダイアログ] で、次のことを実行してください。
      1. [追加] をクリックし、[コンピュータの追加] ダイアログボックスにお使いのコンピュータ名を入力し、[OK] をクリックします。
      2. [警告を表示する時間] フィールドに、9999 と入力します。
      3. [コメント] ボックスに次のテキストを入力します。

        Delay Lsass.exe shutdown.
      4. [OK] をクリックします。

    7. ネットワーク/インターネットに再接続します。
    8. インターネットに接続し、修正プログラムをダウンロードし、インストールします。その後、以下の駆除手順を実行します。

    修正プログラムの適用が終わり、脅威の駆除作業が終わった時点で、必要に応じて、[警告を表示する時間] の値を初期値の 20 秒間に戻しても構いません。


    以下の手順は、Symantec AntiVrus および Norton AntiVirus 製品シリーズも含め、現在サポート対象となっているすべてのシマンテック・アンチウイルス製品のお客様を対象にして記述されています。
    1. システムの復元機能を無効にします (Windows XP の場合)。
    2. ウイルス定義を最新版に更新します。
    3. コンピュータをセーフモードまたは VGA モードで再起動します。
    4. システム全体のスキャンを実行し、W32.Bobax.C として検出されたファイルをすべて削除します。
    5. レジストリに追加された値を削除します。
    具体的な手順については、以下のセクションをご覧ください。


    1. システムの復元オプションを無効にする (Windows XP)
    Windows XP をお使いの場合は、駆除作業を行う前にシステムの復元オプションを一時的にオフにしてください。システムの復元機能は、Windows Me/XP の機能の一つで、標準では有効に設定されています。この機能は、Windows がコンピュータ上のファイルが破損した場合にそれらを自動的に復元するために使用されます。コンピュータがウイルス、ワーム、またはトロイの木馬に感染した場合、ウイルス、ワーム、またはトロイの木馬のバックアップファイルが _RESTORE フォルダ内に作成されている可能性があります。

    Windows は、ウイルス対策プログラムのような外部プログラムによるシステムの復元機能の改変を防止するように設定されています。この理由により、ウイルス対策プログラムおよび駆除ツールでは _RESTORE フォルダ内に保存されている感染ファイルを削除することはできません。その結果、他のあらゆる場所から感染ファイルを削除した後でも、感染したファイルが誤って復元される可能性があります。

    また、ウイルス対策プログラムでコンピュータをスキャンしたときに感染ファイルが検出されなかった場合でも、オンラインスキャンの実行時に _RESTORE フォルダ内の脅威が検出されることがあります。

    システムの復元機能を無効にする方法については、Windows のマニュアルか、あるいは "Windows XP のシステムの復元機能を有効/無効にする方法" をご覧ください。


    注意: 駆除作業が完全に終わり、脅威が駆除されたことを確認した時点で、上記のドキュメントに記載の手順を実行することでシステムの復元機能を有効な状態に戻してください。



    2. ウイルス定義を更新する
    ウイルス定義ファイルはすべて、Symantec Security Response による完全品質保証テストを通過した後で弊社サーバーにアップロードされています。最新版のウイルス定義は次の 2 通りの方法で入手できます。
    • LiveUpdate を実行する方法。LiveUpdateTM は、ウイルス定義ファイルと製品アップデートを最も手軽に入手いただける方法です。LiveUpdate を通じて配布されているウイルス定義ファイルは、Symantec Security Response の完全品質保証テストを通過後、危険度の高いウイルスが出現した場合を除き、通常は毎週水曜日にLiveUpdateTM サーバーにアップロードされます。この脅威に対応するウイルス定義が LiveUpdate を通じて入手可能かどうかを判断するには、ページ上部に記載の「対応日(LiveUpdate)」欄の日付をご覧ください。
    • Intelligent UpdaterTM を使用してウイルス定義をダウンロードする方法。Intelligent UpdaterTM を通じて配布しているウイルス定義ファイルは、Symantec Security Response(シマンテック・セキュリティ・レスポンス)による完全な品質保証検査を通過後、米国時間の平日(月曜日〜金曜日)に随時、更新、アップロードされています。Intelligent UpdaterTM によるウイルス定義ファイルは、Symantec Security Response の Web サイトからダウンロードし、手動でインストールする方法でのみご利用いただけます。この脅威に対応するウイルス定義が Intelligent Updater を通じて入手可能かどうかを判断するには、ページ上部に記載の「対応日(Intelligent Updater)」欄の日付をご覧ください。

      Intelligent Updater のウイルス定義は、こちらからダウンロードいただけます。Intelligent UpdaterTM を使用してウイルス定義ファイルをダウンロード、インストールする方法については、こちらをクリックしてください。

    3. コンピュータをセーフモードまたは VGA モードで再起動する
    コンピュータをシャットダウンし、電源を切った後、30 秒間待ちます。その後、コンピュータをセーフモードまたは VGA モードで再起動します。

    4. 感染ファイルを探して削除する
    1. Norton AntiVirus (NAV) を開き、すべてのファイルがスキャン対象として設定されているか確認します。
    2. システム全体のスキャンを実行します。
    3. W32.Bobax.C に感染しているファイルが検出されたら、[削除] をクリックします。

    5. レジストリから値を削除する


    注意: システムレジストリに変更を行なう際には、事前にバックアップを作成することを強くお勧めします。レジストリに不適切な変更を行なうと、データの喪失やファイルの破損など修復不可能な問題が生じる可能性があります。指定されたキーのみを修正するよう注意してください。レジストリの編集作業を始める前に必ず「レジストリのバックアップ方法」をお読みください。

    1. [スタート] ボタンを押し、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。([ファイル名を指定して実行] ダイアログボックスが表示されます。)

    2. regedit と入力します。

      その後、[OK] をクリックします。(レジストリ エディタが開きます。)

    3. 次のレジストリキーを選択します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

    4. 画面右側で、次の値を削除します。

      "random_characters" = "%System%\<ランダムな文字列>.exe"

    5. レジストリエディタを終了します。