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日本サイト更新日: 2002年12月19日 17:30

Category 2 W32.HLLW.Lioten

発見日: 2002年12月16日 (米国時間)
最終更新日: 2002年12月16日 18:11 (米国時間)

W32.HLLW.Lioten はWindows NTベースのネットワークを通じて自分自身をコピーしようとする単純なワームです。このワームはVisual Cプログラミング言語で書かれ、UPXで圧縮されています。

このワームは新たな感染対象を探すとき、感染対象となるコンピュータにポート445からクエリを送信します。

別名: W32/Lioten.worm [McAfee], Win32.Lioten [CA], WORM_LIOTEN.A [Trend]

種別: ワーム

感染サイズ: 16,896 [UPX], 40,960

影響を受けるシステム: Windows NT, Windows 2000, Windows XP

影響を受けないシステム: Windows 3.x, Windows 95, Windows 98, Windows Me, Microsoft IIS, Macintosh, OS/2, UNIX, Linux


  • 対応日(Intelligent Updater)*
  • 02/12/17(米国時間)
  • 対応日(Live UpdateTM)**
  • 02/12/18(米国時間)
    * Intelligent Updaterを通じたウイルス定義は随時更新されていますが、そのダウンロードとインストールは手動で行う必要があります。
    ** LiveUpdateを通じたウイルス定義は毎週水曜日(米国時間)に更新されています。
    LiveUpdateの使い方については、こちらをクリックしてください。

    threat assessment

    被害状況

    危険性評価グラフ

    Low Medium Medium

    被害状況:

    ダメージ:

    感染力:

    ダメージ

    感染力

    • ポート: 445
    • 共有ドライブ: Windows NTベースのネットワーク全体に渡って自分自身をコピーしようとする

    technical details

    W32.HLLW.Liotenが実行されると、次のことを行います。

    まず、100個のスレッドを作成し、ランダムなIPアドレスの生成を開始します。ランダムなIPアドレスの範囲は [0-255].[0-127].[0-255].[0-127]です。したがって、例えば、IPアドレスが172.155.21.56のコンピュータは、2つ目の数字が127よりも大きいため、この脅威にさらされる危険はありません。最後の数字が127よりも大きなIPアドレスを持つコンピュータも同様です。

    次に、このワームはポート445からIPアドレスにクエリを送信することで、そのアドレスが有効かどうかを判断します。

    その後、有効なことが確認できたIPアドレスを使って自分自身をネットワーク上の他のコンピュータに%system%\Iraq_oil.exeとしてコピーします。

    注意: %system% は可変です。このワームはシステムフォルダを探し出し、その場所に自分自身をコピーします。標準では、システムフォルダはC:\Windows\System (Windows 95/98/Me)、C:\Winnt\System32 (Windows NT/2000)、またはC:\Windows\System32 (Windows XP)にあります。

    ワームは12種類の標準パスワードを使って感染を広げようとします。使用されるパスワードは以下の通りです。

    admin, root, 111, 123, 1234, 123456, 654321, 1, !@#$, asdf, asdfgh, !@#$%, !@#$%^, !@#$%^&, !@#$%^&*, server.

    このワームはnetapi32のNetScheduleJobAdd関数を使い、特定の日時になるとワームが自動的に起動するように設定します。この関数を実行するためには、スケジュールされているサービスがジョブの送信先のコンピュータ上で実行される必要があります。Windows 95/98/Meシステムではこの機能をサポートしていないため、この関数による影響は受けません。

    このワームは大量のスレッドを実行して新たな感染対象となるコンピュータのIPアドレスを探すため、、ネットワーク上の多数のコンピュータが感染した場合、サービス拒否状態に陥る可能性があります。

    recommendations

    Symantec Security Response では、すべてのユーザと管理者の皆様に対し、基本的なオンライン・セキュリティ対策として日常的に次のことを実行することを奨励しています。

    • 不必要なサービスをすべて無効化するか、あるいは削除する。OS の多くは標準で、FTP クライアント、telnet、Web サーバーなどコンピュータの操作に必ずしも必要ではない付加的なサービスをインストールします。そのような付加的サービスは、攻撃の侵入経路として利用されることが多いため、無効化あるいは削除することによって、攻撃経路をその分少なくすることができ、パッチ適用時にも更新が必要なサービス数を減らすことができます。
    • 1つ、あるいは複数のネットワークサービスが複合型脅威の攻撃を受けた場合には、パッチを適用するまでの一時的な回避策として、攻撃を受けているサービスをオフにするか、そのサービスへのアクセスを遮断する。
    • 常に最新のパッチを適用しておく。特に、公開サービスをホストしていたり、HTTP、FTP、メール、DNS サービスなど、ファイアウォールを介してアクセス可能にしているコンピュータに対しては必ず最新パッチを適用しておくよう心がけてください。
    • パスワード・ポリシーの徹底。複雑なパスワードを設定しておけば、セキュリティが低下したコンピュータ上に保存しているパスワードファイルの解読を困難にすることができます。また、攻撃を受けた場合でも被害を防止あるいは最小限に抑えることができます。
    • メールサーバーを、ウイルスが感染拡大を試みる際によく使用するファイル拡張子(.vbs、.bat、.exe、.scr など)が付いた添付ファイルを含むメールをブロックあるいは削除するように設定しておく。
    • ネットワーク接続しているコンピュータが感染した場合は、他のコンピュータへの感染拡大を防止するために、そのコンピュータをすみやかにネットワークから切り離し、その後、被害を受けたコンピュータに対し被害状況の分析を行ない、信頼できるメディアを使って復旧を図る。
    • 従業員に対し、次のことを徹底させる。
      • 予期せぬメールが届いた場合には添付ファイルを絶対に開かない。
      • インターネットからダウンロードしたソフトウェアについては、必ずウイルススキャンを実行し、問題がないことが確認できるまでは絶対に起動しない。
      • 既知のセキュリティホールに対応するパッチが適用されていない Web ブラウザーを使用している場合は、安全でない Web サイトにアクセスするだけで感染する可能性があることを留意する。

    removal instructions

    注意: 以下の手順は、Symantec AntiVrusおよびNorton AntiVirus製品シリーズも含め、現在サポート対象となっているすべてのシマンテック・アンチウイルス製品のお客様を対象にして記述されています。

    1. ウイルス定義を最新版に更新します。
    2. システム全体のスキャンを実行し、W32.HLLW.Liotenとして検出されたファイルをすべて削除します。

    具体的な手順については、以下のセクションをご覧ください。

    ウイルス定義を更新するには:
    ウイルス定義ファイルはすべて、Symantec Security Responseによる完全品質保証テストを通過した後で弊社サーバーにアップロードされています。最新版のウイルス定義は次の2通りの方法で入手できます。

    • LiveUpdateを実行する方法。LiveUpdateTM は、ウイルス定義ファイルと製品アップデートを最も手軽に入手いただける方法です。LiveUpdateを通じて配布されているウイルス定義ファイルは、Symantec Security Responseの完全品質保証テストを通過後、危険度の高いウイルスが出現した場合を除き、通常は毎週水曜日にLiveUpdateTM サーバーにアップロードされます。この脅威に対応するウイルス定義がLiveUpdateを通じて入手可能かどうかを判断するには、ページ上部に記載の「対応日(LiveUpdate)」欄の日付をご覧ください。
    • Intelligent UpdaterTM を使用してウイルス定義をダウンロードする方法。Intelligent UpdaterTM を通じて配布しているウイルス定義ファイルは、Symantec Security Response(シマンテック・セキュリティ・レスポンス)による完全な品質保証検査を通過後、米国時間の平日(月曜日〜金曜日)に随時、更新、アップロードされています。Intelligent UpdaterTM によるウイルス定義ファイルは、Symantec Security ResponseのWebサイトからダウンロードし、手動でインストールする方法でのみご利用いただけます。この脅威に対応するウイルス定義がIntelligent Updaterを通じて入手可能かどうかを判断するには、ページ上部に記載の「対応日(Intelligent Updater)」欄の日付をご覧ください。

      Intelligent Updaterのウイルス定義は、こちらからダウンロードいただけます。Intelligent UpdaterTM を使用してウイルス定義ファイルをダウンロード、インストールする方法については、こちらをクリックしてください。

    感染ファイルを探して削除するには:

    1. Norton AntiVirus (NAV)を開き、すべてのファイルがスキャン対象として設定されているか確認します。
    2. システム全体のスキャンを実行します。
    3. W32.HLLW.Liotenに感染しているファイルが検出されたら、[削除]をクリックします。