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2016 年 3 月の最新インテリジェンス 

Apr 11, 2016 02:03 AM

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2016 年 3 月の状況を反映して、「Latest Intelligence(最新インテリジェンス)」ページが更新されました。サイバーセキュリティ上の脅威やトレンドと、マルウェア、スパムなど企業にとって有害な恐れのあるリスクに関する最新の分析をご報告しています。このページの最新情報から、2 月の主なポイントをご紹介します。

スパムの比率は、53.2% から 52.9% へと、0.3 ポイントながら 2 カ月連続で減少しました。3 月にスパムが最も多かったのは鉱業で、56.2% がスパムでしたが、これも前月比では 0.8% 少なくなっています。3 月には、ほとんどの業種でスパムの比率が減少していますが、農林水産業だけは例外で、わずかながら増加しました。

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図 1. 2016 年 3 月のスパムメールは、鉱業と建設業が最多

1 日あたりに遮断された Web 攻撃の件数も、2 月の 875,000 件から 3 月の 745,000 件へと減少しました。検出数が最も多かった Web 攻撃ツールキットは Spartan で、3 月の全攻撃のうち 26.8% を占めています。2 番目に多かったのは Angler で 18.8% ですが、前月比では 2 月の 21.4% から 2.6 ポイント少なくなりました。

3 月には、モバイルマルウェアのグループごとの亜種は平均 50 種と、2 月の 48% より増えています。これは、どのマルウェアグループでも攻撃者による利用が増えている兆候かもしれません。一方、3 月に新しく見つかった Android マルウェアグループは 1 つだけでした。

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図 2. 3 月には、Android マルウェアの亜種がグループあたり 50 種に

メールマルウェアの比率は、2 月に 125 通中 1 通だったのが 3 月には微増となり、118 通中 1 通が悪質と判定されています。メールベースのマルウェアで最も多く標的になったのは、従業員数 251 ~ 500 人の企業で、86 通中 1 通が悪質なメールでした。

フィッシングメールの比率は、1,777 通中 1 通と増加に転じました。この数値は、2 月には、3,335 通中 1 通と、過去 12 カ月間で最小を記録したばかりです。3 月にフィッシングメールが最も多かったのは金融・保険・不動産の業界で、1,210 通中 1 通がフィッシング攻撃でした。比較すると、同業界のフィッシングメール率は、2 月には 4,129 通中 1 通でした。

以上は、3 月に目立った傾向の一部にすぎません。脅威の世界を俯瞰するその他のグラフや表、分析については、2016 年 3 月度の最新インテリジェンスをぜひご確認ください。

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【参考訳】

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