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日本サイト更新日: 2004年3月22日 16:00

Category 2 W32.HLLW.Antinny.G

発見日: 2004年3月19日 (米国時間)
最終更新日: 2004年3月20日 10:39 (米国時間)

W32.HLLW.Antinny.G は、W32.HLLW.Antinny ワームの亜種です。このワームは、Winny ファイル共有ネットワークを介して拡散します。

W32.HLLW.Antinny.G は、個人情報 (ユーザ名、電子メール、ファイルなど) を盗んでファイル共有ネットワークに送信します。

W32.HLLW.Antinny.G は、メモ帳アイコンまたは Windows 標準のフォルダアイコンを持っています。

2004 年 3 月 19 日以前のウイルス定義は、この脅威を W32.HLLW.Antinny として検出します。

亜種: W32.HLLW.Antinny, W32.HLLW.Antinny.E

種別: ワーム

感染サイズ: 不定

影響を受けるシステム: Windows 2000, Windows 95, Windows 98, Windows Me, Windows NT, Windows XP

影響を受けないシステム: DOS, Linux, Macintosh, OS/2, UNIX


  • 対応日(Intelligent Updater)*
  • 2004/03/19(米国時間)
  • 対応日(Live UpdateTM)**
  • 2004/03/24(米国時間)
    * Intelligent Updaterを通じたウイルス定義は随時更新されていますが、そのダウンロードとインストールは手動で行う必要があります。
    ** LiveUpdateを通じたウイルス定義は毎週水曜日(米国時間)に更新されています。
    LiveUpdateの使い方については、こちらをクリックしてください。

    threat assessment

    被害状況

    危険性評価グラフ

    Low High Low

    被害状況:

    ダメージ:

    感染力:

    ダメージ

    感染力

    technical details

    W32.HHLW.Antinny.G が実行されると、次のことを行います。

    1. 偽のエラーメッセージを表示するか、あるいは、ワームが投下したテキストファイルを開きます。

    2. ランダムに選択したフォルダに、自分自身を次のいずれかの名前でコピーします。
      • Svchost.exe
      • Spoolsv.exe
      • Explorer.exe
      • Winlogon.exe
      • Explorer.exe

    3. 既存のファイルをランダムに 1 つ選択し、そのファイル名と類似したランダムな名前を使って自分自身をコピーします。例えば、ワームが Graph8.exe というファイルを選択した場合、Graph8.exe と同じフォルダ内に、自分自身を Graph857d0.exe などといったファイルとしてコピーする可能性があります。

    4. 次の値を

      "<ランダムに選択されたプログラムの名前>"="<ワームのパス>" </logon, /start, /autorun, /startup のうちいずれか>

      次のレジストリキーに追加することによって、

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

      Windows の起動時に W32.HLLW.Antinny.G が実行されるように設定します。

    5. C ドライブ上のファイルを削除しようとします。

    6. %Windir%\Regedit.exe と %System%\Regedt32.exe を Notepad.exe で上書きします。

    7. レジストリからユーザの名前、組織名、メールアドレスを探し出し、その情報を含むテキストファイルを作成します。

    8. Winny ファイル共有プログラムのアップロードフォルダまたはダウンロードフォルダに、ワーム内部に含まれている日本語のリストからランダムに選択した名前のファイルとして自分自身をコピーします。

    9. ワームを実行する HTML ファイルを作成します。そのファイルは、.htm または .folder 拡張子を持っています。.folder ファイルは、Windows 標準のフォルダアイコンを持っていますが、そのファイルをダブルクリックすると実行される可能性があります。

    10. スクリーンショットを .jpg ファイルとして撮影し、それらを Winny のアップロードフォルダまたはダウンロードフォルダに保存します。

    11. 上記のステップ 7 〜 10 で言及されている情報を含む .zip または .lzh アーカイブを作成します。ワームはユーザのコンピュータ上の一部のファイルをランダムに選択し、そのアーカイブファイルをアップロードフォルダまたはダウンロードフォルダにコピーします。その結果、感染先システムのユーザの個人情報が Winny ファイル共有ネットワークを通じて漏洩します。

    recommendations

    Symantec Security Response では、すべてのユーザと管理者の皆様に対し、基本的なオンライン・セキュリティ対策として日常的に次のことを実行することを奨励しています。

    • 不必要なサービスをすべて無効化するか、あるいは削除する。OS の多くは標準で、FTP クライアント、telnet、Web サーバーなどコンピュータの操作に必ずしも必要ではない付加的なサービスをインストールします。そのような付加的サービスは、攻撃の侵入経路として利用されることが多いため、無効化あるいは削除することによって、攻撃経路をその分少なくすることができ、パッチ適用時にも更新が必要なサービス数を減らすことができます。
    • 1つ、あるいは複数のネットワークサービスが複合型脅威の攻撃を受けた場合には、パッチを適用するまでの一時的な回避策として、攻撃を受けているサービスをオフにするか、そのサービスへのアクセスを遮断する。
    • 常に最新のパッチを適用しておく。特に、公開サービスをホストしていたり、HTTP、FTP、メール、DNS サービスなど、ファイアウォールを介してアクセス可能にしているコンピュータに対しては必ず最新パッチを適用しておくよう心がけてください。
    • パスワード・ポリシーの徹底。複雑なパスワードを設定しておけば、セキュリティが低下したコンピュータ上に保存しているパスワードファイルの解読を困難にすることができます。また、攻撃を受けた場合でも被害を防止あるいは最小限に抑えることができます。
    • メールサーバーを、ウイルスが感染拡大を試みる際によく使用するファイル拡張子(.vbs、.bat、.exe、.scr など)が付いた添付ファイルを含むメールをブロックあるいは削除するように設定しておく。
    • ネットワーク接続しているコンピュータが感染した場合は、他のコンピュータへの感染拡大を防止するために、そのコンピュータをすみやかにネットワークから切り離し、その後、被害を受けたコンピュータに対し被害状況の分析を行ない、信頼できるメディアを使って復旧を図る。
    • 従業員に対し、次のことを徹底させる。
      • 予期せぬメールが届いた場合には添付ファイルを絶対に開かない。
      • インターネットからダウンロードしたソフトウェアについては、必ずウイルススキャンを実行し、問題がないことが確認できるまでは絶対に起動しない。
      • 既知のセキュリティホールに対応するパッチが適用されていない Web ブラウザーを使用している場合は、安全でない Web サイトにアクセスするだけで感染する可能性があることを留意する。

    removal instructions

    以下の手順は、Symantec AntiVirus およびNorton AntiVirus 製品シリーズも含め、現在サポート対象となっているすべてのシマンテック・アンチウイルス製品のお客様を対象にして記述されています。

    1. システムの復元機能を無効にします(Windows Me/XP の場合)。
    2. ウイルス定義を最新版に更新します。
    3. システム全体のスキャンを実行し、W32.HLLW.Anitinny.G として検出されたファイルをすべて削除します。
    4. regedit.exe または regedt32.exe を復元します。
    5. レジストリに追加された値を削除します。

    具体的な手順については、以下のセクションをご覧ください。

    1. システムの復元オプションを無効にする (Windows Me/XP)
    Windows Me/XP をお使いの場合は、駆除作業を行う前にシステムの復元オプションを一時的にオフにしてください。システムの復元機能は、Windows Me/XP の機能の一つで、標準では有効に設定されています。この機能は、Windows がコンピュータ上のファイルが破損した場合にそれらを自動的に復元するために使用されます。コンピュータがウイルス、ワーム、またはトロイの木馬に感染した場合、ウイルス、ワーム、またはトロイの木馬のバックアップファイルが _RESTORE フォルダ内に作成されている可能性があります。

    Windows は、ウイルス対策プログラムのような外部プログラムによるシステムの復元機能の改変を防止するように設定されています。この理由により、ウイルス対策プログラムおよび駆除ツールでは _RESTORE フォルダ内に保存されている感染ファイルを削除することはできません。その結果、他のあらゆる場所から感染ファイルを削除した後でも、感染したファイルが誤って復元される可能性があります。

    また、ウイルス対策プログラムでコンピュータをスキャンしたときに感染ファイルが検出されなかった場合でも、オンラインスキャンの実行時に _RESTORE フォルダ内の脅威が検出されることがあります。

    システムの復元機能を無効にする方法については、Windows のマニュアルか、あるいは下記のドキュメントをご覧ください。

    注意: 駆除作業が完全に終わり、脅威が駆除されたことを確認した時点で、上記のドキュメントに記載の手順を実行することでシステムの復元機能を有効な状態に戻してください。


    システムの復元機能についての詳細および別の無効化方法については、Microsoft Knowledge Base article :_RESTORE フォルダにウィルスが発見された場合の対応方法について ID: Q263455 をご覧ください。


    2. ウイルス定義を更新する
    ウイルス定義ファイルはすべて、Symantec Security Response による完全品質保証テストを通過した後で弊社サーバーにアップロードされています。最新版のウイルス定義は次の 2 通りの方法で入手できます。
    • LiveUpdate を実行する方法。LiveUpdateTM は、ウイルス定義ファイルと製品アップデートを最も手軽に入手いただける方法です。LiveUpdate を通じて配布されているウイルス定義ファイルは、Symantec Security Response の完全品質保証テストを通過後、危険度の高いウイルスが出現した場合を除き、通常は毎週水曜日にLiveUpdateTM サーバーにアップロードされます。この脅威に対応するウイルス定義が LiveUpdate を通じて入手可能かどうかを判断するには、ページ上部に記載の「対応日(LiveUpdate)」欄の日付をご覧ください。
    • Intelligent UpdaterTM を使用してウイルス定義をダウンロードする方法。Intelligent UpdaterTM を通じて配布しているウイルス定義ファイルは、Symantec Security Response(シマンテック・セキュリティ・レスポンス)による完全な品質保証検査を通過後、米国時間の平日(月曜日〜金曜日)に随時、更新、アップロードされています。Intelligent UpdaterTM によるウイルス定義ファイルは、Symantec Security Response の Web サイトからダウンロードし、手動でインストールする方法でのみご利用いただけます。この脅威に対応するウイルス定義が Intelligent Updater を通じて入手可能かどうかを判断するには、ページ上部に記載の「対応日(Intelligent Updater)」欄の日付をご覧ください。

      Intelligent Updater のウイルス定義は、こちらからダウンロードいただけます。Intelligent UpdaterTM を使用してウイルス定義ファイルをダウンロード、インストールする方法については、こちらをクリックしてください。

    3. 感染ファイルを探して削除する
    1. Norton AntiVirus (NAV) を開き、すべてのファイルがスキャン対象として設定されているか確認します。
    2. システム全体のスキャンを実行します。
    3. W32.HLLW.Antinny.G に感染しているファイルが検出されたら、ファイル名とパスを書き留め、その後、[削除] をクリックします。

    4. regedit.exe または regedt32.exe を復元する
    Windows OS をお使いの場合は、そのバージョンに関係なく、必ず、Regedit.exe ファイルを復元する必要があります。Windows NT/2000 をお使いの場合はさらに、Regedt32.exe も復元する必要があります。

    ファイルの抽出方法に関する一般的な手順については、以下のドキュメントをご覧ください。この情報はお客様の便宜を図る目的で提供しているものであり、シマンテックでは、マイクロソフト製品に対する保証もサポートも提供しておりません。具体的な手順はお使いの OS の設定やファイルの保存先などによって異なります。詳しくは、ヘルプファイルを参照するか、マイクロソフトに直接お問い合わせになるか、あるいは、コンピュータの専門家にお問い合わせください。

    5. レジストリから値を削除する


    注意:システムレジストリに変更を行なう際には、事前にバックアップを作成することを強くお勧めします。レジストリに不適切な変更を行なうと、データの喪失やファイルの破損など修復不可能な問題が生じる可能性があります。指定されたキーのみを修正するよう注意してください。レジストリの編集作業を始める前に必ず「レジストリのバックアップ方法」をお読みください。

    1. [スタート] ボタンを押し、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。([ファイル名を指定して実行] ダイアログボックスが表示されます。)

    2. regedit と入力します。

      その後、[OK] をクリックします。(レジストリ エディタが開きます。)

    3. 次のレジストリキーを選択します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

    4. 画面右側で、次の値を削除します。

      "<ランダムに選択されたプログラムの名前>"="<ワームのパス>" (/logon, /start, /autorun, /startup のうちいずれかのオプションが付きます。)

    5. レジストリエディタを終了します。