発見日: February 11, 1999
更新日: April 27, 2010 3:33:30 AM
種別: Trojan
感染サイズ: 不定
影響を受けるシステム: Windows

Backdoor.Trojan は、リモートの攻撃者が侵入先のコンピュータにアクセスしたり命令を送信できるようにすることを共通の主機能とする有害なソフトウェアプログラムを識別するためにシマンテックで使用される検出名です。

名前からわかるように、この脅威は、リモートの攻撃者によるコンピュータへのアクセスと制御を可能にする隠しルートを提供するために使用されます。この種のトロイの木馬は、精巧さに違いがあり、限られた機能しか実行できないものから、ほとんどどのような操作でも実行可能なものまで存在します。それによってリモートの攻撃者がコンピュータを完全に制御できるようになることもあります。

高度なバックドアプログラムがインストールされたコンピュータは、「ゾンビ」または「ボット」とも呼ばれます。そのようなボットのネットワークは、一般に「ボットネット」と呼ばれます。ボットネットについては、過去数年間にわたって、KrakenMariposaKneber などの名称で異なる例証としてニュースで取り上げられ、特定のネットワークに数十万ものノードが所属していることが公表されてきました。

リモートの攻撃者は、代表的なバックドア機能を利用して次の操作を実行することができます。

  • コンピュータおよび接続されたストレージデバイスからシステム情報と個人情報を収集する
  • タスクとプロセスを終了する
  • タスクとプロセスを実行する
  • 追加のファイルをダウンロードする
  • ファイルや他のコンテンツをアップロードする
  • 状態をレポートする
  • リモートコマンドラインシェルを開く
  • 他のコンピュータでサービス拒否攻撃を実行する
  • コンピュータの設定を変更する
  • コンピュータをシャットダウンまたは再起動する

バックドア型トロイの木馬プログラムは、マルウェア作成者の目的が名声と栄光からお金と収益にシフトしたことにより、ここ数年間ますます人気が高まっています。今日のブラックマーケット経済では、バックドアがインストールされたコンピュータは、管理者の収益を上げることを目的としたさまざまな犯罪行為を実行するために利用される可能性があります。ペイパーインストール(pay per install )、スパムメールの送信、個人情報と ID 情報の窃盗などは、すべて収益を生み出すための手段です。

シマンテック製ウイルス対策製品で、この脅威の検出警告が表示される場合、コンピュータは保護されていて、シマンテック製品によってこの脅威が駆除されることを意味します。

ウイルス対策日

  • Rapid Release 初回バージョン February 11, 1999
  • Rapid Release 最新バージョン July 20, 2018 リビジョン 020
  • Daily Certified 初回バージョン February 11, 1999
  • Daily Certified 最新バージョン July 20, 2018 リビジョン 008
  • Weekly Certified 初回リリース日 February 17, 1999

Click here for a more detailed description of Rapid Release and Daily Certified virus definitions.

記述: Hon Lau

発見日: February 11, 1999
更新日: April 27, 2010 3:33:30 AM
種別: Trojan
感染サイズ: 不定
影響を受けるシステム: Windows

Backdoor.Trojan は、リモートの攻撃者が侵入先のコンピュータにアクセスしたり命令を送信できるようにすることを共通の主機能とする有害なソフトウェアプログラムを識別するためにシマンテックで使用される検出名です。


基本情報
かつては、マルウェア作成者の主な目的は悪評や名声を得ることでした。人々の生活や資産に広範囲に及ぶ混乱と損害をもたらすことによって最大限のインパクトを与えようと試みました。2000 年代初期に大発生した主要なワームの多くは、可能な限り急速に拡散するように設計されました。ただし、拡散するための新しいコンピュータを探し出す機能以外に、特別な機能は備えていません。このワームのネットワークとコンピュータ基盤に対する攻撃により、システムが停止する被害が発生しました。

コンピューティングの世界が発展し、新しい収入生成の手段が生まれると、マルウェア作成者は直ちに、単に混乱を引き起こす代わりに、お金儲けに注力する方法を見つけました。バックドアなどの脅威は、マルウェア開発にかかる多大な労力を収益化する必要から生まれました。これらのトロイの木馬は、通常、コンピュータ上で身を隠すように存在し、目立つような行動はとりません。ユーザーに悪影響が見つかることがないように、システムリソースを使いすぎることなく、こっそりと悪質な活動を実行します。これは、脅威がコンピュータに滞留する期間が長ければ長いほど、マルウェア作成者はより多くの収益を上げられるためです。

バックドア型トロイの木馬は多種多様な操作を可能にするため、所有者の役に立つことから広く利用されています。追加の実行可能ファイルをダウンロードして実行するなどの機能は、マルウェア作成者に侵入先のコンピュータに対する無限に近い支配力と、収益を生み出す無限の可能性を与えます。

正規のソフトウェア業界では、バックドアはリモートアクセスアプリケーションとして知られています。この種のリモートアクセスアプリケーションの多くは、合法的に使用されています。IT 支援機構では、物理的に人を必要とすることなく、コンピュータへのアクセス、問題解決、および修復を行うための強力なツールになります。これは支援機構の運営方法を変え、それらのテクニックは現在一般的に使用されています。その例は、正規のソフトウェア会社が販売する商用アプリケーション、オープンソースの実装の両方で多数存在します。周知のとおり、マルウェア作成者は正規のソフトウェア業界から巧みにアイデアを借用してきました。そのため、マルウェア作成者が裏ルートを作成するアイデアを採用して、独自のバージョンを実装したのも当然といえます。


バックドア型トロイの木馬の作成者
Backdoor.Trojans は、通常、労力をお金に換えることを目的として組織されたマルウェア作成者たちによって作成されます。この種のトロイの木馬は、高度な機能を備えていて、インターネット上に見られる単純なマルウェアよりも実装により多くの作業を必要とします。


インストール後の動作
この種のトロイの木馬がコンピュータにインストールされると、通常、インストールが成功したことを管理者に知らせるために事前に設定されたインターネットアドレスにメッセージを送信します。このメッセージには、トロイの木馬が実行中のコンピュータのロケーション、種類、仕様に関する情報が含まれる可能性があります。

次にこのトロイの木馬は、ネットワークポートを開いて、リモートの管理者からの命令やアクセス要求を待ちます。その間、情報収集やキーストロークの記録など、事前に設定された他の操作の実行を開始する可能性もあります。


バックドア型トロイの木馬の機能
この種のトロイの木馬は、精巧さと機能によって違いがあります。非常にシンプルな例は、リモートの攻撃者が直接使用するために、単にリモートシェル(コマンドラインインターフェース)を開くというものです。その他、管理者が特定の命令を送信することによって簡単に起動できる特別な処理が組み込まれているものもあります。

リモートの攻撃者は、代表的な機能を利用して次の操作を実行することができます。

  • コンピュータおよび接続されたストレージデバイスからシステム情報と個人情報を収集する
  • タスクとプロセスを終了する
  • タスクとプロセスを実行する
  • 追加のファイルをダウンロードする
  • ファイルや他のコンテンツをアップロードする
  • 状態をレポートする
  • リモートコマンドラインシェルを開く
  • 他のコンピュータでサービス拒否攻撃を実行する
  • コンピュータの設定を変更する
  • コンピュータをシャットダウンまたは再起動する


存在を示唆する兆候
バックドア型トロイの木馬は、一般にステルス攻撃用に設計されていて、目立たないように動作します。通常、エンドユーザーの目に触れることはなく、システムリソースや帯域幅を大量に消費することもないため、疑いを持たれることはありません。

ファイアウォールやネットワーク監視ツールによって、不審なリモートアドレスとのネットワーク通信が見つかる可能性があります。IRC などのプロトコルを使用した不審な、または予期しないネットワーク接続は、特に、普段ユーザーがそのような通信手段を使用しない場合には、裏ルートの存在を示唆している可能性があります。


危険性
バックドア型トロイの木馬は、長期間検出されないで活動を続けている場合、ユーザーに損害や損失を与える危険性は比較的高くなります。危険性の低いものとしては、このトロイの木馬による操作(スパムメール送信、詐欺コンテンツ用サーバーのホスティングなど)が原因で帯域幅や処理速度が低下するなどの現象があげられます。危険性の高いものには、ID 情報の窃盗や、ログイン資格情報の窃盗によるオンライン口座からの不正引き出しなどがあります。バックドア型トロイの木馬がもたらす危険性には有効期限があります。それは、この脅威によって使用される制御チャネルが、限られた時間だけ有効であるためです。


危険性の最小化対策
基本対策として、ノートン アンチウイルス、ノートン インターネット セキュリティ、ノートン 360 または Symantec Endpoint Protection などのリアルタイム保護機能を備えた最新のウイルス対策ソフトウェアを常時実行するようにします。また、ファイアウォールや侵入防止システム (IPS) は、これらの種類の有害なプログラムによって開始される裏ルート操作をブロックするのに役立ちます。Symantec Endpoint Protection などのプログラム制御機能は、不明なプログラムを実行しないようにするためにも役立ちます。


追加情報
上級ユーザーは、Threat Expert にサンプルを提出して、この脅威によるシステムやファイルシステムへの変更に関する詳細なレポートを入手することができます。

推奨する感染予防策

Symantec Security Response encourages all users and administrators to adhere to the following basic security "best practices":

  • Use a firewall to block all incoming connections from the Internet to services that should not be publicly available. By default, you should deny all incoming connections and only allow services you explicitly want to offer to the outside world.
  • Enforce a password policy. Complex passwords make it difficult to crack password files on compromised computers. This helps to prevent or limit damage when a computer is compromised.
  • Ensure that programs and users of the computer use the lowest level of privileges necessary to complete a task. When prompted for a root or UAC password, ensure that the program asking for administration-level access is a legitimate application.
  • Disable AutoPlay to prevent the automatic launching of executable files on network and removable drives, and disconnect the drives when not required. If write access is not required, enable read-only mode if the option is available.
  • Turn off file sharing if not needed. If file sharing is required, use ACLs and password protection to limit access. Disable anonymous access to shared folders. Grant access only to user accounts with strong passwords to folders that must be shared.
  • Turn off and remove unnecessary services. By default, many operating systems install auxiliary services that are not critical. These services are avenues of attack. If they are removed, threats have less avenues of attack.
  • If a threat exploits one or more network services, disable, or block access to, those services until a patch is applied.
  • Always keep your patch levels up-to-date, especially on computers that host public services and are accessible through the firewall, such as HTTP, FTP, mail, and DNS services.
  • Configure your email server to block or remove email that contains file attachments that are commonly used to spread threats, such as .vbs, .bat, .exe, .pif and .scr files.
  • Isolate compromised computers quickly to prevent threats from spreading further. Perform a forensic analysis and restore the computers using trusted media.
  • Train employees not to open attachments unless they are expecting them. Also, do not execute software that is downloaded from the Internet unless it has been scanned for viruses. Simply visiting a compromised Web site can cause infection if certain browser vulnerabilities are not patched.
  • If Bluetooth is not required for mobile devices, it should be turned off. If you require its use, ensure that the device's visibility is set to "Hidden" so that it cannot be scanned by other Bluetooth devices. If device pairing must be used, ensure that all devices are set to "Unauthorized", requiring authorization for each connection request. Do not accept applications that are unsigned or sent from unknown sources.
  • For further information on the terms used in this document, please refer to the Security Response glossary.

記述: Hon Lau

発見日: February 11, 1999
更新日: April 27, 2010 3:33:30 AM
種別: Trojan
感染サイズ: 不定
影響を受けるシステム: Windows

以下の手順は、Symantec AntiVirus および Norton AntiVirus 製品シリーズを含む、現在サポート対象のシマンテック製ウイルス対策製品をご利用のすべてのお客様を対象に記述されています。

  1. システムの復元機能を無効にする (Windows Me、XP)
  2. ウイルス定義を最新版に更新する
  3. システムの完全スキャンを実行する

各手順の詳細については、次を参照してください。

1. システムの復元機能を無効にする (Windows Me/XP)
Windows Me、XP をご利用の場合は、駆除作業前にシステムの復元機能を一時的に無効にします。システムの復元機能は、破損時のコンピュータファイルを復元する Windows Me、XP の機能の 1 つで、標準設定では有効です。コンピュータが、ウイルス、ワーム、トロイの木馬に感染した場合、システムの復元機能がそのバックアップファイルを (_RESTORE) フォルダに作成する可能性があります。

Windows は、ウイルス対策プログラムを含む外部プログラムによるシステムの復元機能の改変を防止するように設定されています。この理由から、ウイルス対策プログラムおよび駆除ツールによるシステムの復元フォルダの感染ファイルの削除は不可能です。他のあらゆる場所で感染ファイルを削除した場合でも、このシステムの復元機能が感染ファイルを復元する可能性があります。

また、脅威が駆除された後でも、ウイルススキャンによってシステムの復元フォルダに脅威が検出されることがあります。

システムの復元機能を無効にする方法については、お手持ちの Windows のマニュアルまたは次の文書を参照してください。

注意: 駆除作業が終了し、脅威の駆除を確認したうえで、上記ドキュメントに記載の手順を実行してシステムの復元機能を有効に戻します。

追加の情報および Windows Me システムの復元機能の無効化以外の解決方法については、「マイクロソフトサポート技術情報 - 263455 - _RESTORE フォルダにウイルスが発見された場合の対応方法について 」を参照してください。

2. ウイルス定義を最新版に更新する
シマンテックセキュリティレスポンスから提供されるウイルス定義は、すべて品質テストを実施済みです。最新版のウイルス定義ファイルは、次の 2 つの方法で入手できます。
  • LiveUpdate を実行すると、簡単にウイルス定義ファイルを入手できます。
    Norton AntiVirus 2006、Symantec AntiVirus Corporate Edition 10.0 以上の製品をご利用の場合は、LiveUpdate の定義は毎日更新されます。これらの製品は、より新しいテクノロジーを搭載しています。

    Norton AntiVirus 2005、Symantec AntiVirus Corporate Edition 9.0 またはそれ以前の製品をご利用の場合は、LiveUpdate の定義は毎週更新されます。重大なアウトブレークの発生時には、例外として定義がより頻繁に更新されます。
  • Intelligent Updater を使ってウイルス定義ファイルをダウンロードします。Intelligent Updater は、シマンテックの Web サイトや FTP サイトで提供されています。ダウンロードしたプログラムを実行することにより、ご使用のコンピュータのウイルス定義ファイルを最新版に更新することができます。Intelligent Updater 形式のウイルス定義ファイルは、米国時間の平日(日本時間の火曜日~土曜日)に毎日更新され、LiveUpdate よりも早いタイミングで更新されます。

注意: Intelligent Updater は、ウイルス定義ファイルとスキャンエンジンの完全版をインストールするプログラムです。ファイルサイズは、前回からの差分のみをダウンロードする LiveUpdate と比較して大型です。このため、LiveUpdate で定期的にウイルス定義ファイルを更新し、疑わしいファイルからウイルスを検知しないなどの場合には、Intelligent Updater を利用することを推奨します。Intelligent Updater のウイルス定義ファイルは、こちら からダウンロード可能です。手順の詳細は、「IntelligentUpdater を使ってウイルス定義ファイルを更新する方法 」を参照してください。

3. システムの完全スキャンを実行する
  1. シマンテック製ウイルス対策プログラムを起動して、すべてのファイルをスキャン対象に設定しているかどうかを確認します。
    個人のお客様向けの Norton AntiVirus 製品をご利用の場合(パッケージ製品): 次の文書を参照してください。「すべてのファイルをウイルススキャンするように設定する方法

    企業、法人のお客様向けの Symantec AntiVirus 製品をご利用の場合(ライセンス製品): 次の文書を参照してください。「NAVCE、SAVCE ですべてのファイルがウイルススキャンされるように設定する方法
  2. システムの完全スキャンを実行します。
  3. 何らかのファイルが検出された場合は、ご利用のウイルス対策プログラムが表示する手順に従ってください。
重要: ご利用のシマンテック製ウイルス対策製品が起動しない、または検出ファイルの削除が不可能であると報告するメッセージが表示される場合には、実行中のリスクを停止してから削除する必要がある場合があります。この場合は、コンピュータをセーフモードで再起動してスキャンを実行します。コンピュータをセーフモードで再起動する方法については、「コンピュータをセーフモードで起動する方法 」を参照してください。コンピュータをセーフモードで再起動した後、スキャンを再度実行します。
ファイルが削除された後、標準モードでコンピュータを再起動します。

記述: Hon Lau