Data Loss Prevention

シマンテックはこのたび、真の DLP と、完全なクラウドアクセスセキュリティブローカー（CASB）機能を備えた、業界初の統合型クラウドセキュリティソリューションを開発しました。その完成を、ここにお伝えできることをうれしく思います。いよいよご利用いただけます。

シマンテックによる Blue Coat の買収が完了した 8 月以来、両社の共同開発チームは一貫してこの難題に取り組んできました。結果的に、およそ 2 カ月で目標は達成されました。

セキュリティは、クラウドアプリケーションを導入している企業にとって、とりわけ大きい課題です。特に、Office 365 や Salesforce といった人気のビジネスアプリケーションでは、あらゆる種類の重要な企業データが保存・共有されており、以下の理由で影響は重大です。

• 事故は起きるもの: クライアントアプリケーションがコラボレーションに最適な理由は、その容易さにありますが、それはデータが誤って漏えいするのも容易だということです。調査によると、クラウドアプリケーションに保存されているファイルのうち 23% が広く共有されており、そのうち 12% は機密に属する、あるいはコンプライアンスに関わるデータだといいます。*
• 攻撃者はクラウドを狙う: サイバー犯罪者は、総当たり攻撃やマルウェアを利用して、クラウドアプリケーションのアカウントに侵入します。2016 年の 1 月から 6 月の間で見ると、クラウドアプリケーションの異常な活動のうち 37% はクラウドアカウントの乗っ取りを試みたケース、63% がデータを盗み出そうとするケースでした。*
• コンプライアンス順守の重要性: 規制上の要件は厳しくなる一方であり、コンプライアンスを達成できない場合のペナルティは巨額にのぼります。2016 年の 2 月だけでも、PII に違反した企業に対して FCC が課した罰金は、3,600 万ドルに達しました。

答えはここに

シマンテック製品をお使いのお客様は、フル統合型の Symantec DLP と Symantec CloudSOC CASB を利用してデータを完全に可視化し、制御できるようになりました。  

Symantec DLP Cloud

Symantec DLP を拡張して、クラウドにおけるデータの盲点を見つけ出せるのが、新しい DLP Cloud Service Connector。シマンテックのオンプレミス型ソフトウェアと同じ、業界屈指のテクノロジーを基盤としたコンテンツ検出サービスです。Cloud Service Connector には、次のような機能があります。

• CloudSOC との統合によって、Office 365、Box、Dropbox、Google Apps、Salesforce など 60 以上のアプリケーションで機密データを検出します。
• DLP 検出をオンプレミスではなくサービスとして実行し、高速パフォーマンスを達成します。
• 1 つのコンソールで DLP を管理。ポリシーとワークフローを、クラウドでもオンプレミスでも、どこでも実施できます。
• DLP の既存のポリシーとワークフローを活用し、綿密に調整されたルールセットとビジネスロジックをクラウドアプリケーションに拡張します。

Symantec CloudSOC

Symantec DLP Cloud 統合に加え、CloudSOC では CASB を完全に可視化して、クラウドアプリケーションにおけるユーザーのアクティビティを直接制御できます。CloudSOC の主な機能は、次のとおりです。

• ユーザー行動の分析を通じて、悪質な可能性のある活動をクラウドアプリケーションで特定し、遮断または修復することによって、危険なユーザーアクティビティを検出・低減します。
• クラウドアプリケーションのデータに対する粒度の高い可視性と、ユーザーアクセスおよびトランザクションの制御によって、データ漏えいのリスクを予防します。
• 直感的なユーザーインターフェースで、粒度の高いログデータを利用してクラウドイベントを監視し、クラウドでのインシデントを捜査します。
• シャドウ IT を検出し、何千というクラウドサービス候補を識別して、アプリケーションのビジネス対応度を分析します。

DLP Cloud と CloudSOC によってクラウドアプリケーションのデータを保護する方法について詳しくは、今すぐ go.symantec.com/dlp-casb をご覧ください。

*出典: Blue Coat Elastica Shadow Data Report、2016 年

【参考訳】