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W32.Klez.H@mm
発見日: 2002年4月17日 (米国時間) 最終更新日: 2003年7月16日 08:48 (米国時間)
報告件数が減少したため、Symantec Security Responseは、この脅威の危険度を4から3に引き下げました(2003年7月16日)。
W32.Klez.H@mmは、W32.klez.E@mmの改造バージョンで、電子メールとネットワーク共有を介して感染を拡大します。また、ファイルに増殖する能力も持っています。 駆除ツール Symantec Security Response では、W32.Klez.E@mmおよびW32.ElKernの既知のすべての亜種を駆除するツールを配布しています。ツールを入手するには、こちらをクリックしてください。 このツールを使用することでこれらのウイルス、ワームを簡単に駆除できます。まずはこのツールで駆除を試みてください。 W32.Klez.gen@mmが検出された場合には: W32.Klez.gen@mmはW32.Klezのすべての亜種を検出する汎用検出名です。W32.Klez.gen@mmに感染しているコンピュータは、多くの場合、W32.Klez.E@mmあるいはW32.Klez.H@mmによる影響を受けています。ご使用のコンピュータ上でW32.Klez.gen@mmに感染しているファイルが検出された場合は、駆除ツールをダウンロードして実行してください。この駆除ツールはほとんどの場合、感染を駆除できます。
別名: W32/Klez.h@MM [McAfee], WORM_KLEZ.H [Trend], I-Worm.Klez.h [AVP], Klez.H, W32/Klez-H [Sophos], Win32.Klez.H [CA], WORM_KLEZ.I [Trend]
種別: ワーム
影響を受けるシステム: Windows 95, Windows 98, Windows NT, Windows 2000, Windows XP, Windows Me
影響を受けないシステム: Macintosh, Unix, Linux
CVE識別番号: CVE-2001-0154
被害状況
危険性評価グラフ
被害状況: 高
ダメージ: 中
感染力: 高
ダメージ
感染力
W32.Klez.H@mmが実行されると、次のことを行います。
ローカルドライブおよびネットワークドライブへの増殖: ワームは自分自身をローカルドライブ、マッピングドライブ、ネットワークドライブ上に次の形式のファイル名を使ってコピーします。
電子メールによる感染拡大 ワームはWindowsのアドレス帳、ICQデータベース、ローカルファイルから探し出したメールアドレスすべてに対し、自分自身を添付した電子メールを送りつけます。このワームは独自のSMTPエンジンを使い、利用可能なSMTPサーバーを推測することでメール送信を実行します。 例えば、ワームがuser@abc123.comというアドレスを見つけた場合、ワームはsmtp.abc123.comというサーバーを介して電子メールの送信を試みます。 メールの件名、本文、添付ファイル名はランダムです。差出人のアドレスは、感染先コンピュータ上で発見したメールアドレスからランダムに選択されたものが使用されます。 このワームは、次の拡張子を持つファイルを探し、そこに保存されている電子メールアドレスを収集します。
さらに、コンピュータ上から1ファイルをランダムに選択して添付するおそれがあります。そのファイルは、次のいずれかの拡張子が付いたファイルになります。
その結果、ワームが送信するメールには、ワーム自身のファイル、および、ランダムに選択されたもう1ファイルの計2つのファイルが添付されることになります。 このワームが送信するメールは「ランダム」な文字列で構成されています。 件名には次のいずれかの形式が使用されます。
[Random word]の部分には、次のいずれかの単語が使用されます。
メール本文の内容は、ランダムです。 注意:
そのメールの受信者が適切な修正プログラムが適用されていないMicrosoft Outlook または Outlook Expressで受信した場合、添付ファイルが自動的に実行される可能性があります。これらメールクライアントの脆弱性および修正プログラムについては、下記のサイトをご覧ください。 http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms01-020.asp ウイルス感染 このワームはW32.Elkern.4926というウイルスを\%Program Files% フォルダにランダムなファイル名で挿入し、それを実行します。 注意:%Program Files% は可変です。このワームは、Program Filesフォルダの場所(標準ではC:\Program Files\)を探し、その場所にウイルスを挿入します。
以下のシマンテック製品をお使いの場合には、次のように設定することで、この脅威に対するリスクを最小限に抑えることができます。
Norton AntiVirus for Gateways (SMTP) ・bat, .exe, .pif and .scr の拡張子を持つ添付ファイルをブロックするように設定してください。
Symantec Security Response では、すべてのユーザと管理者の皆様に対し、基本的なオンライン・セキュリティ対策として日常的に次のことを実行することを奨励しています。
駆除ツールを使った方法 駆除ツール Symantec Security Response では、W32.Klez@mmとW32.ElKernのすべての亜種を駆除するツールを配布しています。ツールを入手するには、こちらをクリックしてください。 これらのウイルス、ワームの駆除には、この駆除ツールを使用すると効果的です。まずは、このツールで駆除を試みてください。 W32.Klez.gen@mmが検出された場合には: W32.Klez.gen@mmは、W32.Klezのすべての亜種を検出する汎用検出名です。W32.Klez.gen@mmに感染しているコンピュータは、多くの場合、W32.Klez.E@mmあるいはW32.Klez.H@mmによる影響を受けています。ご使用のコンピュータ上でW32.Klez.gen@mmに感染しているファイルが検出された場合は、駆除ツールをダウンロードして実行してください。この駆除ツールはほとんどの場合、感染を駆除できます。 Windows 95/98/Me上での手動駆除方法 W32.Klez.H@mmが実行されてしまうと、多くの場合、Norton AntiVirusを起動できなくなり、駆除が困難になり、駆除作業には長時間かかることになります。このワームの駆除手順は、ご使用のOSにより異なります。 以下の手順のうち、ご使用のOSに応じた手順を記載通りにすべて実行してください。この駆除手順は検証済みであり、ほとんどのケースに有効です。 注意: このワームによる被害内容およびワームの実行回数によっては、完全に駆除できない場合があります。その場合には、コンピュータの専門家にご相談ください。
1. 最新のウイルス定義ファイルをダウンロードします。 Intelligent Updaterを使ってダウンロードし、Windowsのデスクトップにファイルを保存してください。後で行う駆除作業で最新版ウイルス定義が必要となるため、このステップは最初に必ず行う必要があります。 Intelligent Updater を通じたウイルス定義のダウンロードは、次のページから行えます。 http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/defs.download.html Symantec Security ResponseのWeb サイトからIntelligent Updater を使用してウイルス定義ファイルをダウンロード、インストールする方法については、ドキュメント"ウイルス定義ファイルのインストール方法"をご覧ください。
2. コンピュータをセーフモードで再起動します。
3. レジストリを編集します。 HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\Current Version\Run キーに登録されているwink???.exeという値を調べ、winkファイルのファイル名を書き留めた後、その値を削除する必要があります。 注意:システムレジストリに変更を行なう際には、事前にバックアップを作成することを強くお勧めします。レジストリに不適切な変更を行なうと、データの喪失やファイルの破損など修復不可能な問題が生じる可能性があります。指定されたキーのみを修正するよう注意してください。レジストリの編集作業を始める前に必ず、"レジストリのバックアップ方法" をお読みください。
4. Windowsをすべてのファイルが表示されるように設定します。
5. 実際のWink[ランダムな文字列] ファイルを削除します。 Windows エクスプローラを使ってC:\Windows\Systemフォルダを開き、Wink[ランダムな文字列].exe ファイルを探してください。(ご使用のシステムの設定によっては、.exe 拡張子は表示されない可能性があります。) 注意: WindowsをC:\Windows以外の場所にインストールしていた場合は、Windowsをインストールしている場所で上記の作業を行ってください。 6. ごみ箱を空にします。 Windowsデスクトップ上にあるごみ箱アイコンを右クリックし、[ごみ箱を空にする]をクリックしてください。 7. Intelligent Updaterを実行します。 ステップ1でダウンロードしておいたファイルをダブルクリックし、確認メッセージが表示されたら[はい]または[OK]をクリックしてください。 8. コンピュータを再起動します。 コンピュータをいったんシャットダウンし、電源を切り、30秒間待った後、再起動してください。 注意: このステップは絶対に省略しないでください。省略すると、再び感染するおそれがあります。 Windowsを通常通りに起動させた後、W32.Klez.H@mm あるいは W32.Klez.gen@mmに感染したファイルが検出されたら、 [検疫]を選択することで検疫場所に隔離してください。この時点で見つかる可能性があるファイルは、Luall.exe、Rescue32.exe、Nmain.exeです。 9. コマンドラインからNorton AntiVirus (NAV) を起動し、スキャンを実行します。 このワームは一部のNAVファイルにダメージを与えるため、 必ずコマンドラインからスキャンを実行する必要があります。 注意: ここで説明しているステップは一般ユーザ向けバージョンのNAVをお使いのお客様を対象にしたものです。Navw32.exeファイルは、エンタープライズ版のNAV(NAVCEなど)には含まれていません。また、NAVCEコマンドライン・スキャナのVpscan.exeは、このワームを駆除しません。
10. コンピュータを再起動します。 Windowsが通常通りに起動します。 11. NAVを再インストールします。 注意: Windows XP上でNAV 2002をお使いの場合、お使いのシステムによっては再インストールできない場合があります。その場合には、次の手順で再インストールを試みてください。
具体的なNAVの再インストール方法については、"How to restore Norton AntiVirus after removing a virus" (英語)をご覧ください。
12. コンピュータを再起動し、スキャンを再度実行します。
Windows 2000/XP上での手動駆除方法 1. 最新のウイルス定義ファイルをダウンロードします。 Intelligent Updaterを使ってダウンロードし、Windowsのデスクトップにファイルを保存してください。後で行う駆除作業で最新版ウイルス定義が必要となるため、このステップは最初に必ず行う必要があります。 Intelligent Updater を通じたウイルス定義のダウンロードは、次のページから行えます。 http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/defs.download.html Symantec Security ResponseのWeb サイトからIntelligent Updater を使用してウイルス定義ファイルをダウンロード、インストールする方法については、ドキュメント"ウイルス定義ファイルのインストール方法"をご覧ください。 2. コンピュータをセーフモードで再起動します。
3. レジストリを編集します。 HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services キーを編集し、wink[ランダムな文字列].exe サブキーの値を調べ、winkファイルのファイル名を書き留めた後、そのサブキーを削除する必要があります。 注意:システムレジストリに変更を行なう際には、事前にバックアップを作成することを強くお勧めします。レジストリに不適切な変更を行なうと、データの喪失やファイルの破損など修復不可能な問題が生じる可能性があります。指定されたキーのみを修正するよう注意してください。レジストリの編集作業を始める前に必ず、"レジストリのバックアップ方法" をお読みください。
4. Windowsを、全ファイルを表示するように設定します。 このステップは省略しないでください。
5. 実際のWink[ランダムな文字列] ファイルを削除します。 Windows エクスプローラを使ってC:\Winnt\Systemフォルダを開き、Wink[ランダムな文字列].exe ファイルを探してください。(システムの設定によっては、.exe 拡張子は表示されない可能性があります。) 注意: WindowsをC:\Windows以外の場所にインストールしていた場合は、Windowsをインストールしている場所で上記の作業を行ってください。 6. ごみ箱を空にします。 Windowsデスクトップ上にあるごみ箱アイコンを右クリックし、[ごみ箱を空にする]をクリックしてください。 7. Intelligent Updaterを実行します。 ステップ1でダウンロードしておいたファイルをダブルクリックし、確認メッセージが表示されたら[はい]または[OK]をクリックしてください。 8. コンピュータを再起動します。 コンピュータをいったんシャットダウンし、電源を切り、30秒間待った後、再起動してください。 注意: このステップは絶対に省略しないでください。省略すると、再び感染するおそれがあります。 Windowsを通常通りに起動させた後、W32.Klez.H@mm あるいは W32.Klez.gen@mmに感染したファイルが検出されたら、 [検疫]を選択することで検疫場所に隔離してください。この時点で見つかる可能性があるファイルは、Luall.exe、Rescue32.exe、Nmain.exeです。 9.コマンドラインからNorton AntiVirus (NAV) を起動し、スキャンを実行します。
このワームは一部のNAVファイルにダメージを与えるため、 必ずコマンドラインからスキャンを実行する必要があります。 注意: ここで説明しているステップは一般ユーザ向けバージョンのNAVをお使いのお客様を対象にしたものです。Navw32.exeファイルは、エンタープライズ版のNAV(NAVCEなど)には含まれていません。また、NAVCEコマンドライン・スキャナのVpscan.exeは、このワームを駆除しません。
10. NAVを再インストールします。 注意: Windows XP上でNAV 2002をお使いの場合、お使いのシステムによっては再インストールできない場合があります。その場合には、次の手順で再インストールを試みてください。
11. コンピュータを再起動し、スキャンを再度実行します。
追加情報
偽の駆除ツール W32.Klez.H@mmが、次のように添付されているシマンテック駆除ツールを実行するように促す電子メールとして届いたという報告が寄せられています。そのメールはシマンテックから送られたものではありません。シマンテックでは、お客様から特にご依頼のない限り、そのようなメールを送信することは一切ございません。このようなメールを受信した場合は、添付ファイルを必ず削除してください。 件名: W32.Klez removal tools 本文: W32.Klez is a dangerous virus that spread through email. Symantec give you the W32.Klez removal tools For more information,please visit http:/ /www.Symantec.com 差出人: av_patch@norton.com 添付ファイル: Install.exe Novellサーバーをお使いのお客様へ: W32.Klez.H@mmはNovellサーバーを直接攻撃することはありませんが、Windows環境で動作中のNovellクライアントを介してNovellサーバーにアクセスし、(ログインスクリプトまたはその他の手段を使って)そこからファイルを実行され、感染が他のマシーンにも拡がるおそれがあります。 KlezによるMacintoshへの影響については、"Are Macintoshes affected by the Klez virus?"(英語)をご覧ください。