Data Loss Prevention Cloud Service for Email

ECI Telecom は、クラウドサービスプロバイダーや公益事業者、戦略産業、データセンター事業者などを対象に、Elastic Network™ ソリューションを提供しているグローバルプロバイダーです。当社のソリューションポートフォリオは、キャリアクラスのパケットオプティカル伝送システム、SDN/NFV アプリケーション、エンドツーエンドのネットワーク管理、総合的なサイバーセキュリティソリューション、そして専門家向けプロフェッショナルサービスなどを網羅しています。

2011 年、Microsoft® Office 365® が最初にリリースされた直後に、我々 ECI Telecom は、中核的なサービスの一部を最終的にクラウドに移行する計画に着手しました。Exchange® Online のメールシステムも、移行先のひとつです。理由は 2 つありました。クラウド対応テクノロジーの開発者として、クラウド経済の発展に取り組んでいたこと、そして当社のように人材が世界中に分散している場合には、クラウドのほうがシンプルで、効率よくサービスを提供できるということです。世界中すべてが最終的にはクラウドに移行することになると、心の底から確信しています。あとは時間の問題だけです。

とは言っても、当社でも移行には最大の障害がひとつありました。Symantec™ Data Loss Prevention（DLP）をオンプレミスで配備して築き上げてきたデータの可視性とセキュリティを、手放したくなったのです。2010 年から 2016 年まで、Exchange がリリースされるたびに、当社は DLP 技術を使ってきました。これがあったからこそ、当社はトラフィックを徹底的に監視し、データポリシー上の問題をリアルタイムで検出して修復できたのです。データ漏えいの原因になることもありませんでした。

しかし、2011 年にはまだ、オンプレミスで稼働する Data Loss Prevention ほど可視性とセキュリティが万全な代替サービスが、クラウドベースでは存在していませんでした。クラウド版の Exchange も試用しましたが、トラフィックが見えなくなる、動きが把握できない、データが保護されないなどのギャップがありました。

それが一変したのは、シマンテックが業界をリードする*オンプレミスソフトウェアに基づくクラウドベースの新しい検出サービスとあわせて、Data Loss Prevention Cloud Service for Email のテストを始めたときのことでした。新しいサービスでは、従業員が Exchange Online や Gmail からメールで送信した重要なデータが、高精度のコンテンツ検出技術によって捕捉され、誤認識は最小限です。セキュリティポリシー違反があれば、メール通知を通じて従業員には自動的にアラートが届きます。問題のあるメッセージは遮断され、暗号化サービスにリダイレクトされて、安全に配信されます。

Data Loss Prevention Cloud Service for Email は、Symantec Email Safeguard と最初から統合されています。Symantec Email Safeguard は実効性の高いメールセキュリティサービスで、マルウェア対策、スパム対策、データ保護、ポリシーベース暗号化機能の機能があります。手軽さとシンプルさは、完全ホスト型のサービスと何ら変わりません。ECI は早期からベータテストに参加し、完全製品版のユーザーとしては第 1 号となりました。

このサービスを実装したとたん、目の前が大きく開けるような思いでした。中から外まで、何が起きているのか把握でき、データ保護と漏えい防止が可能になりました。私が実行したなかで、実装が最も単純だったサービスでもあります。なにしろ、シマンテック側と Microsoft 側で 1 つずつコネクタを定義するだけで、既存のポリシーはすべて再利用できたのですから。

今や当社では、Symantec Data Loss Prevention Cloud Service for Email によって 2,000 を超える Exchange Online ユーザーが保護されています。リスクを理解し、効果的に管理するために必要な可視性も実現します。クラウド版のメールサービスを検討中であれば、ぜひとも、これと同じような DLP サービスもあわせて検討すべきです。

ECI Telecom が Symantec Advanced Threat Protection を配備した経緯について詳しくは、こちらをご覧ください。

【参考訳】