© 1995-2006 Symantec Corporation. All rights reserved. 商標について プライバシーポリシー
W95.MTX
W95.MTXは、ウイルスコンポーネントとワームコンポーネントで構成されています。このウイルスはメールによって感染を広げる他、特定のフォルダの一部のWin32実行ファイルに感染します。このウイルスは特定のWebサイトへのアクセスを遮断する能力を持っているため、このウイルスに感染すると新しいウイルス定義をダウンロードできなくなる可能性があります。 W95.MTXにより受けた損傷を修復するツールをダウンロードするには、こちらをクリックしてください。 シマンテックでは、このウイルスの駆除手順を解説したインタラクティブチュートリアル(英語)をご用意しました。
別名: W95.Oisdbo, W95.MTX.dr, W95.MTX (.dll), W32/Apology-B [Sophos], I-Worm.MTX [AVP], W95/MTX@M [McAfee], PE_Mtx.A [Trend], Win95.Mtx [CA]
種別: ワーム, ウイルス
感染サイズ: 9250(可変)
影響を受けるシステム: Windows 95, Windows 98, Windows Me
影響を受けないシステム: Windows 3.x, Windows NT, Windows 2000, Windows XP, Macintosh, UNIX, Linux
被害状況
危険性評価グラフ
被害状況: 中
ダメージ: 中
感染力: 高
ダメージ
感染力
ワームコンポーネント ワームコンポーネントはWsock32.dllのコピーを作成し、Wsock32.mtxというファイル名を付けます。その後、この.mtxファイルのSendエクスポート関数を、自分自身のコードを参照するように改変します。これにより、ウイルスはユーザが送信した電子メールと同じ宛先に(同じプログラムを使用して)このウイルスに感染したワームのコピーを送信することが可能になります。 下記は、このウイルスがワームを送信する際に使用する可能性があるファイル名の一覧です。メールプログラムによっては、.pifファイルの.pif拡張子部分が表示されない場合があります。 I_wanna_see_you.txt.pif Matrix_screen_saver.scr Love_letter_for_you.txt.pif New_playboy_screen_saver.scr Bill_gates_piece.jpg.pif Tiazinha.jpg.pif Feiticeira_nua.jpg.pif Geocities_free_sites.txt.pif New_napster_site.txt.pif Metallica_song.mp3.pif Anti_cih.exe Internet_security_forum.doc.pif Alanis_screen_saver.scr Reader_digest_letter.txt.pif Win_$100_now.doc.pif Is_linux_good_enough!.txt.pif Qi_test.exe Avp_updates.exe Seicho_no_ie.exe You_are_fat!.txt.pif Free_xxx_sites.txt.pif I_am_sorry.doc.pif Me_nude.avi.pif Sorry_about_yesterday.doc.pif Protect_your_credit.html.pif Jimi_hendrix.mp3.pif Hanson.scr F___ing_with_dogs.scr Matrix_2_is_out.scr Zipped_files.exe Blink_182.mp3.pif ワームコンポーネントは、 Wsock32.dllを削除し、Wsock32.mtxのファイル名をWsock32.dllに変更するWininit.iniを作成します。Wininit.iniはコンピュータを再起動した後に実行します。 Wininit.ini の作成後、このコンポーネントはウイルスコンポーネントを実行します。 注意: Norton AntiVirusはW95.MTXによって作成されたWininit.iniファイルをW95.MTX.INIとして検出します。 ウイルスコンポーネント ウイルスコンポーネントは、特定のアンチウイルスプログラムが動作中かどうかを調べ、発見した場合は動作を停止します。それ以外の場合は、ワームコンポーネントを解凍し、そのコピーをユーザのWindowsディレクトリ(通常はC:\Windows)に投下して、それを実行します。投下時のファイル名はle_pack.exeですが、ファイル実行後はWin32.dllというファイル名に変わります。 このウイルスはまた、Mtx_.exeを投下して実行します。これは特定のWebサイト(i.am/[MATRIX])にアクセスしてウイルスのプラグインをダウンロード、実行するダウンロードプログラムです。また、カレントディレクトリ、Windowsディレクトリ、Tempディレクトリ内のWin32実行形式ファイルを探します。感染対象となるのは、ファイルサイズが101で割り切れない8キロバイト以上のファイルで、20個以上のインポート命令を含むファイルのみです。この条件に適合しないファイルには感染しません。 このウイルスはさらに、システムの起動時に毎回ダウンロードプログラムを自動的に起動させるためのエントリをレジストリに追加します。このダウンロードプログラムはタスクリストに表示されません。
Symantec Security Response では、すべてのユーザと管理者の皆様に対し、基本的なオンライン・セキュリティ対策として日常的に次のことを実行することを奨励しています。
W95.MTXは次の2通りの方法で駆除することができます。
まずはW95.MTX駆除ツールによる方法を実行してみてください。 W95.MTX駆除ツールを使用する方法 Symantec Security ResponseはW95.MTXにより受けたダメージを修復するツールを開発しました。 上記のサイトにアクセスできない場合は、次のサイトからW95.MTX駆除ツールをダウンロードしてください。 http://www.digitalriver.com/symantec/virus(英語) 手動による駆除方法 W95.MTXの駆除は複雑かつ困難です。このウイルスはシステムファイルを改変します。コンピュータによっては、改変されたファイルを修復できないものがあります。場合によっては、ウイルスに感染したファイルの修復を試みた後、必要なシステムファイルをオリジナルのWindowsインストールCDから復元しないとWindowsが起動しなくなることがあります。 注意: このウイルスはWindowsおよび実行形式ファイルを無効にするだけでなく、シマンテックのWebサイトを含む特定のWebサイトへのアクセスを遮断する能力も持っています。この理由から、状況によっては必要なファイルのダウンロード作業の実行に感染していないコンピュータが必要になる場合があります。 以下に記載されている駆除手順はWindowsやDOSの基本的な操作方法に精通していることを前提に記述されています。これらの操作について不安があるお客様は、コンピュータの専門家に作業の代行を依頼することをお勧めします。 注意:
注意:
このウイルスに受けたダメージの修復方法については、次の各セクションの手順にしたがってください。
起動ディスクを作成または入手するには: 注意: Windowsのインストールファイルがローカルハードドライブに存在することが確実であり、コンピュータをMS-DOSモードで確実に再起動できる場合には、このセクションを省略してもかまいません。詳しくは後述のセクションをご覧ください。 駆除作業を始める前に、Windows 98起動ディスクをあらかじめ作成または入手しておいてください。Windows 95をご使用の場合には、起動ディスクをお近くのコンピュータショップで購入いただける場合があります。Windows 98で起動ディスクを作成するには、次のステップを実行してください。 注意: この作業は必ず感染していないコンピュータ上で行う必要があります。このウイルスに感染しているコンピュータでは絶対に行わないでください。
ウイルス定義を最新版に更新するには: コンピュータにNorton AntiVirusをインストールし、ウイルス定義を2000年9月5日以降のバージョンに更新してください。すでにウイルス定義を最新版に更新済みの場合には、次のセクションへ進んでください。ウイルス定義が最新版に更新されていない場合、LiveUpdateまたはSymantec Security Response Webサイトからウイルス定義のダウンロードを実行することは不可能です。その場合には状況に応じて、次の手順を実行してください。
感染ファイルを削除するには: 次の手順に従って、感染ファイルを削除してください。 注意: 以下の手順はWindowsが標準のC:\Windowsにインストールされていることを前提に記載されています。Windowsを異なる場所にインストールしていた場合、パスを適宜置き換えてください。
sock32.dll、Explorer.exe、Rundll32.exeファイルの新しいコピーを抽出するには: これらのファイルはウイルスに感染している可能性が高く、またインターネットへのアクセスおよびコンピュータの使用上重要な役割を持っているため、必ず新規のコピーを抽出して置き換える必要があります。その場合は必ず、DOSプロンプトでExtractコマンドを使って、Windowsのインストールファイルから感染していないクリーンなファイルを使用して復元する必要があります。 このファイルは、次の2箇所から抽出することができます。
注意: Windows 95をご使用、または Windows 95からWindows 98へアップグレードしている場合、次の注意事項をお読みください。
ハードディスクに保存されているファイルを抽出する方法:
インストールCDからファイルを抽出する方法: 備考:
エラーメッセージが何も表示されなければ、抽出プロセスが完了したことになります。「レジストリの編集方法」セクションに進んでください。 レジストリの編集方法: 次の手順に従って、ウイルスによってレジストリに追加されたエントリを削除してください。 注意:システムレジストリに変更を行なう際には、事前にバックアップを作成することを強くお勧めします。レジストリに不適切な変更を行なうと、データの喪失やファイルの破損など修復不可能な問題が生じる可能性があります。指定されたキーのみを修正するよう注意してください。レジストリの編集作業を始める前に必ず「レジストリのバックアップ方法」をお読みください。