clear clear
Symantec.com logo Security Response
japan
グローバルサイト
製品とサービス
製品の購入
サポート
セキュリティ・レスポンス
ダウンロード
シマンテックについて
サーチ
フィードバック
grey


© 1995-2006 Symantec Corporation.
All rights reserved.
商標について
プライバシーポリシー

日本サイト更新日: 2004年1月26日 18:00

Category 1 W32.HLLW.Gaobot.gen

発見日: 2003年11月21日 (米国時間)
最終更新日: 2003年12月5日 10:39 (米国時間)

W32.HLLW.Gaobot.gen は、様々な脆弱性の悪用を通じてコンピュータに感染するワームのファミリーです。また、W32.HLLW.Gaobot.gen は、感染先のコンピュータに IRC チャネルを通じて不正にアクセスできるようにするバックドアを開きます。

このファミリーに属する亜種 は、次の複数の脆弱性を利用して感染を広げます。


このファミリーに属する亜種のほとんどは、UPX など、ラインタイム圧縮プログラムで圧縮されています。

別名: W32/Gaobot.worm.gen [McAfee], Backdoor.Agobot [Kaspersky]

種別: ワーム

感染サイズ: 可変

影響を受けるシステム: Windows 2000, Windows NT, Windows XP

影響を受けないシステム: DOS, Linux, Macintosh, OS/2, UNIX, Windows 3.x, Windows 95, Windows 98, Windows Me


  • 対応日(Intelligent Updater)*
  • 2003/11/24(米国時間)
  • 対応日(Live UpdateTM)**
  • 2003/11/26(米国時間)
    * Intelligent Updaterを通じたウイルス定義は随時更新されていますが、そのダウンロードとインストールは手動で行う必要があります。
    ** LiveUpdateを通じたウイルス定義は毎週水曜日(米国時間)に更新されています。
    LiveUpdateの使い方については、こちらをクリックしてください。

    threat assessment

    被害状況

    危険性評価グラフ

    Low Medium Medium

    被害状況:

    ダメージ:

    感染力:

    ダメージ

    感染力

    technical details

    W32.HLLW.Gaobot.gen ファミリーに属するワームは一般に、次のことを行います。

    1. 自分自身を %System% フォルダにコピーします。そのとき使用されるファイル名は一定していませんが、Csrrs.exe、Scvhost.exe、System.exe など、正規の Windows システムファイルに似た名前がよく使われます。


      注意: %System% は可変です。このワームはシステムフォルダを探し出し、その場所に自分自身をコピーします。標準では、このフォルダは C:\Windows\System (Windows 95/98/Me)、C:\Winnt\System32 (Windows NT/2000)、または C:\Windows\System32 (Windows XP)です。


    2. 次の形式の値を

      "<キーの名前>" = "<ワームのファイル名>"

      例:
      "Configuration Loader" = "Service.exe"

      次のレジストリキーに追加することによって、
      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunServices

        Windowsの起動時に必ずワームが実行されるように設定します。

    3. 次のレジストリキーを作成し、

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\<サービス名>

      次の形式の値を追加することによって、

      <キーの名前> = "%System%\<ワームのファイル名>" -service

      例:
      "Configuration Loader" = "%System%\Service.exe" -service

      Windows の起動時にワームがサービスとして起動するように設定します。<サービス名> の値には通常、x4 や a3 などが使用されますが、任意の値に設定することが可能となっています。<キーの名前> は、ステップ 2 で追加されるキーの名前と同一です。

    4. 独自の IRC クライアントを使用して、ある IRC サーバーに接続し、次のことを実行するためのコマンドを待機します。
      • ファイルのダウンロードと実行
      • システム情報の窃盗
      • ワームを他の IRC ユーザへ送信
      • 新規アカウントの追加
      • サービス拒否 (DoS) 攻撃の実行

    5. DCOM RPCの脆弱性 (マイクロソフト セキュリティ情報 MS03-026 参照) を悪用するデータを TCP ポート 135 に送信します。

    6. 容易に推測可能なユーザ名/パスワードの組み合わせ (空白のパスワードも含む) を使用して、次のネットワーク共有への接続を試みます。
      • admin$
      • c$
      • d$
      • e$
      • print$

        このとき試されるユーザ名とパスワードのサンプル一覧については、W32.HLLW.Gaobot.AA のページをご覧ください。

    7. 前述の攻撃方法を使って侵入に成功したシステムすべてに自分自身をコピーします。

    8. タスクスケジュールを、新たに感染したコンピュータ上でワームが実行されるようにリモートから設定します。

    9. レジストリを調べ、様々なゲームの CD キーを盗みます。

    10. ウイルス対策ソフトウェアやファイアウォールソフトウェア、および、その他のワームに関連のあるプロセスを終了させます。

    recommendations

    Symantec Security Response では、すべてのユーザと管理者の皆様に対し、基本的なオンライン・セキュリティ対策として日常的に次のことを実行することを奨励しています。

    • 不必要なサービスをすべて無効化するか、あるいは削除する。OS の多くは標準で、FTP クライアント、telnet、Web サーバーなどコンピュータの操作に必ずしも必要ではない付加的なサービスをインストールします。そのような付加的サービスは、攻撃の侵入経路として利用されることが多いため、無効化あるいは削除することによって、攻撃経路をその分少なくすることができ、パッチ適用時にも更新が必要なサービス数を減らすことができます。
    • 1つ、あるいは複数のネットワークサービスが複合型脅威の攻撃を受けた場合には、パッチを適用するまでの一時的な回避策として、攻撃を受けているサービスをオフにするか、そのサービスへのアクセスを遮断する。
    • 常に最新のパッチを適用しておく。特に、公開サービスをホストしていたり、HTTP、FTP、メール、DNS サービスなど、ファイアウォールを介してアクセス可能にしているコンピュータに対しては必ず最新パッチを適用しておくよう心がけてください。
    • パスワード・ポリシーの徹底。複雑なパスワードを設定しておけば、セキュリティが低下したコンピュータ上に保存しているパスワードファイルの解読を困難にすることができます。また、攻撃を受けた場合でも被害を防止あるいは最小限に抑えることができます。
    • メールサーバーを、ウイルスが感染拡大を試みる際によく使用するファイル拡張子(.vbs、.bat、.exe、.scr など)が付いた添付ファイルを含むメールをブロックあるいは削除するように設定しておく。
    • ネットワーク接続しているコンピュータが感染した場合は、他のコンピュータへの感染拡大を防止するために、そのコンピュータをすみやかにネットワークから切り離し、その後、被害を受けたコンピュータに対し被害状況の分析を行ない、信頼できるメディアを使って復旧を図る。
    • 従業員に対し、次のことを徹底させる。
      • 予期せぬメールが届いた場合には添付ファイルを絶対に開かない。
      • インターネットからダウンロードしたソフトウェアについては、必ずウイルススキャンを実行し、問題がないことが確認できるまでは絶対に起動しない。
      • 既知のセキュリティホールに対応するパッチが適用されていない Web ブラウザーを使用している場合は、安全でない Web サイトにアクセスするだけで感染する可能性があることを留意する。

    removal instructions

    以下の手順は、Symantec AntiVrus およびNorton AntiVirus 製品シリーズも含め、現在サポート対象となっているすべてのシマンテック・アンチウイルス製品のお客様を対象にして記述されています。

    1. システムの復元機能を無効にします(Windows Me/XP の場合)。
    2. ウイルス定義を最新版に更新します。
    3. コンピュータをセーフモードまたは VGA モードで再起動します。
    4. システム全体のスキャンを実行し、W32.HLLW.Gaobot.gen として検出されたファイルをすべて削除します。
    5. レジストリに行われた変更を元に戻します。

    具体的な手順については、以下のセクションをご覧ください。

    1. システムの復元オプションを無効にする (Windows Me/XP)
    Windows Me/XP をお使いの場合は、駆除作業を行う前にシステムの復元オプションを一時的にオフにしてください。システムの復元機能は、Windows Me/XP の機能の一つで、標準では有効に設定されています。この機能は、Windows がコンピュータ上のファイルが破損した場合にそれらを自動的に復元するために使用されます。コンピュータがウイルス、ワーム、またはトロイの木馬に感染した場合、ウイルス、ワーム、またはトロイの木馬のバックアップファイルが _RESTORE フォルダ内に作成されている可能性があります。

    Windows は、ウイルス対策プログラムのような外部プログラムによるシステムの復元機能の改変を防止するように設定されています。この理由により、ウイルス対策プログラムおよび駆除ツールでは _RESTORE フォルダ内に保存されている感染ファイルを削除することはできません。その結果、他のあらゆる場所から感染ファイルを削除した後でも、感染したファイルが誤って復元される可能性があります。

    また、ウイルス対策プログラムでコンピュータをスキャンしたときに感染ファイルが検出されなかった場合でも、オンラインスキャンの実行時に _RESTORE フォルダ内の脅威が検出されることがあります。

    システムの復元機能を無効にする方法については、Windows のマニュアルか、あるいは下記のドキュメントをご覧ください。

    注意: 駆除作業が完全に終わり、脅威が駆除されたことを確認した時点で、上記のドキュメントに記載の手順を実行することでシステムの復元機能を有効な状態に戻してください。


    システムの復元機能についての詳細および別の無効化方法については、Microsoft Knowledge Base article :_RESTORE フォルダにウィルスが発見された場合の対応方法について ID: Q263455をご覧ください。


    2. ウイルス定義を更新する
    ウイルス定義ファイルはすべて、Symantec Security Response による完全品質保証テストを通過した後で弊社サーバーにアップロードされています。最新版のウイルス定義は次の 2 通りの方法で入手できます。

    • LiveUpdate を実行する方法。LiveUpdateTM は、ウイルス定義ファイルと製品アップデートを最も手軽に入手いただける方法です。LiveUpdate を通じて配布されているウイルス定義ファイルは、Symantec Security Response の完全品質保証テストを通過後、危険度の高いウイルスが出現した場合を除き、通常は毎週水曜日に LiveUpdateTM サーバーにアップロードされます。この脅威に対応するウイルス定義が LiveUpdate を通じて入手可能かどうかを判断するには、ページ上部に記載の「対応日(LiveUpdate)」欄の日付をご覧ください。
    • Intelligent UpdaterTM を使用してウイルス定義をダウンロードする方法。Intelligent UpdaterTM を通じて配布しているウイルス定義ファイルは、Symantec Security Response(シマンテック・セキュリティ・レスポンス)による完全な品質保証検査を通過後、米国時間の平日(月曜日〜金曜日)に随時、更新、アップロードされています。Intelligent UpdaterTM によるウイルス定義ファイルは、Symantec Security Response の Web サイトからダウンロードし、手動でインストールする方法でのみご利用いただけます。この脅威に対応するウイルス定義が Intelligent Updater を通じて入手可能かどうかを判断するには、ページ上部に記載の「対応日(Intelligent Updater)」欄の日付をご覧ください。

      Intelligent Updater のウイルス定義は、こちらからダウンロードいただけます。Intelligent UpdaterTM を使用してウイルス定義ファイルをダウンロード、インストールする方法については、こちらをクリックしてください。

    3. コンピュータをセーフモードまたは VGA モードで再起動する

    コンピュータをシャットダウンし、電源を切った後、30 秒間待ちます。その後、コンピュータをセーフモードまたは VGA モードで再起動します。

    4. 感染ファイルを探して削除する
    1. Norton AntiVirus (NAV) を開き、すべてのファイルがスキャン対象として設定されているか確認します。
    2. システム全体のスキャンを実行します。
    3. W32.HLLW.Gaobot.gen に感染しているファイルが検出されたら、ファイル名とパスを書き留め、その後、[削除] をクリックします。

    5. レジストリに行われた変更を元に戻す


    注意:システムレジストリに変更を行なう際には、事前にバックアップを作成することを強くお勧めします。レジストリに不適切な変更を行なうと、データの喪失やファイルの破損など修復不可能な問題が生じる可能性があります。指定されたキーのみを修正するよう注意してください。レジストリの編集作業を始める前に必ず「レジストリのバックアップ方法」をお読みください。


    1. [スタート] ボタンを押し、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。([ファイル名を指定して実行] ダイアログボックスが表示されます。)

    2. regedit と入力します。

      その後、[OK] をクリックします。(レジストリ エディタが開きます。)

    3. 次のレジストリキーを選択します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

    4. 画面右側で、ステップ 4 で検出されたワームファイルを参照している値をすべて削除します。

    5. 次のレジストリキーを選択し、

      HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunServices

      ステップ d と同様の操作を行います。

    6. 次のレジストリキーを選択します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services

    7. [編集] - [検索] をクリックし、次の値を検索します。

      -service


    8. 該当する値が見つかったら、次の形式になっているかどうかを確認します。

      <キーの名前> = "%System%\<ワームのファイル名>" -service

      (<キーの名前> は、ステップ d の run キー と同じ名前です。)

      例:

      "Configuration Loader" = "C:\WINNT\SYSTEM32\Service.exe" -service

      その場合、その値を含むサブキーを削除します。以下はその一例です。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\a3


      注意: このキーは、全ての亜種によって作成されるわけではありません。


    9. レジストリエディタを終了します。