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W95.Hybris.gen
発見日: 2000年9月25日 (米国時間)
感染報告件数が減少したため、2002年7月23日にこのワームの危険度を「4」から「3」に下げました。 W95.Hybris は送信メールに自分自身を添付して感染を広げるワームです。 送信されるメールの本文または件名には、次のテキストが含まれている可能性があります(これ以外の場合もあります)。
下記はその添付ファイルの名前の例です(これ以外の場合もあります)。
シマンテックでは、このワームの駆除を支援するオンラインチュートリアル(英語)をご用意しました。
別名: W32.Hybris.gen, W32.Hybris.22528.dr, W32/Hybris.gen@M [McAfee], I-Worm.Hybris [AVP], WORM_HYBRIS [Trend], W32/Hybris-A [Sophos], Win32.Hybris [CA], Full Moon
種別: ワーム
影響を受けるシステム: Windows 95, Windows 98, Windows Me
影響を受けないシステム: Windows 3.x, Microsoft IIS, Macintosh, Unix, Linux
被害状況
危険性評価グラフ
被害状況:高
ダメージ:低
感染力:高
感染力
添付ファイルとして届いたW95.Hybris.genが実行されると、WSOCK32.DLL ファイルが変更もしくは置き換えられてしまいます。wsock32.dllに感染後、ワームはインターネット接続状況および電子メールの送受信を監視できるようになります。その後、ワームはメールアドレスをスキャンを始め、インターネット サイト上または送受信された電子メール内でメールアドレスを発見すると、一定期間待機したのち感染したメッセージを発見したアドレス宛に送信します。 このワームは alt.comp.virus というニュースグループに接続しようとします。接続に成功すると、ワームは自身のプラグインを暗号化された状態でそのニュースグループにアップロードします。ニュースグループメッセージのサブジェクトヘッダーを使って添付されている他のプラグインを探し、独自のフォーマットにしようとします。プラグインが存在する場合、サブジェクトヘッダーは添付されているプラグインのバージョン番号になっています。もし新しいバージョンのプラグインが見つかると、ワームはそれらをダウンロードし、自分自身をアップデートします。 W95.Hybris.gen によって使用されるプラグインの代表例は、螺旋形の画像を生成するタイプのものです。そのプラグインが実行されるとまず、大きな白黒の螺旋形の画像を描画するために使用するOpenGLライブラリをロードします。また、このプラグインは自分自身をサービスとしてシステムに登録することによって、[プログラムの終了]ダイアログボックスにそのプラグインが表示されないようにします。詳細は、W95.Hybris.Pluginのページをご覧ください。 また、このワームは、実行可能プログラムに感染するプラグインも持っています。DOS形式のEXEファイルへの感染はかなり単純な投下技術で、小さな16ビットのウィルス投下ルーチンを使って、ファイルの末尾にウィルス コードを追加します。このルーチンは、TEMPフォルダ内に.exe拡張子を持つ一時ファイルを作成して実行し、その後、実行形式の一時ファイルを削除します。このようにして、Wsock32.dllがワーム本体に感染します。PE形式の実行可能ファイルへのファイル感染プロセスはこれよりも複雑で、PEファイルが感染するのは、そのファイルが十分な長さのコード セクションを持っている場合に限られます。ウィルス感染プラグインは元のコード領域を圧縮し、プラグインが元のコード領域に収まる場合にはその領域を上書きします。このようにこのワームは複雑で発見の困難な感染技術を使っているため、修復は困難ですが不可能ではありません。 もし WSOCK32.DLL がシステムによって使用中の場合、ワームはそのファイルを変更することができません。このような場合、ワームはレジストリキーに次のいずれかのサブキーを追加します: HKEY_LOCAL_MACHINE \ Software \ Microsoft \ Windows \ CurrentVersion \ RunOnce HKEY_CURRENT_USER \ Software \ Microsoft \ Windows \ CurrentVersion \ RunOnce このワームは、あるマシンから他のマシンに感染を広げる際、常に上記の2つのキーを切り替えます。このワームはWSOCK32.DLL の次のエクスポートにフックします。 send() recv() connect() ユーザがある人に 電子メール を送ろうとしたときは必ず、ランダムに生成したファイル名を使って自分自身のコピーを添付したもう1通のメールを同じ人に対して送信します。
Symantec Security Response では、すべてのユーザと管理者の皆様に対し、基本的なオンライン・セキュリティ対策として日常的に次のことを実行することを奨励しています。
W95.Hybris.genを駆除するには、次の手順を実行してください。
新規のWsock32.dllファイルを抽出するには: この作業が必要なのは、Wsock32.dllを修復できない場合のみです。この作業は、DOSプロンプトでExtractコマンドを使って行う必要があります。下記の指示にしたがい、ご使用のOSに適切な手順を実行してください。 以下の情報はお客様の便宜を図る目的で提供しているものです。ここでは、このワームの影響を受ける可能性が高いWindows 95/98/Me向けの手順を記述しています。これらの手順はWindowsの大半のバージョンでもご利用いただけますが、Windows 2000/XPをお使いの場合はこの作業を行う必要はまずありません。これはWindows 2000/XPのファイル保護機能が無効になっていない限り、ファイル保護機能によってWsock32.dllファイルの上書きが防止されるためです。 ファイルの一般的な抽出方法については、以下のドキュメントをご覧ください。具体的な手順は、ファイルの保存場所など、ご使用のOSの構成によって多少異なる可能性があります。詳しくは、Windowsに付属のマニュアル、ヘルプファイルをご覧になるか、あるいはマイクロソフト社にお問い合わせください。
注意:
回転螺旋を削除するには: W95.Hybris.Genによって使用されるプラグインには数種類ありますが、最も一般的なものは、大きな回転螺旋を表示するプラグインです。デスクトップ上に巨大な回転螺旋が表示される場合、W95.Hybris.Pluginのページで解説されている手順に従って、そのプラグインを削除してください。