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日本サイト更新日: 2002年12月25日 17:30

Category 2 W32.Opaserv.K.Worm

発見日: 2002年12月24日 (米国時間)
最終更新日: 2002年12月24日 10:27 (米国時間)

W32.Opaserv.K.Wormはオープンなネットワーク共有を介して感染を拡大するネットワーク認識型ワームです。このワームはリモートコンピュータに自分自身をMqbkup.exeとしてコピーします。

ネットワークに接続して作業している場合、あるいは、DSLやケーブルモデム等を使ってインターネットに常時接続している場合、駆除作業を始める前にコンピュータをネットワークまたはインターネットとの接続をいったん切り、有効になっていたファイル共有を無効にしてください。駆除作業の完了後、ファイル共有を有効な状態に戻す際には、Cドライブのルートを共有するのではなく、共有したいフォルダのみに共有を設定することをお勧めします。共有フォルダには必ず安全なパスワードを設定するようにし、空白のパスワードの使用は避けてください。

Windows 95/98/Me上で共有設定を行う場合は必ず事前に、下記のページから配布されているマイクロソフトの修正プログラムをダウンロードし、インストールしてください。

http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS00-072.asp

別名: W32/Opaserv.worm.m [McAfee]

種別: ワーム

感染サイズ: 17,408バイト

影響を受けるシステム: Windows 95, Windows 98, Windows ME, Windows NT, Windows 2000, Windows XP

影響を受けないシステム: Windows 3.x, Microsoft IIS, Macintosh, Unix, Linux

CVE識別番号: CVE-2000-0979


  • 対応日(Intelligent Updater)*
  • 02/12/24(米国時間)
  • 対応日(Live UpdateTM)**
  • 02/12/24(米国時間)
    * Intelligent Updaterを通じたウイルス定義は随時更新されていますが、そのダウンロードとインストールは手動で行う必要があります。
    ** LiveUpdateを通じたウイルス定義は毎週水曜日(米国時間)に更新されています。
    LiveUpdateの使い方については、こちらをクリックしてください。

    threat assessment

    被害状況

    危険性評価グラフ

    Low Medium Medium

    被害状況:

    ダメージ:

    感染力:

    ダメージ

    感染力

    • ポート: ランダムなTCP/UDPボート
    • 共有ドライブ: パスワード保護されていない共有に感染を広げようとする

    technical details

    W32.Opaserv.K.WormはW32.Opaserv.Wormの亜種です。このワームはWindows 95/98/Meシステム上で動作するように設計されています。W32.Opaserv.K.Worm実行されると、次のことを行います。

    • ワームの元のファイル名が%windir%\Mqbkup.exeでない場合、自分自身を%windir%\Mqbkup.exeとしてコピーし、元の場所から自分自身を削除します。その後、ワームはレジストリを更新した後、終了します。これにより、次回のシステムの起動時に必ずワームが%windir%\Mqbkup.exeとして実行されるようになります。

      注意: %windir%は可変です。このワームはWindowsのメインのインストール先フォルダ (標準では C:\WindowsまたはC:\Winnt) を探し出し、その場所をコピー先フォルダとして使用します。
    • このワームは"mqbkup61616"というミューテックスを作成します。このミューテックスはメモリ上でワームが1度に1つだけ実行するようにするようにします。
    • ワームは次の値を

      mqbkup %windir%\mqbkup.exe

      または

      qbkupdbs %windir%\mqbkup.exe

      次のレジストリキーに作成します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

      その結果、Windowsの起動時または再起動時にこのワームが実行されるようになります。

    • Windows 95/98/Me上では、このワームはユーザのログオフ後も引き続き動作するように自分自身をサービスプロセスとして登録します。
       ・ワームはシステムをシャットダウンし、再起動するC:\boot.exe (3,584バイト) という実行形式ファイルを投下します。プロセスを強制的に停止させることでシステムは再起動されます(開いているすべてのドキュメントは内容を保存されないまま閉じられます。)。このファイル自体は悪質ではありません。
    • ワームはC:\Mslicenf.comファイルを作成します。このファイルが実行されると次のメッセージを表示します。

      Illegal Microsoft Windows license detected!
      You are in violation of the Digital Millennium Copyright Act!
      Your unauthorized license has been revoked.
      For more information, please call us at:
      1-888-NOPIRACY
      If you are outside the USA, please look up the correct contact information
      on our website, at:
      www.bsa.org
      Business Software Alliance
      Promoting a safe & legal online world.

    • ワームはC:\Autoexec.batファイルの内容を、コンピュータの起動時にMslicenf.comファイルが実行されるように書き換え、その後、C:\boot.exeを実行します。その結果、コンピュータの再起動時にメッセージが表示され、コンピュータが再起動します。
    • ワームはネットワークを調べ、"C:\" の共有を探します。発見した共有ごとに次のことを行います。
      • 自分自身をC:\Windows\Mqbkup.exeにコピーします。
      • 侵入先コンピュータのWin.iniファイルに次の行を追加します。

        run=c:\windows\mqbkup.exe

    • ワームはネットワークを介して感染を拡大するために、ワームは1文字のパスワードをネットワーク共有に送信することで、Windows 95/98/Meのファイル共有に割り当てられているパスワード全部を知らなくても、そのファイル共有にアクセスできるようにします。この脆弱性の影響を受けるシステムは以下の通りです。

      • Microsoft Windows 95
      • Microsoft Windows 98
      • Microsoft Windows 98 Second Edition
      • Microsoft Windows Me

    上記のOSを稼動しているコンピュータ用の修正プログラムは、下記ページからダウンロードいただけます。

    http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS00-072.asp

    recommendations

    Symantec Security Response では、すべてのユーザと管理者の皆様に対し、基本的なオンライン・セキュリティ対策として日常的に次のことを実行することを奨励しています。

    • 不必要なサービスをすべて無効化するか、あるいは削除する。OS の多くは標準で、FTP クライアント、telnet、Web サーバーなどコンピュータの操作に必ずしも必要ではない付加的なサービスをインストールします。そのような付加的サービスは、攻撃の侵入経路として利用されることが多いため、無効化あるいは削除することによって、攻撃経路をその分少なくすることができ、パッチ適用時にも更新が必要なサービス数を減らすことができます。
    • 1つ、あるいは複数のネットワークサービスが複合型脅威の攻撃を受けた場合には、パッチを適用するまでの一時的な回避策として、攻撃を受けているサービスをオフにするか、そのサービスへのアクセスを遮断する。
    • 常に最新のパッチを適用しておく。特に、公開サービスをホストしていたり、HTTP、FTP、メール、DNS サービスなど、ファイアウォールを介してアクセス可能にしているコンピュータに対しては必ず最新パッチを適用しておくよう心がけてください。
    • パスワード・ポリシーの徹底。複雑なパスワードを設定しておけば、セキュリティが低下したコンピュータ上に保存しているパスワードファイルの解読を困難にすることができます。また、攻撃を受けた場合でも被害を防止あるいは最小限に抑えることができます。
    • メールサーバーを、ウイルスが感染拡大を試みる際によく使用するファイル拡張子(.vbs、.bat、.exe、.scr など)が付いた添付ファイルを含むメールをブロックあるいは削除するように設定しておく。
    • ネットワーク接続しているコンピュータが感染した場合は、他のコンピュータへの感染拡大を防止するために、そのコンピュータをすみやかにネットワークから切り離し、その後、被害を受けたコンピュータに対し被害状況の分析を行ない、信頼できるメディアを使って復旧を図る。
    • 従業員に対し、次のことを徹底させる。
      • 予期せぬメールが届いた場合には添付ファイルを絶対に開かない。
      • インターネットからダウンロードしたソフトウェアについては、必ずウイルススキャンを実行し、問題がないことが確認できるまでは絶対に起動しない。
      • 既知のセキュリティホールに対応するパッチが適用されていない Web ブラウザーを使用している場合は、安全でない Web サイトにアクセスするだけで感染する可能性があることを留意する。

    removal instructions

    重要−最初にお読みください−

    • このワームはMicrosoft Windows 95/98/Meのセキュリティ上の脆弱性を利用します。ワームは1文字のパスワードをネットワーク共有に送信することで、Windows 95/98/Meのファイル共有に割り当てられているパスワード全部を知らなくても、そのファイル共有にアクセスできるようにします。この脆弱性の影響を受けるシステムはWindows 95/98/Meです。

      上記のOSを稼動しているコンピュータ用の修正プログラムは、下記ページからダウンロードいただけます。
      http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS00-072.asp
      上記OSをお使いの方でまだ修正プログラムを適用していないお客様は、必ず修正プログラムを適用して今後の感染を防止してください。
    • ネットワークに接続して作業している場合、あるいは、DSLやケーブルモデム等を使ってインターネットに常時接続している場合、コンピュータをネットワークまたはインターネットとの接続をいったん切り、再接続する前に有効になっていたファイル共有を無効にしてください。このワームはネットワーク接続しているコンピュータ上で共有されているフォルダを使って感染します。したがって、ワームの再感染を防ぐためには、ワームの駆除作業終了後、ネットワークに再接続する前、または共有を再度有効にする前に、すべての共有を削除し、ネットワーク上のすべてのコンピュータをクリーンな状態にしたうえで、すべてのコンピュータのウイルス定義を最新版に更新してください。具体的な手順については、WindowsのマニュアルあるいはドキュメントHow to configure shared Windows folders for maximum network protection(英語)をご覧ください。
    • ネットワーク上の感染ファイルを駆除する場合は、駆除作業を始める前に必ず、すべての共有を無効にしてください。

    以下の手順は、Symantec AntiVrusおよびNorton AntiVirus製品シリーズも含め、現在サポート対象となっているすべてのシマンテック・アンチウイルス製品のお客様を対象にして記述されています。

    W32.Opaserv.K.Wormを駆除するには次の作業を実行してください。

    1. ネットワークとの接続を切ります。
    2. ウイルス定義を最新版に更新します。
    3. ご使用のOSに応じて次のいずれかを行います。
      • Windows 95/98/Me: コンピュータをセーフモードで再起動。
      • Windows NT/2000/XP: ワームのプロセスを停止。
    4. システム全体のスキャンを実行し、W32.Opaserv.K.Wormとして検出されたファイルをすべて削除します。
    5. ワームがレジストリに行なった変更を元に戻します。
    6. (Windows 95/98/Meをお使いの場合のみ )次の行を

      run=c:\windows\mqbkup.exe

      C:\Windows\Win.iniから削除します。

    具体的な手順については、以下のセクションをご覧ください。

    ネットワークとの接続を切るには:
    ネットワークに接続して作業している場合、あるいは、DSLやケーブルモデム等を使ってインターネットに常時接続している場合、コンピュータをネットワークまたはインターネットとの接続をいったん切り、再接続する前に有効になっていたファイル共有を無効にしてください。このワームはネットワーク接続しているコンピュータ上で共有されているフォルダを使って感染します。したがって、ワームの再感染を防ぐためには、ワームの駆除作業終了後、ネットワークに再接続する前、または共有を再度有効にする前に、すべての共有を削除し、ネットワーク上のすべてのコンピュータをクリーンな状態にしたうえで、すべてのコンピュータのウイルス定義を最新版に更新してください。具体的な手順については、WindowsのマニュアルあるいはドキュメントHow to configure shared Windows folders for maximum network protection(英語)をご覧ください。

    重要: このステップは省略しないでください。

    • このワームの駆除作業を始める前に必ず、作業対象のコンピュータとネットワークとの接続を切る必要があります。
    • ファイル共有に関する詳しい情報については、WindowsのマニュアルあるいはドキュメントHow to configure shared Windows folders for maximum network protection(英語)をご覧ください。
    • 駆除作業の完了後、ファイル共有を有効な状態に戻す際には、Cドライブのルートを共有するのではなく、共有したいフォルダのみに共有を設定することをお勧めします。共有フォルダには必ず安全なパスワードを設定するようにし、空白のパスワードの使用は避けてください。

      Windows 95/98/Me上で共有設定を行う場合は必ず事前に、下記のページから配布されているマイクロソフトの修正プログラムをダウンロードし、インストールしてください。

      http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS00-072.asp

    ウイルス定義を更新するには:
    ウイルス定義ファイルはすべて、Symantec Security Responseによる完全品質保証テストを通過した後で弊社サーバーにアップロードされています。最新版のウイルス定義は次の2通りの方法で入手できます。

    • LiveUpdateを実行する方法。LiveUpdateTM は、ウイルス定義ファイルと製品アップデートを最も手軽に入手いただける方法です。LiveUpdateを通じて配布されているウイルス定義ファイルは、Symantec Security Responseの完全品質保証テストを通過後、危険度の高いウイルスが出現した場合を除き、通常は毎週水曜日にLiveUpdateTM サーバーにアップロードされます。この脅威に対応するウイルス定義がLiveUpdateを通じて入手可能かどうかを判断するには、ページ上部に記載の「対応日(LiveUpdate)」欄の日付をご覧ください。
    • Intelligent UpdaterTM を使用してウイルス定義をダウンロードする方法。Intelligent UpdaterTM を通じて配布しているウイルス定義ファイルは、Symantec Security Response(シマンテック・セキュリティ・レスポンス)による完全な品質保証検査を通過後、米国時間の平日(月曜日〜金曜日)に随時、更新、アップロードされています。Intelligent UpdaterTM によるウイルス定義ファイルは、Symantec Security ResponseのWebサイトからダウンロードし、手動でインストールする方法でのみご利用いただけます。この脅威に対応するウイルス定義がIntelligent Updaterを通じて入手可能かどうかを判断するには、ページ上部に記載の「対応日(Intelligent Updater)」欄の日付をご覧ください。

      Intelligent Updaterのウイルス定義は、こちらからダウンロードいただけます。Intelligent UpdaterTM を使用してウイルス定義ファイルをダウンロード、インストールする方法については、こちらをクリックしてください。

    セーフモードで再起動する/動作中のプロセスを終了させる方法:

    Windows 95/98/Meをお使いの場合
    コンピュータをセーフモードで再起動します。Windows NT以外のすべてのWindows 32-ビットOSはセーフモードで再起動することができます。具体的な手順については、Windows 9x または Windows Me をセーフモードで起動する方法をご覧ください。

    Windows NT/2000/XPをお使いの場合
    ワームのプロセスを停止するには:

    1. Ctrl+Alt+Deleteキーを同時に押します。
    2. [タスクマネージャ]をクリックします。
    3. [プロセス]タブをクリックします。
    4. リスト最上部のイメージ名をダブルクリックしてプロセスをアルファベット順に並ベ替えます。
    5. リストをスクロールして、Mqbkup.exeを探します。
    6. 該当するファイルを発見したら、それをクリックして[プロセスの終了]をクリックします。
    7. タスクマネージャを閉じます。

    感染ファイルを探して削除するには:

    1. Norton AntiVirus (NAV)を開き、すべてのファイルがスキャン対象として設定されているか確認します。
    2. システム全体のスキャンを実行します。
    3. W32.Opaserv.K.Wormに感染しているファイルが検出されたら、[削除]をクリックします。

    レジストリに行われた変更を元に戻すには:

    注意:システムレジストリに変更を行なう際には、事前にバックアップを作成することを強くお勧めします。レジストリに不適切な変更を行なうと、データの喪失やファイルの破損など修復不可能な問題が生じる可能性があります。指定されたキーのみを修正するよう注意してください。レジストリの編集作業を始める前に必ず「レジストリのバックアップ方法」をお読みください。

    1. [スタート]ボタンを押し、[ファイル名を指定して実行]をクリックします。[ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスが表示されます。
    2. regeditと入力し、[OK]をクリックします。レジストリ エディタが開きます。
    3. 次のレジストリキーを選択します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

    4. 画面右側で次の値を削除します。

      mqbkup %windir%\mqbkup.exe

      または

      mqbkupdbs %windir%\mqbkup.exe

    5. レジストリエディタを終了します。

    ワームがWin.iniファイルに追加した行を削除する方法:
    以下の手順は、Windows 95/98/Meをお使いの場合のみ実行してください。

    注意:(Windows Meをご使用のお客様のみ)Windows Meをご使用の場合、そのファイル保護機能によって、このセクションで編集するファイルのバックアップコピーがC:Windows\Recentフォルダ内に自動的に作成されます。このセクションで説明している作業を行う際には、最初にそのファイルを削除しておくことをお勧めします。Windowsエクスプローラを使って削除を行う場合は、C:\Windows\Recentフォルダを表示し、画面右側からWin.iniファイルを選択し、それを削除してください。そのファイルに行った変更を保存するときに編集したファイルのコピーが再度作成されます。

    1. [スタート]ボタンを押し、[ファイル名を指定して実行]をクリックします。
    2. 次のコマンドを入力し、[OK]をクリックします。

      edit c:\windows\win.ini

      注意: Windowsを上記とは異なる場所にインストールしていた場合は、パスを適宜置き換えてください。

    3. ファイルの [windows] セクションで、次の行に類似するものを探します。

      run=c:\windows\mqbkup.exe

    4. その行全体を選択し、それ以外のテキストが何も選択されていないことを確認後、Deleteキーを押します。
    5. [ファイル]-[保存]をクリックします。
    6. [ファイル]-[終了]をクリックします。