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W32.HLLW.Winevar
発見日: 2002年11月23日 (米国時間) 最終更新日: 2002年11月26日 19:02 (米国時間)
W32.HLLW.Winevar は一部のアンチウイルスプログラムおよびファイアウォールプログラムを無効にし、W32.FunLove.4099ウイルスを投下して実行する大量メール送信ワームです。 Symantec Security Response は、お客様に、電子メールの添付ファイルのうち拡張子が.pifまたは.ceoのファイルをすべてブロックするようにお勧めします。 W32.HLLW.Winevar は3つのファイルが添付された電子メールとして届きます。添付されるファイルのファイル名は一定していませんが、次の形式の名前が付いています。
WIN[何らかの文字].TXT (12.6 KB) MUSIC_1.HTM WIN[何らかの文字].GIF (120 bytes) MUSIC_2.CEO WIN[何らかの文字].PIF
.HTMファイルは、Microsoft VM ActiveX コンポーネントの脆弱性を悪用して、.CEO拡張子を実行形式ファイルとして登録します。このワームが送信する電子メールは、「不適切な MIME ヘッダーが原因で Internet Explorer が電子メールの添付ファイルを実行する」という脆弱性を悪用するように構成されていますが、バグがあるため、実際には添付ファイルは自動的に実行されません。このワームの.htm ファイルはJS.Exception.Exploitとして検出されます。
別名: W32/Korvar [McAfee], WORM_WINEVAR.A [Trend], I-Worm.Winevar [KAV]
種別: ワーム
感染サイズ: 89KB
影響を受けるシステム: Windows 95, Windows 98, Windows NT, Windows 2000, Windows XP, Windows Me
影響を受けないシステム: Macintosh, OS/2, Unix, Linux
CVE識別番号: CVE-2000-1061, CVE-2001-0154
被害状況
危険性評価グラフ
被害状況:中
ダメージ:高
感染力:高
ダメージ
感染力
W32.HLLW.Winevarが初めて実行されたとき、このワームは一部のアンチウイルスおよびファイアウォールプログラムを終了し、無効にします。この活動は、すべてのサービスおよびウィンドウを列挙し、その後、プロセス名あるいはサービス名に次のいずれかの文字列を含み、
かつ、次の文字列を含まないプロセスあるいはサービスをすべて終了することによって行われます。
すべてのプロセスおよびサービスのチェックが終わると、ワームは自分自身をレジストリに追加します。 Windows 9x/Meシステム上では、このワームは次のいずれかの値を (標準) Win<幾つかの文字>.pif Win<幾つかの文字> Win<幾つかの文字>.pif 次のレジストリキーで追加あるいは改変します。 HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunServices また、全プラットフォーム環境で、次のいずれかの値を (標準) Win<幾つかの文字> HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run HKEY_Current_User\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run ワームが実行されるたびに毎回、新規のデータがこれらの値に追加されます。 その結果、Windowsの起動時に毎回、ワームが実行するようになります。 レジストリの改変後、ワームは自分自身を %system% ディレクトリにWIN<幾つかの文字>.pifとしてコピーし、現在の時刻をミリ秒単位で表した値をパラメータとしてそのファイルを実行します。この2つ目のワームが制御を獲得すると、パラメータが渡された後の経過時間をチェックします。経過時間が512秒を超えると、ワームは次のメッセージボックスを表示し、発病症状を実行します。 発病症状が実行されると、1秒おきにアンチウイルスおよびファイアウォールプログラムを終了して無効にするルーチンを実行します。その間、ワームはワームの実行元ドライブ上にあるすべてのサブフォルダ内にある全ファイルの削除を試みます。 発病症状が実行されていなかった場合、ワームは次のミューテックスを作成しようとします。 ~~ Drone of StarCraft~~ ワームはwww.symantec.comのwebページのダウンロードを試みることで、インターネットに接続しているかどうかを確認し、インターネットに接続していない場合、ワームは自身が持っているW32.Funlove.4099のコピーを投下して実行します。 インターネットに接続中の場合、ワームはそのコンピュータに登録されている会社名とユーザ名をレジストリに問い合わせます。登録されている会社名の値が存在しない場合、ワームは"Trand Microsoft Inc."という値を使用します。登録されているユーザ名が存在しない場合、ワームは"AntiVirus"という値を使用します。 その後、ワームは自分自身を%desktop%ディレクトリにEXPLORER.PIFとしてコピーします。 次に、ワームはローカルコンピュータ上に存在する固定ドライブごとに、全サブディレクトリ内の全ファイルを調べ、.HTM、.DBXファイルを探します。ただし、名前に以下のいずれかの文字列を含むサブフォルダを発見した場合、
ワームはそれらのサブディレクトリの下の階層にある全サブフォルダ内の全ファイルを削除します。上記の文字列を含むサブディレクトリ名は、韓国、中国、日本で人気のあるアンチウイルス・ソフトウェアで使用されています。 .HTM または .DBX ファイルを発見すると、ワームはそれらのファイルに含まれているメールアドレスを探し出します。発見したメールアドレスのうち、アドレスに@microsoftが含まれていなく、メールがまだ送信されていないものに対しては、ワームはそのアドレスに自分自身を送信します。ワームはレジストリのHKEY_CLASSES_ROOT\Software\Microsoft\DataFactoryキーに受信者のリストを保存しますが、そのリストはワームが終了されるまでの間のみ保存され、ワームが再起動されるたびに削除されます。このワームは独自のSMTPクライアントエンジンを使用して電子メールを送信し、DNSルックアップを使用してメールサーバーを受信者のドメイン名から判断します。 送信されるメールには次の形式の内容が使用されます。 差出人: <登録ユーザ名または "AntiVirus"> <受信者のメールアドレス> 宛先: <受信者のメールアドレス> 件名: Re: AVAR(Association of Anti-Virus Asia Reseachers) または N`4?<登録されている会社名または "Trand Microsoft Inc."> 本文: AVAR(Association of Anti-Virus Asia Reseachers) - Report. Invariably, Anti-Virus Program is very foolish. または <登録ユーザ名> - <登録会社名> .HTMまたは.DBXファイルが見つからなかったり、何らかのエラーが原因でメールが何も送信されなかった場合、ワームは前述のメッセージボックスを表示します。 メールの送信を試みた後、ワームは可能な限り頻繁にwww.symantec.comのデフォルトページを要求することによってwww.symantec.comにサービス拒否攻撃を仕掛けようとします。
Symantec Security Response では、すべてのユーザと管理者の皆様に対し、基本的なオンライン・セキュリティ対策として日常的に次のことを実行することを奨励しています。
注意:
注意: コンピュータがこの脅威に感染していると思われる場合は、32.HLLW.Winevarの駆除が終わるまではコンピュータをシャットダウンしたり、再起動しないでください。 駆除ツールによる駆除 Symantec Security Response ではW32.HLLW.WinevarとW32.Funlove.4099の感染を駆除する無償の駆除ツールを提供しています。これらの脅威の駆除には駆除ツールを使用すると簡単です。W32.HLLW.Winevar/W32.Funlove.4099駆除ツールの入手方法と使い方については、こちらをクリックしてください。 手動による駆除方法
具体的な手順については、以下のセクションをご覧ください。
ウイルス定義を更新するには: ウイルス定義ファイルはすべて、Symantec Security Responseによる完全品質保証テストを通過した後で弊社サーバーにアップロードされています。最新版のウイルス定義は次の2通りの方法で入手できます。
感染ファイルを探して削除するには:
レジストリから値を削除するには: 注意:システムレジストリに変更を行なう際には、事前にバックアップを作成することを強くお勧めします。レジストリに不適切な変更を行なうと、データの喪失やファイルの破損など修復不可能な問題が生じる可能性があります。指定されたキーのみを修正するよう注意してください。レジストリの編集作業を始める前に必ず「レジストリのバックアップ方法」をお読みください。