発見日: March 19, 2005
更新日: October 23, 2014 1:54:43 AM
種別: Trojan
影響を受けるシステム: Windows

Trojan.Mdropper は、Microsoft Word または Excel の脆弱性を悪用して、侵入先のコンピュータに他のマルウェアを投下する有害なソフトウェアプログラムを識別するためにシマンテックで使用される検出名です。

Trojan.Mdropper は、内包したペイロードを標的とするホストコンピュータに届けることを目的としたトロイの木馬の一種です。ドロッパーは、それ自体が目的ではなく、目的を達成するための手段です。つまり、通常ドロッパーは、マルウェア攻撃の開始や初期段階で使用されます。

この脅威が実行されると、自分自身をメモリをロードし、マルウェアのペイロードを抽出してファイルシステムに書き込みます。インストール処理を実行したり、新しく投下されたマルウェアを実行する可能性があります。通常、本来の機能を果たしたこの時点で、ドロッパーは実行を中止します。

この種類の脅威は、自分が作成したマルウェアを偽装するためにマルウェア作成者によって使用されます。作成者は、それらを正規のMicrosoft Word ファイルや Excel ファイルのように見せかけてユーザーを混乱させます。また、コンピュータ上で不審な行為など行われていないとユーザーに思いこませるような操作を実行しながら、実際には他の悪質なソフトウェアを投下して実行している可能性もあります。

シマンテック製ウイルス対策製品でこの脅威の検出警告が表示される場合、コンピュータは保護されていて、シマンテック製品によってこの脅威が駆除されることを意味します。

ウイルス対策日

  • Rapid Release 初回バージョン March 19, 2005
  • Rapid Release 最新バージョン May 14, 2018 リビジョン 017
  • Daily Certified 初回バージョン March 19, 2005 リビジョン 007
  • Daily Certified 最新バージョン May 14, 2018 リビジョン 007
  • Weekly Certified 初回リリース日 March 23, 2005

Click here for a more detailed description of Rapid Release and Daily Certified virus definitions.

記述: Jarrad Shearer and Hon Lau

発見日: March 19, 2005
更新日: October 23, 2014 1:54:43 AM
種別: Trojan
影響を受けるシステム: Windows

Trojan.Mdropper は、Microsoft Word または Excel の脆弱性を悪用して、侵入先のコンピュータに他のマルウェアを投下する有害なソフトウェアプログラムを識別するためにシマンテックで使用される検出名です。


基本情報
Trojan.Mdropper は、内包したペイロードを標的とするホストコンピュータに届けることを目的としたトロイの木馬です。ドロッパーは、それ自体が目的ではなく、目的を達成するための手段です。つまり、通常ドロッパーは、マルウェア攻撃の開始や初期段階で使用されます。

有害なソフトウェアの歴史において、マルウェアの作成者は常に、セキュリティソフトウェアを回避して、気付かれることなくコンピュータにマルウェアをインストールする手段を探してきました。ドロッパーは、しばしば用いられる手段の 1 つです。ドロッパーは、主に、マルウェアのペイロードを 1 つのコンピュータから別のコンピュータに移動するためのコンテナファイルまたはエンベロープの役割を果たします。ドロッパーが実行されると、自分自身をメモリをロードし、マルウェアのペイロードを抽出してファイルシステムに書き込みます。インストール処理を実行したり、新しく投下されたマルウェアを実行する可能性があります。通常、本来の機能を果たしたこの時点で、ドロッパーは実行を中止します。

マルウェアの作成者は、ユーザーを混乱させる手段としてドロッパーを使用し、実行中の有害な操作の発覚を困難にします。Trojan.Mdropper の場合、この脅威は Microsoft Word または Excel の脆弱性を悪用してペイロードを投下します。ユーザーが Word ファイルまたは Excel ファイルらしきファイルを開くと、その間にこの脅威は背後で気付かれないようにペイロードを投下します。エラーメッセージが表示されることもありますが、ファイルが正しく開かれた場合は、ユーザーにまったく気付かれることなく、他のファイルを投下して実行し、その他の悪質なアクティビティを実行します。





作成者
Trojan.Mdropper は、マルウェア作成者によって作成され、自分の作品を配布するために利用されます。それらは、ソフトウェアを偽装して、マルウェア配布の足跡を隠すための、簡単で、低コスト、低リクスの手段を提供します。ドロッパーは、Word や Excel のアイコンや拡張子を与えることによって容易に他の Word ファイルや Excel ファイルに見せかけることができ、それによってユーザーに気付かれないようにすることができます。


投下物
投下される内容はさまざまです。投下される有害なファイルには、.exe、.com、.scr、.dll などの実行可能ファイルが含まれる可能性があります。 それらのファイルが実行されると、さまざまな悪質な操作を実行する可能性があります。


痕跡
有害なソフトウェアを内包するドロッパーは、一般に、トロイの木馬の由来どおりに他のソフトウェアを装って本来の目的を隠そうと試みる個別のプログラムです。偽のエラーメッセージを表示している間に自分のペイロードを投下して実行するドロッパーもあれば、まったく何も表示しないものも存在します。

後者の場合は、発見される痕跡は、ドロッパー自体ではなく、投下されたペイロードによって引き起こされたものである可能性があります。ルートキットの投下と実行が行われない場合は、ドロッパーの実行前と後でファイルシステムの比較プログラムを実行すると、ドロッパーによって作成されたファイルが見つかる可能性があります。その他の痕跡には、ドロッパーがペイロードを投下してインストールする際に行った可能性があるレジストリの変更や、その他のシステム設定の変更などがあります。


危険性
ドロッパーによってもたらされる危険に上限はありません。事実上、ドロッパーはあらゆるものを内包することができるため、想定される被害範囲はドロッパーが投下に成功したものに限定されるだけです。ただし、オリジナルのドロッパーファイル自体がセキュリティソフトウェアによって検出されなくても、投下されたペイロードがディスクへの書き込みを試行したときに検出される可能性があります。


危険性の最小化対策
基本対策として、ノートン アンチウイルス、ノートン インターネット セキュリティ、ノートン 360 または Symantec Endpoint Protection などのリアルタイム保護機能を備えた最新のウイルス対策ソフトウェアを常時実行するようにします。また、ファイアウォールや侵入防止システム (IPS) は、これらの種類の有害なプログラムによって開始されるダウンロードをブロックするのに役立ちます。Symantec Endpoint Protection などに搭載されているプログラム制御機能を利用すると、このようなプログラムの実行を阻止することができます。

この脅威は、Microsoft Word と Excel で見つかった複数の脆弱性のいずれかを悪用します。影響を受けるソフトウェアに更新プログラムを適用することにより、侵害のリスクを軽減できます。この脅威によって悪用される脆弱性の例 (英語) を次に示します。



追加情報
上級ユーザーは、Threat Expert にサンプルを提出して、この脅威によるシステムやファイルシステムへの変更に関する詳細なレポートを入手することができます。

推奨する感染予防策

Symantec Security Response encourages all users and administrators to adhere to the following basic security "best practices":

  • Use a firewall to block all incoming connections from the Internet to services that should not be publicly available. By default, you should deny all incoming connections and only allow services you explicitly want to offer to the outside world.
  • Enforce a password policy. Complex passwords make it difficult to crack password files on compromised computers. This helps to prevent or limit damage when a computer is compromised.
  • Ensure that programs and users of the computer use the lowest level of privileges necessary to complete a task. When prompted for a root or UAC password, ensure that the program asking for administration-level access is a legitimate application.
  • Disable AutoPlay to prevent the automatic launching of executable files on network and removable drives, and disconnect the drives when not required. If write access is not required, enable read-only mode if the option is available.
  • Turn off file sharing if not needed. If file sharing is required, use ACLs and password protection to limit access. Disable anonymous access to shared folders. Grant access only to user accounts with strong passwords to folders that must be shared.
  • Turn off and remove unnecessary services. By default, many operating systems install auxiliary services that are not critical. These services are avenues of attack. If they are removed, threats have less avenues of attack.
  • If a threat exploits one or more network services, disable, or block access to, those services until a patch is applied.
  • Always keep your patch levels up-to-date, especially on computers that host public services and are accessible through the firewall, such as HTTP, FTP, mail, and DNS services.
  • Configure your email server to block or remove email that contains file attachments that are commonly used to spread threats, such as .vbs, .bat, .exe, .pif and .scr files.
  • Isolate compromised computers quickly to prevent threats from spreading further. Perform a forensic analysis and restore the computers using trusted media.
  • Train employees not to open attachments unless they are expecting them. Also, do not execute software that is downloaded from the Internet unless it has been scanned for viruses. Simply visiting a compromised Web site can cause infection if certain browser vulnerabilities are not patched.
  • If Bluetooth is not required for mobile devices, it should be turned off. If you require its use, ensure that the device's visibility is set to "Hidden" so that it cannot be scanned by other Bluetooth devices. If device pairing must be used, ensure that all devices are set to "Unauthorized", requiring authorization for each connection request. Do not accept applications that are unsigned or sent from unknown sources.
  • For further information on the terms used in this document, please refer to the Security Response glossary.

記述: Jarrad Shearer and Hon Lau

発見日: March 19, 2005
更新日: October 23, 2014 1:54:43 AM
種別: Trojan
影響を受けるシステム: Windows

お使いのシマンテック製品がこのリスクについて警告した場合、またはこのリスクへの感染について懸念がある場合は、このページをご確認ください。

次に進む前に、Symantec Full System Scan User Guide (英語) を参照して、システムの完全スキャンを実行することをお勧めします。それでも問題が解決されない場合は、次のいずれかのオプションをお試しください。



Norton (個人向け) 製品のお客様
お客様が Norton 製品のユーザーである場合、このリスクの駆除に関する以下の情報を参照することをお勧めします。

駆除ツール


感染した Windows システムファイルがある場合は、Windows のインストール CD を使ったファイルの置き換え が必要な場合があります。


感染のリスクを軽減する方法
感染のリスクの軽減に役立つ詳細情報とベストプラクティスを、次のサイトで確認できます。


ビジネス (企業、法人向け) 製品のお客様
お客様がシマンテックのビジネス製品のユーザーである場合、このリスクの駆除に関する以下の情報を参照することをお勧めします。

疑わしいファイルの特定と提出
提出された疑わしいファイルにより、シマンテックでは、保護機能が絶えず変化し続ける脅威の動向に対応していることを確認できます。提出されたファイルはシマンテックセキュリティレスポンスによって解析され、必要な場合は、更新された定義が LiveUpdate™ を介して直ちに配布されます。これにより、周辺のその他のコンピュータを攻撃から確実に保護することができます。シマンテックに提出する疑わしいファイルを特定する方法は、次のサイトで確認できます。


駆除ツール

感染した Windows システムファイルがある場合は、「How to use the Symantec Endpoint Recovery Tool to replace an infected file 」(英語) に記載の手順によるファイルの置き換えが必要な場合があります。


感染のリスクを軽減する方法
感染のリスクの軽減に役立つ詳細情報とベストプラクティスを、次のサイトで確認できます。
セキュリティのベストプラクティス - インターネットのあらゆる脅威を阻止する



手動による駆除
以下の手順は、現在サポート対象のシマンテック製ウイルス対策製品のすべてを対象に記述されています。

1. システムの完全スキャンの実行
Symantec Full System Scan User Guide (英語)


2. レジストリの設定の復元
レジストリを改ざんするリスクは多く、侵入先のコンピュータの機能または処理速度に影響を与える可能性があります。改ざんの多くは、さまざまな Windows コンポーネントによって復元することができますが、レジストリの編集が必要な可能性があります。作成または改ざんされたレジストリキーに関する情報については、この文書の「テクニカルノート」を参照してください。このリスクによって作成されたレジストリサブキーとレジストリエントリを削除して、すべての改ざんされたレジストリエントリを以前の値に戻します。

記述: Jarrad Shearer and Hon Lau