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W32.Klez.E@mm
発見日: 2002年1月17日 (米国時間) 最終更新日: 2002年8月28日 15:52 (米国時間)
Symantec Security Responceは、報告件数の減少のため、2002年7月23日(米国時間)に危険度3から危険度2へ引き下げました。 W32.Klez.E@mmは W32.Klez.A@mmと似た大量メール送信型ワームで、自分自身をネットワーク共有にもコピーします。大量メール送信に使用されるメールの件名、本文、添付ファイル名はランダムです。 このワームは、Microsoft OutlookおよびOutlook Expressの脆弱性を利用することによって、ユーザがメールを開いたりあるいはプレビューしただけで自動的に自分自身が実行されるように設計されています。この脆弱性に関する情報および修正プログラムは、下記のサイトで入手可能です。 http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms01-020.asp このワームはファイルを上書きし、元のファイルを隠しファイルとして保存します。また、W32.ElKern.3326と類似するW32.Elkern.3587ウイルスを感染先コンピュータ上に投下します。 さらに幾つかの有名ウイルス駆除ソフトを無効にしようとしたり、ファイルの内容をゼロで書き換えてしまう発病症状を持っています。 駆除ツール Symantec Security Response では、W32.Klezの既知のすべての亜種とW32.ElKernを駆除するツールを配布しています。ツールを入手するには、こちらをクリックしてください。まずは、このツールで駆除を試みてください。 W32.Klez.gen@mmが検出された場合には: W32.Klez.gen@mmは、W32.Klez.gen@mmはW32.Klezのすべての亜種を検出する汎用検出名です。W32.Klez.gen@mmに感染しているコンピュータは、多くの場合、W32.Klez.E@mmあるいはW32.Klez.H@mmによる影響を受けています。ご使用のコンピュータ上でW32.Klez.gen@mmに感染しているファイルが検出された場合は、駆除ツールをダウンロードして実行してください。この駆除ツールはほとんどの場合、感染を駆除できます。
別名: W32/Klez.e@MM [McAfee], WORM_KLEZ.E [Trend], Klez.E [F-Secure], W32/Klez-E [Sophos], Win32.Klez.E [CA], I-Worm.Klez.E [AVP]
亜種: W32.Klez.H@mm
種別: ウイルス, ワーム
影響を受けるシステム: Windows 95, Windows 98, Windows NT, Windows 2000, Windows XP, Windows Me
影響を受けないシステム: Macintosh, Unix, Linux
CVE識別番号: CVE-2001-0154
被害状況
危険性評価グラフ
被害状況:中
ダメージ:中
感染力:高
ダメージ
感染力
W32.Klez.E@mmが実行されると、自分自身を%System%\Wink[ランダムな文字列].exeにコピーします。 注意: %System%の部分は可変です。このワームはWindowsのシステムフォルダ(デフォルトではC:\Windows\System またはC:\Winnt\System32)を探し出し、そこに自分自身をコピーします。 その後、次のレジストリキーに HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run 次の値を追加するか、 Wink[ランダムな文字列] %System%\Wink[ランダムな文字列].exe あるいは、次のレジストリキーを作成し、 HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Wink[ランダムな文字列] そのサブキーに値を挿入することによって、Windowsが起動されるたびに毎回ワームが実行されるように設定します。 このワームは、オン・アクセス実行式のウイルススキャンプログラムおよび以前に配布されていた他のワーム(W32.NimdaやCodeRedなど)のプロセスを停止させることによって、それらのプログラムを無効にしようとします。また、ウイルス駆除ソフトが使用するスタートアップレジストリキーを削除し、下記のチェックサムデータベースファイルを削除します。 ANTI-VIR.DAT CHKLIST.DAT CHKLIST.MS CHKLIST.CPS CHKLIST.TAV IVB.NTZ SMARTCHK.MS SMARTCHK.CPS AVGQT.DAT AGUARD.DAT ワームは自分自身をローカルドライブ、マッピングドライブ、ネットワークドライブ上に次の形式のファイル名を使ってコピーします。
また、Windowsのアドレス帳、ICQデータベース、ローカルファイル(.htmlやテキストファイル)から探し出したメールアドレスに対し、自分自身を添付した電子メールを送りつけます。このワームは独自のSMTPエンジンを含んでおり、利用可能なSMTPサーバを推測しようとします。 メールの件名、本文、添付ファイル名はランダムです。差出人のアドレスは、感染先コンピュータ上で発見したメールアドレスからランダムに選択されたものが使用されます。 注意:
適切な修正プログラムが適用されていないMicrosoft Outlook または Outlook Expressでメールを開いた場合、添付ファイルが自動的に実行される可能性があります。これらメールクライアントの脆弱性および修正プログラムについては、下記のサイトをご覧ください。 http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms01-020.asp また、感染先のファイルのコピーを作成して隠しファイルとして保存した後、元のファイルを自分自身で書き換えることで、実行ファイルにも感染します。隠しファイルとして保存されたコピーは暗号化されますが、感染性のあるデータは何も含まれていない状態で保存されます。隠しファイルのファイル名は、元のファイル名にランダムな拡張子が付いたものになっています。 さらに、このワームはW32.Elkern.3587というウイルスを%System%\wqk.exeファイルとして保存、実行します。 最後に、1月と7月を除く奇数月の6日になると発病し、拡張子が.txt、.htm、.html、.wab、.doc、.xls、.jpg、.cpp、.c、.pas、.mpg、.mpeg、.bak、.mp3のファイルを0で埋め尽くします。1月あるいは7月の場合には、前述の拡張子がついたファイルだけでなく、すべてのファイルをゼロで埋め尽くします。
Symantec Security Response では、すべてのユーザと管理者の皆様に対し、基本的なオンライン・セキュリティ対策として日常的に次のことを実行することを奨励しています。
Norton AntiVirusでは、2002年1月17日(米国時間)以降のウイルス定義ファイルでW32.Klez.E@mmに対応しています。最新のウイルス定義を適用済みで、かつ、最新版Norton AntiVirusを全ファイルをスキャンするように設定していれば、W32.Klez.E@mmが起動するときに検出されます。ご使用のコンピュータ上に(アクティブではない)不審なファイルが存在すると思われる場合には、LiveUpdateを実行してウイルス定義を最新版に更新し、システム全体のスキャンを実行してください。 W32.Klez.E@mmが実行されてしまうと、ほとんどの場合、Norton AntiVirusを起動できなくなり、駆除が困難になり、駆除作業には長時間かかることになります。このワームの駆除手順は、ご使用のOSにより異なります。このワームを駆除するには、ご使用のOSに応じた手順をよくお読みになった上で、すべての手順を実行してください。 駆除ツールを使った方法 駆除ツール シマンテックでは、W32.Klezの既知のすべての亜種およびW32.ElKernを駆除するツールを配布しています。ツールを入手するには、こちらをクリックしてください。 これらの脅威の駆除には、この駆除ツールを使用すると効果的です。まずは、このツールで駆除を試みてください。 W32.Klez.gen@mmが検出された場合には: W32.Klez.gen@mmは、W32.Klezのすべての亜種を検出する汎用検出名です。W32.Klez.gen@mmに感染しているコンピュータは、多くの場合、W32.Klez.E@mmあるいはW32.Klez.H@mmによる影響を受けています。ご使用のコンピュータ上でW32.Klez.gen@mmに感染しているファイルが検出された場合は、駆除ツールをダウンロードして実行してください。この駆除ツールはほとんどの場合、感染を駆除できます。 Windows 95/98/Me上での手動駆除方法 以下の作業を、一切省略せずに、記載通りにすべて実行してください。この駆除手順は検証済みであり、ほとんどのケースに有効です。 注意: このワームによる被害内容およびワームの実行回数によっては、完全に駆除できない場合があります。その場合には、コンピュータの専門家にご相談ください。 1. 最新のウイルス定義ファイルをダウンロードします。 Intelligent Updaterを使ってダウンロードし、Windowsのデスクトップにファイルを保存してください。後で行う駆除作業で最新版ウイルス定義が必要となるため、このステップは最初に必ず行う必要があります。 Intelligent Updater を通じたウイルス定義のダウンロードは、次のページから行えます。 http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/defs.download.html Symantec Security ResponseのWeb サイトからIntelligent Updater を使用してウイルス定義ファイルをダウンロード、インストールする方法については、ドキュメント"ウィルス定義ファイルのインストール方法"をご覧ください。 2. コンピュータをセーフモードで再起動します。 このステップは絶対に省略しないでください。このステップの具体的な手順については、ドキュメント" Windows 9x または Windows Me をセーフモードで起動する方法"をご覧ください。 3. レジストリを編集します。 HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\Current Version\Run キーに登録されているwink???.exeという値を調べ、winkファイルのファイル名を書き留めた後、その値を削除する必要があります。 注意:システムレジストリに変更を行なう際には、事前にバックアップを作成することを強くお勧めします。レジストリに不適切な変更を行なうと、データの喪失やファイルの破損など修復不可能な問題が生じる可能性があります。指定されたキーのみを修正するよう注意してください。レジストリの編集作業を始める前に必ず、"レジストリのバックアップ方法" をお読みください。
4. 実際のWink[ランダムな文字列] ファイルを削除します。 Windows エクスプローラを使ってC:\Windows\Systemフォルダを開き、Wink[ランダムな文字列].exe ファイルを探してください。(ご使用のシステムの設定によっては、.exe 拡張子は表示されない可能性があります。) 注意: WindowsをC:\Windows以外の場所にインストールしていた場合は、Windowsをインストールしている場所で上記の作業を行ってください。 5. ごみ箱を空にします。 Windowsデスクトップ上にあるごみ箱アイコンを右クリックし、[ごみ箱を空にする]をクリックしてください。 6. Intelligent Updaterを実行します。 ステップ1でダウンロードしておいたファイルをダブルクリックし、確認メッセージが表示されたら[はい]または[OK]をクリックしてください。 7. コンピュータを再起動します。 コンピュータをいったんシャットダウンし、電源を切り、30秒間待った後、再起動してください。Windowsを通常通りに起動させた後、感染ファイルが検出されたら、 [検疫]を選択することで検疫場所に隔離してください。この時点で見つかる可能性があるファイルは、Luall.exe、Rescue32.exe、Nmain.exeです。 8. コマンドラインからNorton AntiVirus (NAV) を起動し、スキャンを実行します。 このワームは一部のNAVファイルにダメージを与えるため、 必ずコマンドラインからスキャンを実行する必要があります。
9. コンピュータを再起動します。 Windowsが通常通りに起動します。
10. NAVを再インストールします。 注意:Windows XP上でNAV 2002をお使いの場合、お使いのシステムによっては再インストールできない場合があります。その場合には、コントロール パネルを開き、[管理ツール]をダブルクリックし、その後、[サービス]をダブルクリックしてください。表示されるリストから、[Windows Installer]を選択し、その後[操作]をクリックし、[開始]をクリックすることで、再インストールを試みてください。 具体的なNAVの再インストール方法については、"ウィルス駆除後のNorton Antivirusの復元方法"をご覧ください。 11. コンピュータを再起動し、スキャンを再度実行します。
Windows 2000/XP上での手動駆除方法 1. 最新のウイルス定義ファイルをダウンロードします。 Intelligent Updaterを使ってダウンロードし、Windowsのデスクトップにファイルを保存してください。後で行う駆除作業で最新版ウイルス定義が必要となるため、このステップは最初に必ず行う必要があります。 Intelligent Updater を通じたウイルス定義のダウンロードは、次のページから行えます。 http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/defs.download.html Symantec Security ResponseのWeb サイトからIntelligent Updater を使用してウイルス定義ファイルをダウンロード、インストールする方法については、ドキュメント"ウィルス定義ファイルのインストール方法"をご覧ください。 2. コンピュータをセーフモードで再起動します。 このステップは絶対に省略しないでください。Windows NT以外のすべてのWindows 32-ビットOSはセーフモードで再起動することができます。具体的な手順については、次のうち、ご使用のOSに該当するドキュメントをご覧ください。
3. レジストリを編集します。 HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\Current Version\Run キーに登録されているwink[ランダムな文字列].exe サブキーの値を調べ、winkファイルのファイル名を書き留めた後、そのサブキーを削除する必要があります。 注意:システムレジストリに変更を行なう際には、事前にバックアップを作成することを強くお勧めします。レジストリに不適切な変更を行なうと、データの喪失やファイルの破損など修復不可能な問題が生じる可能性があります。指定されたキーのみを修正するよう注意してください。レジストリの編集作業を始める前に必ず、"レジストリのバックアップ方法" をお読みください。
4. Windowsを、全ファイルを表示するように設定します。 このステップは省略しないでください。
5. 実際のWink[ランダムな文字列] ファイルを削除します。 Windows エクスプローラを使ってC:\Winnt\Systemフォルダを開き、Wink[ランダムな文字列].exe ファイルを探してください。(システムの設定によっては、.exe 拡張子は表示されない可能性があります。) 注意: WindowsをC:\Windows以外の場所にインストールしていた場合は、Windowsをインストールしている場所で上記の作業を行ってください。 6. ごみ箱を空にします。 Windowsデスクトップ上にあるごみ箱アイコンを右クリックし、[ごみ箱を空にする]をクリックしてください。 7. Intelligent Updaterを実行します。 ステップ1でダウンロードしておいたファイルをダブルクリックし、確認メッセージが表示されたら[はい]または[OK]をクリックしてください。 8. コンピュータを再起動します。 コンピュータをいったんシャットダウンし、電源を切り、30秒間待った後、再起動してください。 注意: このステップは大変重要です。このステップを省略すると再感染してしまいますので絶対に省略しないでください。 Windowsを通常通りに起動させた後、感染ファイルが検出されたら、 [検疫]を選択することで検疫場所に隔離してください。この時点で見つかる可能性があるファイルは、Luall.exe、Rescue32.exe、Nmain.exeです。 9. コマンドラインからNorton AntiVirus (NAV) を起動し、スキャンを実行します。 このワームは一部のNAVファイルにダメージを与えるため、 必ずコマンドラインからスキャンを実行する必要があります。 注意: ここで説明しているステップは一般ユーザ向けバージョンのNAVをお使いのお客様を対象にしたものです。Navw32.exeファイルは、エンタープライズ版のNAV(NAVCEなど)には含まれていません。また、NAVCEコマンドライン・スキャナのVpscan.exeは、このワームを駆除しません。
10. NAVを再インストールします。 注意:Windows XP上でNAV 2002をお使いの場合、お使いのシステムによっては再インストールできない場合があります。その場合には、コントロール パネルを開き、[管理ツール]をダブルクリックし、その後、[サービス]をダブルクリックしてください。表示されるリストから、[Windows Installer]を選択し、その後[操作]をクリックし、[開始]をクリックすることで、再インストールを試みてください。 具体的なNAVの再インストール方法については、"ウィルス駆除後のNorton Antivirusの復元方法" をご覧ください。 11. コンピュータを再起動し、スキャンを再度実行します。
追加情報
W32.Klez.E@mmが次の内容の電子メールとして届いたという報告が幾つか寄せられています。シマンテックではお客様から依頼を受けない限り、このようなメールを送信することは一切ありません。このようなメールが届いた場合は、添付ファイルを未開封のまま削除してください。 件名: W32.Elkern removal tools 本文: Symantec give you the W32.Elkern removal tools. W32.Elkern is a dangerous virus that can infect on Win98/Me/2000/XP. For more information,please visit http://www.Symantec.com 添付ファイル: Install.exe 注意: このメールには他にもバリエーションがあり、それらも同様にW32.Klezの駆除ツールを装っています。 KlezによるMacintoshへの影響については、"Are Macintoshes affected by the Klez virus?"(英語)をご覧ください。